イップス改善に！中尺パターを味方につけてパット数激減

皆さんは、ゴルフ場で中尺パターを使っている人を見かけたことはありますか？

パッティングが安定しやすいということで、現在「中尺パター」が普及しています。

この中尺パターとはどんなものなのでしょうか？

アンカリング問題などアマチュアゴルファーにはあまりいいイメージがない中尺パターですが、正しい使い方をすればルール適合内で使用できイップス症状改善やショートしがちな方に有効です！

そこでこの記事では、プロフィッターの徳嵩(とくたけ)さん監修のもと、中尺パターの使い方から選び方まであなたにぴったりの中尺パターをご紹介します。

プロフィッター徳嵩 力一

この記事を読んで、さらに自分のパッティングに自信をもてるようになりましょう。

“ざっくりいうと”

• 中尺パターはパターイップスの方におすすめ
• 2016年よりアンカリング規制のため注意
• 中尺パターでも大事なのはストロークの見直し
• 狙った方向に打てるようになるには5つのポイントがある
• パターが劇的に上達するドリルは「ライン・パッティング」P101にくわしく記載

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目次

1.中尺パターとは？ 1.1. 中尺パターのメリット、デメリット 1.2.アンカリング禁止って？ 1.3.中尺パターの使い方 2.中尺パターの選び方 2.1. おすすめの中尺パター 3. まとめ

1.中尺パターとは？

シャフトの長さが、ほぼシャフトがドライバーと同じ長さで、38インチ～41インチ前後のパターを中尺パターと言います。

各メーカーによって、多少インチに違いはありますが、一般的なパターは、33～35インチのものが多く使われています。

プロフィッター徳嵩 力一

通常のパターより、シャフトが長くヘッドにはマレット型を多く採用しているので、ゴルフ場で注目を浴びます。パット数が減る楽しさに比べれは外見なんて関係ない！という方に向いているでしょう。

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1.1 中尺パターのメリット、デメリット

中尺パターのメリットは、ストロークが安定し無駄な動きが無くなり、体が一体となったパッティングが出来るということです。

プロフィッター徳嵩 力一

通常のパターは短い分、前傾姿勢が長いため腰に負担がかかりますが、中尺パターは前傾姿勢が浅いので腰への負担が少なくなり、長時間の練習もしやすいので腰痛持ちの方にも向いています。

1.2.アンカリング禁止って？

中尺パターを使用するうえで覚えておきたいのが『2016年アンカリング規制問題』です。2016年からパターのアンカリング（胸などに密着させて固定して打つこと）が禁止になりました。

しかし、中尺パターが禁止になるのではなくて、アンカリングをすることが禁止となりますので正しい使用方法であればコンペはもちろん、競技ゴルフ、公式試合にも安心してお使いいただけます。

NG例

ゴルフ豆辞典

OK例

ゴルフ豆辞典

1.3中尺パターの使い方

グリップエンド付近を左手で握り、左手からこぶし１個分離れた位置を右手で握ります。 支点をグリップエンドにおき、ヘッドを後ろに真っ直ぐに引いて、真っ直ぐに打ちだします。

参照：小原大二郎のゴルフスイング上達法より

2016年3月のＴポイントレディスゴルフトーナメントでアンカリング禁止を乗り越えて、大江香織選手が優勝したことは、記憶に新しいですね。 大江プロの中尺パターの打ち方は、

というスタイルです。 試行錯誤を繰り返し、何度も新しい打ち方にチャレンジして、ご自身で導いた打ち方だそうです。

ALBAより大江香織プロ

2.　中尺パターの選び方

中尺パターの特性上、マレット型やネオマレット型と相性が良く、大型のヘッドも良く採用されています。

またセンターシャフトとの相性もとても良いです。 中尺パターを選ぶときに限ってではありませんが、自分の構えにパターをあわせるのではなくて、自分の構えにあったパターを選択することが重要です。

身長や腕の長さなどによって、それぞれの最適なパターの長さは微妙に変化します。

パターを探すときは、自分にしっくりくる長さのパターを、試打して探すようにしましょう。

2.1.おすすめの中尺パター

大江香織プロの使っている中尺パター

2016年「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」などで使用WHITE HOTインサートのソフトフィーリングはそのままに、ボールの打ち出し角とスピンの精度を高め、ボールの転がりを安定させています。

オデッセイ公式より

片山晋呉プロが使っている中尺パター

GDO　ギア情報より

パーゴルフ

横峯さくらプロが使っている中尺パター

オデッセイ公式より

3.まとめ

中尺パターはいかがだったでしょうか？ パッティングに悩むゴルファーの方は思いのほか沢山いらっしゃいます。ストロークの見直しなども重要ですが、思い切って中尺パターにしてみるのも良い方法です。 ぜひ中尺パターを使って、パッティングの精度をあげてゴルフを楽しみましょう！

“まとめると”

• 中尺パターはパターイップスの方におすすめ
• 2016年よりアンカリング規制のため注意
• 中尺パターでも大事なのはストロークの見直し
• 狙った方向に打てるようになるには5つのポイントがある
• パターが劇的に上達するドリルは「ライン・パッティング」P101にくわしく記載

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この記事に登場した監修者(プロフィッター)

プロフィッター 徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト（現、株式会社フォーティーン）に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 また、プロゴルフツアーにも参加し、選手のフィッティング、セッティングの提案に従事。有名ツアープロも多くフィッティングしてきた。 在籍時代に競技出場中の小原プロと出会い、小原プロのクラブフィッティングを担当。その後、小原プロのスタジオ、フォースワンカスタムフィッティングの立ち上げに尽力した。