ゴルフでシングルプレーヤーになるために必要な3つの要素

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皆さんはシングルという言葉をご存知ですか?

シングルプレーヤーと呼ばれたり、片手シングルと呼ばれたりする、あのシングルです。

このシングルというものは、ハンディキャップの数値を表し、1~5のハンディを持つゴルファーを片手シングル、6~9のハンディを持つゴルファーをシングルプレーヤーと言います。

シングルプレーヤーは、初心者が最初に目指すべきアベレージプレーヤーの上に位置するタイトルになり、よりプロに近いスコアです。

ここでは、そんなシングルについての紹介や、シングルプレーヤーになるためにはどのようにプレイしていけば良いかなど、詳しくご紹介していきたいと思います!

小原大二郎
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目次

1. これがシングルプレーヤー
1.1. シングルって?
1.2. シングルプレーヤーの腕前
1.3. シングルプレーヤーとその他のプレーヤーの違い

2. シングルプレーヤーになるためには?
2.1. 大事な心構え
2.2. リカバリー能力が優れている!
2.3. コースマネジメントが重要
2.4. どんな練習をすれば良いの?

3. 正式なハンディを取得しよう

4. まとめ

1.これがシングルプレーヤー

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みなさんは「シングルプレーヤー」って言葉を聞いたことがありますか?

もしかすると、初心者ゴルファーでご存知の方は少ないかもしれません。

小原大二郎
というのも、シングルプレーヤーというのはゴルファーの中でも約20人に1人という、特別なゴルファーを指しているから言葉だからです。

ここからは、そんなシングルプレーヤーについての情報や、シングルプレーヤーになる為のポイントを詳しくご紹介していきたいと思います!

1.1. シングルって?

そもそもシングルプレーヤーとは、自分の平均スコアに対してハンディキャップが0-9の一桁台となるゴルファーのことを呼びます。

初心者から中級アマチュアゴルファーの平均スコアは約130~140程と言われていますので、ハンディキャップの数は約60~70程度です。

小原大二郎
このように数値化すると、一桁台のシングルプレーヤーがいかに凄いか?と言うことがお分かりになると思います。

現在、日本のゴルフ人口は約720万人と言われておりますが、その中でもシングルプレーヤーの数は全アマチュアゴルファーの約5~7%と言われています。

これは、全ゴルファーの内、約37万人。おおよそ20人に一人の割合です。

また、シングルプレーヤーの上には「片手シングル」と呼ばれるゴルファーや「スクラッチプレーヤー」と呼ばれるゴルファーも存在します。

「片手シングル」とは、片方の手で数えられるハンディキャップ数・・・すなわち1~5のゴルファーの事です。

「片手シングル」になるだけでもとても凄いことですが、それに対して「スクラッチプレーヤー」のハンディキャップ数は驚愕の「0」になります!

上級者ゴルファーに満たない方にとっては、とても遠く、雲の上の存在に感じてしまいそうですね。

しかし、ゴルフ経験を積むほどに、シングルプレーヤーの数は多くなる傾向にあります。

小原大二郎
ゴルフ歴が20年以上ともなると、約60%もの方がシングルプレーヤーか、またそこに近い平均スコアを持っているようです。

日頃のプレイスタイルやシングルプレーヤーになる為の心構えをしっかり持つことで、皆さんもこれからシングルプレーヤーを目指すことは十分に可能ではないでしょうか。

ちなみに、ゴルフ経験1年未満という初心者ゴルファーでも、約0.6%のシングルプレーヤーが存在していると言われています。

そう簡単にはいかないとは思いますが、ゴルフセンスをお持ちの方は、早くに200人に1人のゴルファーの仲間入りが叶うかもしれませんね。

1.2. シングルプレーヤーの腕前

次にシングルプレーヤーと呼ばれるゴルファーの腕前についてご説明をしていきましょう。

シングルプレーヤーは平均スコア81以内、各ホールをパー又は全ホールで平均4回以内のミスショットで回らなくてはいけません。

シングルプレーヤーはハンディキャップ数を9までに抑えなくてはいけない為、コース全体でのスコアを81以内 – コースパー72 = ハンディキャップ数9以内にする必要があるからですね。

