時間に関するゴルフのマナー スロープレイはトラブルの元

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紳士のスポーツともいわれてきたゴルフは、さまざまなマナーやドレスコードなど、決まりごとがたくさんあります。そのなかでも、意外と曖昧で分かりにくいのが「時間」に関するマナーです。 ゴルフのマナーは、相手と自分が気持ちよくプレーするために欠かせない、心構えでもあります。中にはペナルティにつながるようなこともあるので、この記事でしっかりとチェックして、次のプレイに活かしていきましょう。

目次

1. ゴルフの開始時間と集合時間について
1.1. 開始時間は朝8時から10時が多い
1.2. 集合時間はスタートの1時間前

2. 理想のプレー時間について
2.1 1ラウンドは3時間半から4時間
2.2. ハーフは1時間45分から2時間

3.スロープレーについて
3.1. 初心者が一番気をつけたいマナー
3.2. スロープレーに対するペナルティ

4. スロープレーになってしまう原因
4.1. 初心者だけでプレーする
4.2. 時間をかけてグリーンでラインを読む
4.3. のんびりスコアを記載する
4.4. ロストボール探しに時間をかける

5. スロープレーにならないために気をつけること
5.1. 次のクラブを予想しておく
5.2. 次のクラブを持っておく
5.3. 予備のボールを持っておく
5.4. カートに乗らず歩いていく
5.5. 素振りは2回までにする
5.6. 素早く小走りで行動する

6. まとめ

1. ゴルフの開始時間と集合時間について

ゴルフ集合時間

友人同士など、気心知れた関係でも、ゴルフでの遅刻は禁物です。ここでは、曖昧になってしまうことが多い開始と集合の時間についてお伝えします。

1.1 開始時間は朝8時から10時が多い

プレースタイルの多様化により、ゴルフの開始時間もそのときによって異なります。 たとえばハーフターンで昼食休憩を取らずに18ホールをまわるスループレイや早朝スループレー(早朝からラウンドしお昼までに終了する)や、午後スループレー(午後からラウンドし夕方までに終了する)なども料金が安いことから、人気が高い時間帯です。また早朝や夕方は、暑さをしのげるなどのメリットにより利用者が増加しているのも特徴です。 そのため開始時間は、午前中であれば朝8時~10時ぐらいが目安です。もちろん、主催者やリーダーとなる人がいれば、その人に事前に確認をとりましょう。反対に自分が開始時間を決められる側であれば、この時間帯で選ぶと、他の人も合わせやすくなります。 ゴルフは予約制の場所がほとんどなので、開始時間に人数が揃っていないと結果として他の人に迷惑をかけてしまいます。仮に自分がいない状態で予定通りスタートすることになれば、一緒に回ってくれる人が1人分割り増しした料金を払うことになります。また全員で予定が合わなくなり、キャンセルを選んだ場合にも、キャンセル料が発生することがあります。 開始時間に遅れることのないように、余裕をもって準備をすることが大切です。

1.2 集合時間はスタートの1時間前

せっかく開始時間が分かっていても、集合時間に遅れてしまっては、一緒に回る人にも自分にも迷惑が掛かってしまいます。必ず、1時間前までにはクラブハウス(着替えや食事をする建屋)に集合、最低でも30分前には集合することが重要です。 人数が多ければ点呼をとることもありますし、少人数でも試し打ちなどをしてコースのコンディションを見ることもできます。こまごまとした用意もありますから、余裕をもって10分前にはデイグラウンドに到着できるようにしましょう。 ゴルフは1日がかりのスポーツともいわれており、朝からはじめても汗を流す時間まで含めれば、最終的に夕方近くまでかかることもあります。早めはやめの行動が気持ちのよいプレーにつながるので、お互いに心配りを忘れずに行動することが大切です。

