ゴルフ初心者必見!クラブのシャフトを選ぶ時の2ポイント

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「なんかこのクラブ…いつまでたってもしっくりこないんだよなぁ」とお感じになっていませんか?そんなあなたは、一度、ご自身のクラブのシャフトをチェックしてみましょう。

近年、シャフトは劇的に変化していて、性能が格段に向上しています。そのため、自分にしっかりと合ったシャフトを使えば、飛距離だけではなく、方向性やミート率が大幅に向上する可能性が高いです。種類にもよりますが、新品のクラブを購入するよりも安価で済みます。

また、市販のクラブに取り付けられている純正シャフトの重さの選択肢は、多くても3種類しかないのが一般的ですが、リシャフトすることによってクラブの重量のラインナップを増やすことが出来ます。

ゴルフクラブはヘッド・グリップ・シャフトの3つのパーツから出来ていますが、その中でも特に大切とされているのがシャフトです。シャフトはクラブ全体の重さや長さ、バランスを左右するもので、クラブはシャフトで7~8割が決まるとも言われている、とても大切な要素です。

この記事では、シャフトの選び方を2つに分けてご紹介します。ひとつめは、初心者の方に最低限チェックして欲しい2つのポイントを。ふたつめは、上級者の方がリシャフトをするときにチェックして欲しい3つのポイントをご紹介します。

目次

1. まずはこれだけ!シャフトの種類とフレックス
1.1. スチール or カーボンは力量とレベルで決める
1.2. シャフトの硬さはヘッドスピードで決める

2. 上級者がリシャフトするときの3つのチェックポイント
2.1. コントロール性を左右する「トルク」
2.2. つかまりと弾道を左右する「キックポイント(調子)」
2.3. クラブの長さは手首から地面までの長さで決める

3. シャフトの交換費用はどれくらい?

4. まとめ

1. まずはこれだけ!シャフトの種類とフレックス

1章では、初心者の方がシャフトを選ぶときに、最低限チェックして欲しいポイントを2つご紹介します。

最低限チェックしていただきたいポイントは、以下の2つです。

  • シャフトの種類-スチール or カーボン
  • シャフトの硬さ-フレックス

それぞれご紹介していきます。

1.1. スチール or カーボンは力量とレベルで決める

シャフトをスチールかカーボンにするかは、ご自身の力量とレベルで決定していきます。
ただ、基本的にはクラブの種類(ドライバー・アイアン等)によって、シャフトの傾向が変わってきます。

ドライバーやフェアウェイウッドなど、距離を出すのが目的のクラブには、一般的にカーボンシャフトを使います。ドライバーは、絶対にカーボンシャフトと言っても過言ではありません。逆に、アイアン・ウェッジ・パターなどの、飛距離よりも正確性が求められるクラブには、スチールシャフトを用いる傾向が強いです。パターとウェッジはほとんどスチールシャフトになっています。

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ですので、一般的にスチールとカーボンの選択をする必要があるのは、フェアウェイウッド・アイアンの2種類です。

以下で、カーボンシャフトとスチールシャフトの選択の仕方をご説明します。

1.1.1. HSが38m/s以下の方はカーボンシャフト

HSが38m/s以下という、比較的遅めの方はカーボンシャフトを使いましょう。

アマチュアのHSの平均は、大体38~43m/sと言われています。ですので、平均HS38m/sを基準として、それよりも遅ければカーボンシャフトを選択していきましょう。

カーボン1-1

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ご年配の方や、普段から自分は非力だと感じている方にもカーボンシャフトがおすすめです。一概には言えませんが、一般的にカーボンシャフトの方が軽く作られています。

そして、もうスイングが十分に安定してきているいわゆる上級者の方で、ボールを高く遠くに飛ばしたいという方は、カーボンシャフトを選択した方がいいです。カーボンシャフトはスチールシャフトよりもしなりが大きいので、自分の身体のパワーに加えて、しなりの力でさらにボールを飛ばすことが出来ます。

1.1.2. HSが38m/s以上の方はスチールシャフト

HSが平均の38m/s以上の方にはスチールシャフトがおすすめです。

カーボンシャフトはしなりやすいシャフトです。そのシャフトを、HSが平均またはそれ以上の方が使ってしまうと、必要以上にシャフトがしなってねじれてしまい、自分が予期した方向とは別の方向にヘッドが向いてしまう可能性があります。ですから、HS38m/s以上の方には比較的しなりにくいスチールシャフトをおすすめします。