例えば1ラウンド18ホール中の4ホールとなるロングホール(通称パー5ホール)で着実にパーオン又はボギーオンで進めていくためには、最低でもティーショットで飛距離が250ヤード以上必要となってきます。

その後、セカンドショットでグリーンオン又はフェアウェイキープというイメージです。

小原大二郎
フェアフェイ後のアプローチやグリーンオン後のパー又はボギーを取る為にも、その後のパット数を2~3パット内で進める必要があります。

シングルプレーヤーと呼ばれるゴルファーには、そのために必要な腕前と適材適所でのクラブ選択の知識、一打一打への心構えやホールに対する臨機応変なリカバリー能力など、それら全てが欠けることなく備わっていると言えます。

1.3. シングルプレーヤーとその他のプレイヤーの違い

前述したように、一度簡単にご説明をさせていただきましたが、シングルプレーヤーの中には、シングルプレーヤーよりも上位にある「片手シングル」や「スクラッチプレーヤー」と呼ばれる、ゴルファーであれば憧れてしまうようなプレーヤーもいます。

小原大二郎
そして、あと一歩シングルプレーヤーに及ばず、初級ゴルファーの目標地点とも言われている「アベレージプレーヤー」というものがあります。

さらに、一般の方でもご存知の「プロゴルファー」ですね。

これらの違いについて、具体的にご説明していきたいと思います。まずは、下記表をご覧ください。

←←下記の表は左右にスクロールします→→

カテゴリー名 ハンディキャップ  人数 アマチュア割合 平均年齢
プロゴルファー 5.069 42.0歳

アマチュア

スクラッチプレーヤー

~0

460 0.4% 40.9歳

片手シングル

1~5

5.978 4.6% 49.3歳

シングルプレーヤー

6~9

12.286 9.5% 54.7歳

アベレージプレイヤー

10~18

36.515 28.1% 58.3歳

その他

19~

74.687 57.4%

59.5歳

先述の1.1や1.2の項目でも触れていますが、表にするとハンディキャップや人数などはこうなります。表の数値は2012年のものになりますので、現在は上下していると思われます。

それでは、順番にご説明していきます。

アベレージプレーヤー

まずは、初心者ゴルファーの方が最初に目標とする「アベレージプレーヤー」について、シングルプレーヤーとの違いも踏まえてご説明をしていきます。

アベレージプレーヤーとは、端的に言ってしまうと良くも悪くも「平均的なゴルファー」のことを指します。平均的とだけ言ってしまうとイメージが難しいかもしれませんね。

小原大二郎
スコアを用いてアベレージプレーヤーをご説明すると「平均スコアが約90~110辺り」のゴルファーの総称となります。

ちなみに、ゴルフ経験年数が1年未満の初心者の方の平均スコアが約140と言われています。

「初心者ゴルファー」から「アベレージプレーヤー」までのハンディキャップ差は約30~40程と言うことになりますので、初心者ゴルファーの方はゴルフのルールをしっかり覚え、一つ一つのショットに集中し、小さなミスを無くしていくことで、アベレージプレーヤーへ着実に近づいていくことができるでしょう。

初心者からアベレージプレーヤーへの道においては、もちろん技術的な改善が必要な部分も出てくるはずですが、初心者ゴルファーが起こしやすい凡ミスを無くしていくだけで、比較的アベレージプレーヤーになることは容易いと言われています。

このアベレージプレーヤーまでの道のりのは反対に、「アベレージプレーヤー」から「シングルプレーヤー」への道のりはとても厳しいと言われています。

小原大二郎
その理由は、アベレージプレイヤーの平均スコアが90~110と言われていますが、そのスコアの内には「スコア100の壁」と言われる難関が待ち受けています。