2. 理想のプレー時間について

理想のプレー時間

では実際、どのくらいの時間でプレーできればよいのか、おおよその目安をお伝えします。

2.1 1ラウンドは3時間半から4時間

最低でも、1ラウンドは4時間以内に終わらせるのがマナーとされています。理想としては、3時間30分以内です。ただし、この4時間に昼休憩時間は含めないものと考えます。 そう考えるとちょっと気が楽ですが、プレーのやり方によっては他の人の待ち時間を長くさせたり、自分が午後にプレーするときに昼休憩時間が2時間近くなることもあります。ゴルフが1日がかりのスポーツとはいえ、あまりにも時間がかかるとモチベーションも下がってしまいます。 1ラウンド18ホールを回るとなると、1ホール当たりの時間は15分です。実際に打つ時間を十分にとるためにも、時間は気にしつつ回りましょう。 また、人数が4人になると待ち時間も増えるため時間はかかるものと考えておくと、事前に心の準備ができます。反対にプレーのやり方によっては、2人でも時間がかかってしまうこともあるので、注意しておきましょう。

2.2 ハーフは1時間45分から2時間

4時間でプレイすると考えると、たとえばハーフ2時間30分、残りハーフは1時間30分で回ればよいというわけでもありません。どちらも、時間は同じくらいで回れるのがベストです。 できれば1時間45分以内を目標にコースを回れると、その後にプレーする人も気持ちよく続くことができます。ゴルフはマナーを知らないでプレイしていると、他の人に自然と迷惑がかかることもあるスポーツなので、注意が必要です。 自分1人だけ時間をかけすぎることがないように、スマートでスピーディーな動きを目指していけると、より楽しくゴルフをプレーできます。

3.スロープレーについて

スロープレー注意

ゴルフ場で「スロープレーにご注意ください」という看板を置くところがあるくらい、気を付けてほしいと思われているのが、スロープレーです。

3.1 初心者が一番気をつけたいマナー

ゴルフの時間に関するマナーの中でも、自分の組だけでなく、周りのプレーヤーの迷惑になる一番避けたいことが、この「スロープレー」です。 スロープレーとはその名の通り、ゆっくりとしたプレーをすることです。ゴルフには制限時間がないので、ゆっくりプレイしてもいいように思えますが、実はそうしたゆっくりとしたプレーは問題視されやすく、マナーを欠いた行動だとされます。 スロープレーをすると、プレー時間は自然と長くなります。後に続く他のプレーヤーがホールごと待つはめになったり、ゴルフ場を午後から予約していた人がプレーできなくなったり、ゴルフ場全体に渋滞を引き起こすようなものです。 酷いときにはハーフに3時間以上かかることも珍しくなく、その分だけ他の人はプレーできない時間も伸びるため、スロープレーをよく行う人は嫌厭されてしまいます。 また、ゴルファーは時間に気を付けることで受けられるメリットがたくさんあるといわれています。

時間に気を付けることで受けられるメリット

  • リズムよく打つことでテンポが良くなる
  • テンポが良くなるのでスコアが伸びやすい
  • プレー時間が短くなる

と、いったメリットが挙げられます。 このようなメリットを潰してしまうスロープレーは、百害あって一利なしでゴルファーにとってうよいことが1つも無いといわれています。

3.2 スロープレーに対するペナルティ

スロープレーが嫌厭される理由の1つに、ペナルティの存在があります。 ルールブック規則6-7より ストロークプレーのペナルティは2打罰、マッチプレーのペナルティはホールの負け プロの大会では、2013年の全英オープン3日目に、松山英樹選手がこのスロープレーのペナルティを受けました。ペナルティの内容は1打罰で、優勝戦線に加わるかどうかというところに居た松山選手にとって、大きなペナルティだったといわれています。 アマチュアの大会でも、こうしたペナルティが課されることがあります。前の組から1ホール以上遅れ、さらに決められた時間より遅れた場合には、そのグループ全員に一般的に2打罰のペナルティが課されることが多いです。グループの一部の行動によるペナルティである以上、あまりフェアなルールではない、とはいわれていますが、ルール以上にマナーとしてスロープレーをしないように心がけることが大切です。 仲間内でプレーするときでも、ペナルティが課されるような行動であることをしっかりと理解して、1人1人がスロープレーにならないよう気を付けることが求められています。

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4. スロープレーになってしまう原因

スロープレー原因

ではなぜ、スロープレーが起きてしまうのでしょうか。原因は4つ挙げられます。

4.1 初心者だけでプレーする

上手な人と一緒にプレーすると、迷惑をかけていないか心配になったり、気遣いをして楽しめなかったり、できれば初心者同士でプレーしたいと思う人も多くいます。 ですがゴルフは、ルールが肝心のスポーツです。そのルールが初心者同士だとよく分からないこともあり、また時間を気にすることができず気が付いたらスロープレーになっていることもあります。 できれば1人は上級者と一緒にプレーして、ルールを実際に教えてもらいながら行うと、スロープレーになりにくいです。一緒にプレーする上級者も、初心者であることをふまえた上で、リラックスしてプレーできるよう声掛けをしてあげると、初心者も一緒に楽しめます。