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また、ゴルフを始めたばかりの人にも、スチールシャフトがおすすめです。最初から軽量のカーボンシャフトを使用してしまうと、身体全体を使ったスイングがしにくく、手打ちが癖になりがちです。反面、スチールシャフトの場合、適度な重さがあるので、自然と身体全体を使ったスイングが出来るようになります。

カーボンシャフトとスチールシャフトの選択の仕方をご説明してきましたが、最近ではカーボン並に軽量化されたスチールシャフトや、あえてスチールシャフト並に重く作られたカーボンシャフトも出回っています。

ですので、スチール・カーボンを問わず、一番大切な重さの基準は、クラブを振った時に「ちょっと重いかなぁ…」と感じる程度の、触れる範囲で重めのクラブと覚えておいてください。

1.2. シャフトの硬さはヘッドスピードで決める

シャフトの硬さにはL,A,R,S,Xといったフレックスという基準と、振動数という基準があります。

フレックスはどのゴルフメーカーやゴルフショップでも記載されていて、気軽にシャフトを選びたいという方は、こちらで選んだほうが簡単です。

ですが、このフレックスは、メーカー間で統一された基準がないので、たとえ同じ表記であっても実際は硬さが変わってきてしまいます。さらに、同じメーカーであっても、モデルによって表記の基準が違ってきます。そのため、正確性には欠けるという難点があります。

そこで、振動数という基準を用いれば、より正確に自分に合った硬さのシャフトを選択することが出来ます。振動数は専用の機械で計測するもので、メーカーやモデルを問わず、共通した基準で硬さを表すことができるので、フレックスよりも正確です。

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ただ、振動数はメーカーのサイトなどでも載っていないことが多く、ショップ等で計測してもらう必要があるので、少々手間が掛かるという難点があります。

以下では、まず簡単に選ぶことが出来るフレックスについてご説明し、その後、より正確にシャフトの硬さを選択することが出来る振動数についてご説明します。

1.2.1. 簡単に選べるフレックス

フレックスは、シャフトの硬さを各メーカー・モデルごとの基準で表したものです。柔らかい順にL,A,R,S,Xと表され、それぞれ間を取ったSR,SXといった硬さもあります。非力な人ほど柔らかいシャフトを、力のある人ほど硬いシャフトを選びます。

フレックスの基準は、それぞれのメーカー・モデルによっても違いますので一概には言えませんが、HSごとに大体以下の図のような基準でフレックスを選択します。

シャフト 硬さ

もし、HSを計測したことのない初心者の男性の方であれば、上の図のようにRを選択すれば問題ありません。また、ゴルフを始める以前にも他のスポーツに取り組んでいて、スポーツ経験が豊富な初心者の方であれば、もう少し固めのSを選択するのがよいでしょう。

1.2.2. より正確に選びたい方は振動数

もっと正確にシャフトの硬さを選択したいという方は、振動数を基準にしましょう。振動数はcpmという単位で表されて、柔らかいシャフトほど値は小さくなります。ただし、フレックスとは違って、シャフトの硬さだけを表しているわけではないので、長いクラブになるほど振動数の値が小さくなるようにセッティングします。

ドライバーの場合、HSと適正な振動数の基準は以下の様になります。

ヘッドスピード(m/s) 振動数(cpm)
34~38 245~265
38~42 250~270
42~46 260~275
46~48 270~280

フレックスと同じように、ご自身のHSに応じて、振動数を選択して下さい。

そして、クラブの長さごとに振動数を変化させていくことも非常に大切です。クラブの長さが短くなるほど、振動数は徐々に、規則正しく大きくなっていくようにセッティングします。

例えば、ドライバーでHSが40前後の場合、適切なクラブの振動数の流れは以下の図のようになります。ピンク色のドットはドライバー・FW・UTを、紺色のドットはアイアンを示しています。

振動数フロー1

参照:ゴルフクラブ数値.com

振動数は、上の図のように、規則正しく変化するようにセッティングしていくことがとても大切です。これをしっかりと意識して選択していくようにしてください。

振動数はメーカーやショップでも公開されていることが少ないので、振動数を知りたい場合には、ゴルフショップの店員さんに依頼して、専用の機械で計測してもらいましょう。

2. 上級者がリシャフトするときの3つのチェックポイント

2章では、上級者の方がリシャフトをするときにチェックするべき3つのポイントをご紹介します。リシャフトをすれば、新しいクラブを購入するよりも、より自分に合ったクラブを手に入れることができます。

