ボールが捕まらない人は意識したいフェースプログレッション

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「フェースプログレッション」は、クラブ選びの際にチェックするスペックのひとつなので、ゴルフ経験のあるほとんどの方はご存知だと思います。ですが、まだゴルフを初めて間もない方の中には、ご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

フェースプログレッションとは、シャフトの中心線とリーディングエッジが、どれだけ離れているかを表した数値です。簡単に言えば、シャフトに対して、ヘッドがどのようにくっつけられているか、ということです。

フェースプログレッションは、主にボールの捕まり具合に影響します。ですので、普段からスライスなどでお悩みの方などは、フェースプログレッションが小さいクラブを選択すれば、スライス矯正にも効果的です。

「フェースプログレッションなんて意識してなかった」という方も、ぜひこの記事を読んで、今後のクラブ選びに活かしていって下さい。

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目次

1. フェースプログレッションとは?

2. フェースプログレッションがショットに与える影響
2.1. FP値が大きいと、コントロール性が高い
2.2. FP値が小さいと、ボールがつかまりやすい
2.3. FP値の選び方

3. まとめ

1. フェースプログレッションとは?

「フェースプログレッション」とは、FP(値)とも呼ばれ、シャフトの中心線とリーディングエッジとが、どれだけ離れているかを表した数値です。リーディングエッジとは、フェースとソールの境界線で、フェースの最下部にあたる場所のことです。

FP値は、◯mmと表され、クラブによってはマイナスになる場合もあります。シャフトの中心線とリーディングエッジが一直線になっていればFP値は0、リーディングエッジがシャフトの中心線よりもボールの進行方向に出っ張っていれば、FP値はプラスになります。

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アイアンの場合、「FP値が大きい」と「FP値が小さい」の境目は、3~3.5mmと考えましょう。ウッドでもFP値は存在しますが、それほどショットには影響しません。ですので、クラブ選びの際にFP値を意識するのは、アイアンやウェッジだけでOKです。

FP値は、基本的に各メーカーが公表していますので、カタログなどで知ることが出来ます。ただし、最近ではFP値を公表しないメーカーも増えてきているようなので、その場合には、ゴルフショップで測定してもらいましょう。

2. フェースプログレッションがショットに与える影響

FP値の大小で、ショットに影響が出ます。ボールの捕まり具合や、コントロール性に影響しますので、ご自身のレベルやミスの傾向に合わせて、選択していきましょう。

2.1. FP値が大きいと、コントロール性が高い

FP値が大きいクラブは、一般的に「ストレートネック」と呼ばれます。ストレートネックのクラブには、以下の4つの特徴があります。

  • コントロール性が高い
  • ボールが上がりやすい
  • ボールのつかまりが悪い
  • スイートスポットが狭い

ストレートネック最大の特徴は、コントロール性が高いという点です。ストレートネックは、ヘッドを開いたり閉じたりしやすいため、ドロー・フェードなどを打ち分けるのに長けています。

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そして、ストレートネックの代表的なデメリットは、ボールのつかまりが悪いという点です。つかまりが悪いのは、スライスの原因になります。また、スイートスポットが小さいというのは、特に初心者の方にデメリットになります。スイートスポットとは、ボールを打つのに最適な箇所のことです。

2.2. FP値が小さいと、ボールがつかまりやすい

FP値が小さいクラブは、「グースネック」や「オフセット」と呼ばれています。グースネックのクラブは、FP値が大きいクラブとは対照的な、以下の3つの特徴があります。

  • ボールのつかまりがいい
  • スイートスポットが広い
  • コントロール性が低い

グースネックは、ボールのつかまりがいいという点が、最大の特徴です。スライスが特に出がちな初心者の方などには最適なクラブになります。

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また、FP値が小さいほど、インパクトが遅れますので、スイング中にフェースが変な方向を向いてしまったとしても、スクエアに戻りやすくなっています。普段、振り遅れの癖がある方などは、特にFP値が小さいクラブを選択したほうがよいでしょう。

グースネックのデメリットは、コントロール性が低いという点です。先ほどご説明したとおり、フェースがスクエアに戻りやすいという特徴がありますので、フェースを閉じたり開いたりするのが難しいです。そのため、ドロー・フェードを打ち分けにくく、コントロール性には欠けてしまいます。

2.3. FP値の選び方

FP値は、その人のレベルや悩みに応じて、以下のように選択していきましょう。

←←下記の表は左右にスクロールします→→

ボールをコントロールしたい人 →FP大
スイートスポットが狭くても、しっかり打てる上級者 →FP大
フッカー →FP大
ショットが安定していない初級者 →FP小
コントロール性よりも安定性を求める人 →FP小
ミスを最小限に抑えたい人 →FP小
スライサー →FP小

以上のように選択するようにしてください。もっと言ってしまえば、初級者ならFP値の小さいグースネックを、上級者の方はFP値の大きいストレートネックを選べばOKです。

また、基本的にアイアンとウェッジのFP値は、大体同じくらいになるようにしましょう。一方はFP値が大きくてストレートネックなのにも関わらず、もう一方はFP値が小さくてグースネックだと、打感に大きく差ができてしまい、安定したショットをすることが出来ません。

3. まとめ

フェースプログレッションの大小によって、ショットにどんな影響が出るのか、お分かりいただけたでしょうか?

フェースプログレッションがショットに与える影響と、その仕組みを理解するのは難しいことですが、まずは、

  • 初級者→FP値が小さいグースネック
  • 上級者→FP値が大きいストレートネック

以上のように選択すれば問題ありません。そして、ゴルフに関する知識が増えてきたら、ご自身のこだわりに合わせて選択していきましょう。

フェースプログレッションにも注意してクラブを選べば、あなたのスイングスタイルや癖に合ったクラブを手に入れることが出来ます。あなたにぴったりのクラブを選んで、スコアアップを目指しましょう。


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