おそらく、スコア100の壁という言葉を聞いたことがあるゴルファーは多いのではないでしょうか。

「スコア100の壁」を感じてしまう要因としては、やはり技術の問題が大きいようです。

1つ例を上げると、スイングの精度がスコア100のゴルファーと90のゴルファーでは決定的に異なると言われてます。

このような技術的なものを埋めていかなければ、シングルプレーヤーへの道は遠いかもしれません。

片手シングル

次に、片手シングルついてご説明していきましょう。

「片手シングル」という名称は、ゴルフ協会などで正式に採用された名称では無いのですが、シングルのハンディキャップによって、ハンディキャップ数9〜6を「シングル」、5〜1を「片手シングル」と一般的に呼び分けられています。

数を数えると分かる通り、片手で数えられるハンディと言うことが名称の由来ですね!

「片手シングル」と呼ばれるまでの腕前となると、技術的にはアマチュアと言われるよりもセミプロに近いゴルファーとなってきます。

それに伴って、スコアもプロに遜色ないようなレベルになることもあるでしょう。

詳細な練習メニューを設けた上で、日々ゴルフの練習を行うことや職場環境までゴルフのために意識するなど、片手シングルと呼ばれるゴルファーは、よりプロに近い環境でゴルフをされている方が多いようです。

小原大二郎
しかし、ゴルフを日常生活で意識してい過ごすことが多いと言われる「片手シングル」より、さらに凄いゴルファーがいるのです!それが、次の「スクラッチプレーヤー」になります!

スクラッチプレーヤー

「スクラッチプレーヤー」は、アマチュアの最高峰とも呼ばれるゴルファーを指しています。先述の表をご覧いただけると分かるように、スクラッチプレーヤーのハンディキャップは驚愕の「0」です!

ここまで来ることができれば、ほとんどプロと同じ技術を持っていると言えるでしょう。

また、スクラッチプレーヤーのみが参加可能となるスクラッチ競技なども開催されておりますので、伝説のような話ではなく、実際に一定数のゴルファーがこの高みに到達しています。

小原大二郎
日本全国でも約500人に満たない数しかいないとも言われていますが、ここまでの腕前となると、アマチュアでなくプロを目指す方が多いのかもしれません。

もし、ラウンドを一緒に回ることができれば、とてもラッキーで、レアな経験になるのではないでしょうか。

プロゴルファー

最後は皆さんご存知のプロゴルファーです!

そもそも、プロゴルファーとは何故プロと呼ばれるのかご存知でしょうか?

プロもスクラッチプレーヤーもハンディキャップが0なのに、なぜ2種類あるのか、疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。

実は、プロゴルファーには2種類のプロフェッショナル制度があります。

1つは「ツアープロ」と呼ばれるゴルファーです。そして、2つ目は「ティーチングプロ」と呼ばれるゴルファーです。

その名の通り、ツアープロと呼ばれるプロゴルファーはツアー競技に参加して、その順位によって賞金を獲得したり、スポンサーとなるメーカーの宣伝やタイアップをする広告塔となって金銭を手にしているプレイヤーです。

それに対してティーチングプロと呼ばれるプロゴルファーは、上記のツアープロにゴルフを指導することが出来るプロゴルファーを指しています。

ツアープロの専任コーチを担当したり、書籍などの販売やホームグラウンドなどでアマチュアゴルファー向けに指導を行ったりすることもありますね。

テレビ中継やバラエティ番組などにも登場することから、一般的にイメージしやすいプロゴルファーは、ツアープロでしょう。

また、プロゴルファーというのは、自分から「今日から私はプロだ!」と宣言をしてもプロゴルファーにはなる事はできません。

プロゴルファーになるには、プロ認定を各協会から受ける必要があり、これにはトーナメントでの好成績やプロテストでの合格が必要です。

ちなみに、プロゴルファーだけではなく、「シングル」や「スクラッチ」というタイトルを正式に受ける場合にも、各ゴルフ協会でハンディキャップを正式に取得する必要があります。