上級者の方に、リシャフトをするときに気をつけていただきたいポイントは、以下の3つです。

  • コントロール性を左右する「トルク」
  • つかまりのよさを左右する「キックポイント」
  • 飛距離とコントロール性を左右する「長さ」

2.1. コントロール性を左右する「トルク」

トルクとは、あるクラブメーカーの方いわく、車のハンドルの「遊び」と同じようなものだということです。トルクの値が大きいほど遊びが大きいのでヘッドの反応が鈍感になり、値が小さいほど遊びが小さくなるので、ヘッドは敏感に反応します。

シャフトのトルクは、「シャフトのねじれやすさ」を表します。この値次第で、ボールの弾道に差が出ます。HSが平均HS42m/sのゴルファーの場合、トルクの大小の境目になるのがトルク3.5です。この値を参考にしてみてください。

以下でトルクが大きいとき・小さいときの、それぞれのスイングの特徴についてご説明します。

2.1.1. 安定性を重視する方はトルクが大きいシャフトを

とにかく安定したボールを打ちたいという方は、大体トルク5前後のクラブを使いましょう。

トルクが大きいクラブは、たとえばスイング中にフェースがよからぬ方向を向いてしまっても、ねじれやすさゆえにヘッドが元の位置に修正されるという利点があります。ミスに強い、というのがトルクが大きいクラブの特徴です。

ただ、勝手に修正されてしまうということは、自分が飛ばしたい方向に飛んで行ってくれないということです。狙ったところにしっかりと打ちたいという、コントロール性を重視される方には、トルクが大きいシャフトはお勧めできません。

スイングリズムが遅め(テンポ70以下)の方にも、トルクが大きめのシャフトをおすすめします。ダウンスイングの際に、ねじれが戻る力が強く働くことで、ボールにしっかりと力が伝わります。また、スイングが遅い方が、ねじれにくい硬めのシャフトを使ってしまうと、タイミングが取りづらいというデメリットがあります。

安定性よりもコントロール性を重視したいという方、スイングリズムが速い方は、以下の、トルクが小さいシャフトを選択していきましょう。

2.1.2. コントロール性を重視する方はトルクが小さいシャフトを

ボールを左右に曲げて、自分が狙ったところにしっかりとボールを飛ばしたいという方は、トルクが3.5よりも小さなシャフトを選択しましょう。

トルクが小さいクラブは、自分の手の動きに対して、ヘッドが敏感に反応してくれます。そのため、自分が意図した方向に飛んでいきやすく、コントロール性が高いという利点があります。

逆に、ヘッドが敏感に反応してくれるということは、自分が意図しないところで手が動いてしまったとしても、それがショットに反映されてしまうので、ミスをリカバーしてくれないというデメリットがあります。

トルクが小さいシャフトは、スイングリズム速め(テンポ80以上)の方におすすめです。スイングリズムが速い人がトルクの小さいシャフトを使ってしまうと、切り返しの時にヘッドが暴れてしまう可能性が高まります。

トルクが大きいシャフトは、もうスイングが安定している上級者で、安定性よりもコントロール性を重視される方、スイングリズムが速めの方におすすめします。

2.2. つかまりと弾道を左右する「キックポイント(調子)」

キックポイント(調子)とは、シャフトのなかで一番しなりやすいところ、スイングしたときのシャフトのしなりの頂点のことをいいます。これがどこにくるかで、ボールのつかまりのよさと弾道が左右されます。

ドライバーシャフトの選び方7つのポイント|ゴルフ上達なら「けっこう真面目なゴルフ塾」

 

キックポイントは①先調子②元調子③中調子の3つがあります。中調子は、先調子と元調子の中間的な特徴を持つと考えればいいので、先調子と元調子の特徴だけを以下の表にまとめます。

先調子(ヘッド側がしなる) 元調子(グリップ側がしなる)
つかまり いい→ドローを打ちやすい 悪い→フェードを打ちやすい
弾道 高くなる 低くなる

キックポイントの違いによって、弾道にこのような違いが出てきます。③中調子は、先調子と元調子の間にくるので、程よく安定したボールを打ちたい方は、中調子を選びましょう。

先調子というのは、クラブヘッド側がしなるシャフトのことを言います。ドローを打ちたい人、スライスを緩和したい人、高めの弾道にしたい人の他に、スイングリズムが速めな人やトップでタメる癖の強い人にオススメです。

普段テンポ80以上で打っているようなスイングリズムが速い方や、トップでタメる人が元調子のシャフトを使ってしまうと、手元がふにゃふにゃになってしまってスイングが安定しません。