プロにハンデはありませんが、とても細かな規則や制限に縛られた上でのゲームとなります。

例としては、利用できるクラブの制限やアマチュアではまだ適用されていないルールを前倒しで適用されるなど、アマチュアと比較すると大変難しいものです。

小原大二郎
このように、アベレージプレーヤー、シングルプレーヤー、スクラッチプレーヤーと段階を踏んでいけばいつかはプロやセミプロを目指すこともできるでしょう!

ゴルフを楽しみつつ、高みを目指してみてはいかがでしょうか?

2. シングルプレーヤーになるためには?

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ここまでシングルプレーヤーとは何なのか?実際の腕前はどうなのか?シングルプレーヤー以外にはどのような種類があるのか?ということについてご紹介してきました。

ここからは、実際にシングルプレーヤーになる為のノウハウや心構えや各ポイントについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

小原大二郎
まずは肩の力を抜いて、シングルプレーヤーがどの様な部分に留意してプレーしているのか、また日頃の練習方法や心構えを行っているのかについて見ていきましょう。

2.1. 大事な心構え

まず、シングルプレーヤーと呼ばれるゴルファーになるために、最も必要な心構えについてご紹介していきたいと思います。

心構えには常日頃の心構えと、プレー中の心構えの2つがあるのですが、どちらも正しい心構えを持つ事でシングルプレーヤーに近づいていく事ができるはずです!

日々の心構えが重要!

シングルプレーヤーの方と一般のゴルファーとの心構えについては、1つだけ明確な違いがあると言えます。それは「毎日ゴルフのことを考えて行動しているかどうか」という事です。

それなら私も毎日考えているよ!と思う方もいるはずですが、シングルプレーヤーの方はゴルフのことを考え、イメージ・着想した内容を実際の行動に移して確認をしています。

皆さんにも経験があると思いますが、考えていることを「実際に行動する」ということは意外と難しいものですよね。

しかし、シングルプレーヤーの方は、本当に毎日、自分の限られた時間をゴルフ上達への情熱に注いでいます。

雨の日も雪の日も家族からの冷たい視線を受けながらも、自宅や近所の空き地、時には公園の砂場さえも利用して、自分の技術を日々向上させる心構えを大切にしているのです。

皆さんも家庭や仕事、人付き合いや他の趣味などでゴルフのことを意識できない日があると思います。

しかし、シングルプレーヤーになるためには日々の研究と練習、そして、それをなるべく毎日継続するという心構えが大切だと言えます。

とはいえ、少し根性論の入ってしまう上記の姿勢に抵抗感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。根を詰めてゴルフを嫌いになってしまったら元も子もないですよね。

なので、初めは「毎日“少しだけでも良いので”ゴルフの事を考える」というように、入りやすい部分から始めてみてください。

毎日ゴルフの事を考えて、楽しくプレイをする。この気持ちを持つだけでも、自分のスコアは伸びていくということを実感できるはずです。

プレー中の心構え

それでは、実際にシングルプレーヤーの方がどの様な心構えを持ってプレーに臨んでいるのかをご説明していきます。

小原大二郎
大切な心構えは“力み過ぎずに心に余裕を持ってプレーに臨むこと”です。

ゴルフは一打一打がとても重要になってきます。ですので、一打に集中してプレーを進めていくこと大切です。

しかし、その一打に気持ちを乗せ過ぎてしまうことは緊張に繋がり、無駄に大きな動作で大振りになってしまったり、ミスショットでOBになってしまったりと、大きなミスに繋がりかねません。

気持ちを乗せ過ぎるとかえって自分の持っているスキルを十分に発揮出来ない事など、皆さんも経験があるかと思います。

心と身体の関係はとても密接なものです。実際のプレー時では、特に、上記のような気持ちや練習の成果を全て出し切りたい!と思ってしまうものですよね。

しかしゴルフのゲームは最初の一打で完結するものではなく、一つ一つのプレーが繋がって結果(スコア)となります。

ゲーム全体を見て心に余裕を持ったプレイが出来るようになれば、日頃の特訓の成果は必ず出てきます。

「絶対にホームラン!」という気持ちでは無く、まずは一打、野球で言えば「必ずヒットを出して出塁する!」という心構えで、心の余裕を持つということが大切になるでしょう。

シングルプレーヤーの皆さんは、このような心構えを持っている方が多いようです。

2.2. リカバリー能力が優れている!

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では次に、シングルプレーヤーのリカバリー能力についてご説明させていただきたいと思います。

シングルプレーヤーと呼ばれる方もプロではない限り、実際のプレイ毎に結果の良し悪しが出てきます。また天候やその日の体調によってベストプレーができない日もあるかもしれません。

しかし、シングルプレーヤーと呼ばれる方はそのような不測の事態が起きた時でも、リカバリーをする能力がとても優れているんです。

シングルプレーヤーが「シングルタイトル」のスコアを維持するためには、一つのゲーム中にミスショットをどの程度許容することができるでしょうか?

シングルプレーヤーはハンディキャップを9以内に収める必要があるため、平均スコアを81以内で抑えなくてはいけません。つまり、全18ホールを約50%の確率でパーを取ってゲームを進めていかなくてはなりません。

約50%と書くと2回に1回はミスをしても良いと感じてしまうと思いますが、18ホール中に9回のミスショットと言う意味になりますので「一つのホールでミスショット率は約20%以内」に抑える必要があると言えます。

では、ミスショットを起こしてしまった際にシングルプレーヤーはどの程度のリカバリー率で危機を挽回しているのでしょうか?

それは約45~70%以上のリカバリー率で、ミスショットから次の手で挽回できる位置へボールを運ぶことが出来ると言われています。

例えばパー4のホールでセカンドショットをグリーンに乗せようとした所、ボールが思わぬところへ飛んでしまっても、次の一手でピン間際に寄せてボール運ぶことが出来たりします。

小原大二郎
ピンに寄せた後に確実にパットで取れればパーですし、ボギーで取れても一応セーフとなりますよね。

この様なリカバリーを行えるシングルプレイヤーは、その時々の状況によってフルショットやハーフショットなど、ショットの使い分けやクラブの使い分け、アプローチでピンにしっかり寄せてくる技術など、トラブルを回避できる技術を持っていると言えるでしょう。

そのため、シングルプレーヤーになるためには、リスクマネジメントやリカバリー能力の向上も重要になってきます。

2.3. コースマネジメントが重要

前述では、シングルプレーヤーのリカバリー能力についてご紹介しました。しかし、シングルのスコアを維持するためにはリカバリー能力が優れているだけではいけません。

自分のショットのクセや精度、その日の天候やコースのレイアウト、ゲームの流れやそのゲームで達成をするべき目標など、プレーに臨むための戦略を練る必要があります。

もちろん日々変化をしていくコースの状況やその時々の一打に対するリスク等を考えることは、前項のリカバリー能力を底上げすることにも繋がるんですね。

小原大二郎
そのような戦略、コースマネジメントについてシングルプレイヤーがどの様に考えているのか、という点をご紹介していきます。

自分のショット精度やクセを把握する!

まずシングルプレイヤーの方は自分のショット精度をご自身で正しく把握しています。

これは各コースやショットの種類(ティーショットやアプローチ、グリーンなど)によってクラブの使い分けをしますが、自分の飛距離に対するショットの精度を把握することで、様々なシーンでより繊細なクラブの選択が可能となるからです。

小原大二郎
通常、クラブはその長さによって飛距離と精度が反比例していくという傾向があります。

ですので、自分のショット精度がしっかりと把握出来ていれば、プレー中のコースで必要な飛距離に対して一番向いているクラブを選択して打つ事が可能になってきます。

また、合わせて自分のクセを正しく把握することで、一つ一つのショットのリスクを軽減くすることが可能です。

ゲームを逆算して考える!