元調子は、グリップ側がしなるシャフトのことを言います。フェードを打ちたい人、フックを緩和したい人、低めの弾道にしたい人の他に、スピン量が多い人におすすめです。

手元がしなり、ヘッド側がしなりにくい元調子のシャフトで打つと、インパクトのときにハンドファーストになりやすいので、スピン量を抑えやすくなります。普段から、スピン量が多めで困っているという方は、元調子のシャフトを選択してみてはいかがでしょうか。

2.3 クラブの長さは手首から地面までの長さで決める

適切なクラブの長さは、手首から地面までの長さで決めることが出来ます。

クラブの長さを決める5ステップ

  1. 平らな地面の上に、ゴルフシューズを履いたまま、肩を水平にして、力を抜き真っ直ぐ立つ
  2. 両腕をわきに、自然に下ろす
  3. 利き手の手首のシワから地面までの長さをメジャーなどで測る
  4. 下の表でドライバーの長さと5番アイアンの長さを決定
  5. 1番手につき0.5インチずつずらして、他のクラブの長さも決定
手首から地面までの長さ(cm) ドライバーの長さ(インチ) 5Iの長さ(インチ)
68~73 42 36.5
73~80 42.5 37
80~85 43 37.5
85~90 43.5 38
90~92.5 44 38.25
92.5~95 44.25 38.5
95~97.5 44.5 38.75
97.5~100 44.75 39
100~102.5 45 39.25
102.5~105 45.5 39.5
105~ 46 39.75

参照:ゴルフクラブ.com

以上の手順で、適正なクラブの長さを決定していきます。

最近市販されているクラブは、飛距離を求めるあまり、プレイヤーの実力(コントロール性)に即していないことが多いです。実際、プロのドライバーの長さの平均は44.8インチなのにも関わらず、市販のドライバーの長さの平均は45.7インチとなっており、プロの方が短いドライバーを使っています。

そのため、コントロール性を重視したい方は、特に長さに気を使ってクラブを選定する必要があります。

もし、いま使っているクラブの長さを変えたいという場合には、シャフトをカットすることも出来ます。ただし、シャフトカットをすることによってキックポイントやしなり具合も変化してしまいますから、シャフトカットをするときにはショップの店員さんとよく相談して判断するようにしましょう。

3. シャフトの交換費用はどれくらい?

リシャフトに掛かる費用は、<シャフトの代金+リシャフト工賃>になりますが、リシャフトの工賃自体は、クラブ・シャフトの種類に関わらず、大体2000~3000円程度で済む所が多いようです。ただし、シャフトの代金は種類によって、大幅に変わってきます。

リシャフトにかかる費用は、シャフトの代金とリシャフト工賃を合わせて、大体以下のようになるようです。

種類 平均費用 最高値 最低値
ウッド用(カーボン) ¥27,563 ¥36,000 ¥16,100
ウッド用(スチール) ¥4,520 ¥4,760 ¥4,280
FW専用(カーボン) ¥17,283 ¥20,000 ¥16,000
FW専用(スチール) ¥4,600 ¥4,760 ¥4,280
UT(カーボン) ¥13,117 ¥16,000 ¥11,100
UT(スチール) ¥4,520 ¥4,760 ¥4,280
アイアン(カーボン) ¥8,984 ¥20,900 ¥6,280
アイアン(スチール) ¥5,194 ¥6,660 ¥4,280

参照:つるやゴルフ

 

上の表からお分かり頂けるように、スチールシャフトの方が値段が安く、カーボンシャフトの方が値段が高くなっていて、値段の幅が広いです。カーボンシャフトだと高いもので100万円、さらにいえば1200万円するものもあります。

すべてがそうではありませんが、値段が高いものほど精巧に作られていて、性能が高くなる傾向がありますので、皆さん自身のゴルフのレベルや、ゴルフに対する意気込みによって、自分に最適なシャフトを選択していきましょう。

4. まとめ

ゴルフ初心者の方がクラブを選ぶときに、シャフトのことまで気にするのは、少し難しいことかもしれません。ですが、自分自身に合ったシャフトを選べば、身体のパワーをフルにボールに伝えることが出来ます。

また、他のプレイヤーに勧められたシャフトを選択するのではなくて、正しい選び方に沿って、自分にしっかりと合ったものにリシャフトをした方の多くは、飛距離が伸びることはもちろん、弾道が安定して、ミート率の向上にもつながっています。

シャフトを選ぶことは大変なことに思われがちですが、この記事に書かれているポイントさえ押さえておけば、簡単にシャフトを選ぶことが出来ます。自分に合ったシャフトを選んで、スイングを安定させていきましょう。


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