続いて、コースについてのマネジメントですが、シングルプレーヤーと呼ばれる方の多くは、常にゲームを逆算してゴルフを行っています。

初心者や中級者ゴルファーでは、その時々のショット飛距離や落ちたボールの位置から次の一手を考えていくという方が多いと言われています。

小原大二郎
言い換えると、その時々で次のショットを考慮しているということですね。悪く言ってしまうと、その場しのぎのプレイとも言えるかもしれません。

それでは、ホールの最終的なパーを取るという所から逆に考えていけばどうでしょうか?

例えば、「パッドで確実にパーを取るためには、グリーン内でピンがこの位置だとアプローチはグリーンのこの辺りにオンする必要があるな」→

「アプローチであの位置に乗せるには、自分のショットのクセや精度を考えるとこの番手でこの辺りに落とす必要があるぞ」→

「セカンドショットでは自分の苦手なサンドウェッジは避けたいから、このホールではティーショットはあまり飛ばしすぎない方がいいかもしれないな」など、ゲームを後ろから逆算して考えることで、パーを取るために最適な戦略を練りやすくなるのではないでしょうか。

もちろん、自分の体調やその日の天候、グリーンの状態など実際に見ないと判断できないリスクなども一緒に考慮する必要があります。

また、シングルプレイヤーでも得手不得手はもちろんありますから、ゲーム全体を逆算して考えればどうしても苦手なホールのミスショットなども事前にスコアに加味した上で、余計なリスクを抑えることが可能です。

「苦手なホールでもボギーまでに抑えるにはこのポイントとこのポイントが重要」など、前もってゲーム全体の戦略が立てられますよね。

シングルプレーヤーと呼ばれる方は、このように「ゲームを逆算して考える!」ということと「自分のショット精度やクセを把握する!」ということを念頭に置いて、コースマネジメントしています。

自分自身の力量を知るだけでなく、コースの特性やリスクを知ることで、コースマネジメントが上手くできるポイントになってくるのではないでしょうか。

2.4. どんな練習をすれば良いの?

では、実際にシングルプレーヤーの方がどのような練習に重点を置いているのかをご説明させていただきます。

シングルプレーヤーのリカバリー力の項でもご紹介しましたが、シングルプレーヤーに必要な技術は「狙った場所へ打つ技術」と「危機を打開する技術」という、この二点が重要な要素になってきます。

例えば

  • いつでも安定したスイングができる
  • 番手に応じてショットを振り分ける事ができる
  • 傾斜やサンドショットなどトラブルに対応ができる

このような技術が必要になってくると考えられます。

それでは、この要素を初級中級ゴルファーの方が身に付けるにはどのようにすれば良いでしょうか?

一つ一つのポイントを細かくご説明させていただくこともできるのですが、一言で言うと、「どれだけ質の良い練習をこなせるか」がとても重要になります。

同じ練習の繰り返しは苦痛に感じてしまう事と思いますが、シングルプレーヤーは創意工夫をこらして、楽しんで毎日の練習を続けています。

小原大二郎
自分の苦手なポイントを克服する必要も出てくるはずですが、自分の得意なメニューだけをこなしてはいけません。苦手を克服するためのメニューを加えましょう。

苦手克服メニュー6に対して、得意を伸ばすメニュー4というような割合にすると、楽しく、継続して練習を行えるのではないでしょうか?

3. 正式なハンディを取得しよう

それでは次に、シングルプレーヤーになるために必ず必要なハンディの取得についてご紹介します。

ハンディキャップは認定を受け、正式に取得する必要があります。

1.3でも触れているように、自己申告や一度のゲームで好成績を納めたからと言ってシングルやスクラッチと言われるプレーヤーになることはできません。

早速、ハンディの種類や取得方法をご紹介します!

ハンディキャップの種類とは?

まず知っておくべきは、大別するとハンディキャップには「オフィシャルハンディ」と「クラブハンディ」という2種類のハンディキャップがあるという点でしょう。

「オフィシャルハンディ」とは日本ゴルフ協会(JGA)/全米ゴルフ協会(USGA)が定める基準で、自身の平均スコアを計測することで取得できる世界中で公式に認められた、最も公平なハンディキャップです。

正式なシングルプレイヤーになるためには、オフィシャルハンディキャップを取得する必要があります。

一方「クラブハンディ」とは、ゴルフ場のメンバーやゴルフ友の会など、各クラブに属した独自のハンディキャップのことです。

もちろん、こちらも公平なハンディですし、各クラブ競技に参加をするためには取得が必要となります。クラブ競技の参加資格のようなものですね。

オフィシャルハンディの取得方法

それでは、ハンディを取得する為にはどうすればよいのでしょうか?

まずオフィシャルハンディを取得するには、自身のゲームを記録したスコアカードを提出した上で、JGA/USGAが定めた基準に沿って平均スコア、ハンディを算出してもらう必要があります。

この際に提出する必要があるスコアカードは5枚です。定められたゴルフ場のゴルフクラブ会員となっていれば、直近のゲームスコアをそのまま利用することが可能です。

そのため、オフィシャルハンディを取得するには以下の会員などになる必要があります。

  • JGA/USGAが認可したゴルフ場のゴルフクラブ会員
  • 日本パブリックゴルフ協会(Public Golf society)のPGS会員
  • お住まいの地域に創設されているゴルフ連盟会員

オフィシャルハンディはJGA/USGAが定めた基準によって公平なハンディキャップを算出するため、必ずJGA/USGAが認可したゴルフ場、もしくは各協会から申請をする必要があります。

また、現在はインターネットから無料で申請取得する方法もあります。大手では、楽天GORAやゴルフダイジェスト(GDO)オンラインなどのインターネットサービスになります。もちろん、いずれもJGA/USGAがきちんと認可していますので、オフィシャルハンディの取得が可能です!

ここまで正式なハンディの取得方法についてご説明をさせていただきましたが、いかがでしたか?

もしかすると、「ゴルフを楽しんで気軽にハンディを持ちたいだけなのに、こんなに大変なのか」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、世界基準を用いて、それぞれのゴルファーのハンディキャップを計測するということはもっとも公平ですよね。このように公平な立場でゴルフに挑み競い合うということこそ、「ゴルフは紳士のスポーツ」と言われる由縁でもあるのでしょう。

是非皆さんも「自称シングルプレーヤー」ではなく、オフィシャルハンディを取得した正式なシングルプレーヤーを目指していきましょう!

4. まとめ

ここまでシングルプレーヤーについての情報をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

最後に、ここまでご説明をさせていただいた内容を元に、シングルについてまとめてみました。

  • 1.シングルプレーヤーは夢ではなく、皆さんが目標に出来るプレイヤーです。
  • 2.シングルプレーヤーになるには、焦らず着実にステップアップしていく必要があります。
  • 3.自分のショット精度、クセをしっかり把握しましょう。
  • 4.ホールの特性や苦手箇所を研究し、ゲームに活かしましょう。
  • 5.日頃の心構えをしっかり持ち、ミスショット時には心に余裕を持って構えましょう。
  • 6.ゲームのスコアをしっかりと記録して、積極的にオフィシャルハンディを取得しましょう。
  • 7.創意工夫を凝らし、毎日楽しくゴルフを練習していきましょう。

以上が、シングルプレーヤーについてのまとめとなります。

楽しく続けるということがゴルフ上達への一番の近道になるはずですので、皆さんも今回の記事を参考に、シングルプレーヤーやスクラッチプレーヤーを目指してみてください!

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