4.3 時間をかけてグリーンでラインを読む

グリーンにボールが乗ると、あと少しでカップインという状況となります。できれば少ない打数でカップインできるように、グリーンの上でラインをしっかり読みたくなります。 ですがあまりに時間をかけすぎると、同じグループの人が次に打つまでの時間を奪ってしまうことになります。そして他の人の時間がさらにかかれば、結果としてスロープレーになってしまいます。 なるべくグリーンに足を踏み入れる前にはラインを読んでおき、自分の番が来たら素早く打てるようにしておくとスムーズに打つことができます。初心者にとっては、距離感をつかむ練習にもなります。

4.3 のんびりスコアを記載する

スコアを記載するタイミングは、ホール終了後が主です。ですがそれをグリーン上や、ホールの傍でのんびりやっていると、次にプレーに来た人たちを待たせる結果になります。 スコアを記載するだけならどこでもできるので、ホール終了後にグリーンでのんびりスコアを記入している人も、早めに移動しましょう。また友人同士の会話も、グリーン上では避けた方がベストです。

4.4 ロストボール探しに時間をかける

林の中など、自然環境とともにプレーするゴルフは、球があらぬ方向へ行った場合、探すのに時間がかかってしまうこともあります。中には、10分も15分も探すケースもあります。1人で探さず、組の全員で探したりすることも効率的ではありません。 あまりにも長い時間ゴルフボールを探すことは、プレーを止めることにつながるので、禁止されています。1つの目安として、5分間探して見つからなかったら、潔くOBとします。 またさらに時間がかかることの1つに、ボールが見つからなくなる前に暫定球を打っていないことが挙げられます。暫定球とはショットがOBとなる可能性がある時、ロストした場合などに、その場からもう1度打つ球のことです。暫定球を活用することで、打ち直しの時間を少なくすることができます。 ただし「暫定球を打ちます」と宣言しないと、反対にペナルティになってしまうので注意が必要です。その際は必ず、ロストした地点より手前から打つのがルールです。

5.スロープレーにならないために気をつけること

スロープレー原因

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スロープレーになる原因が分かったところで、初心者でも上級者でも心がけておきたいポイントを6つお伝えします。

5.1 次のクラブを予想しておく

打順が来てから、自分がどのクラブを使うのか考えはじめると、それだけで時間をロスしてしまいます。次にどんなクラブを使うのが効果的か、自分の打順が来る前に予想しておきましょう。 初心者は特に慎重にプレーする傾向が見られ、その中で学ぶこともたくさんあります。他の人のプレーも参考にしながら、次のクラブを予想しておけると安心です。 もし心配なら、次の方法をおすすめします。

5.2 次のクラブを持っておく

せっかくクラブを予想して持っていっても、距離感がつかめていない初心者のうちは、実際に近づいてみると思っていた距離と違ったということもよくあります。そうすると、違う番手の方がよいと判断できて、取り換えに戻ることもしばしばあります。 こうしたミスをふせぐためにも、予想したクラブを2、3本持っておきましょう。 取り換えに戻る時間を減らせるので、その分だけ打つことに集中できるというメリットもあります。時間のロスを減らすことは、初心者にとってリラックス効果ももたらします。 スコアアップのためにも、大切な行動です。

5.3 予備のボールを持っておく

万が一のロストボールに備え予備のボールを2、3個持っておきましょう。 先ほど説明した、暫定球に使うためです。ロストボールになったら、また打ったところまでもう一度戻らなくてはならないので、時間も手間もかかります。1回ショットを打つのにも、位置取りやライン決めをする過程で、時間がよりかかることもあります。 少しでも怪しいと思ったら、暫定球を打っておくことが大切です。しっかり宣言すればペナルティにもならないので、初心者でも積極的に活用できます。



5.4 カートに乗らず歩いていく

ついつい乗ってしまうカートですが、歩いたほうが早い場合は歩きましょう。 カートの乗り降りの時間、発進の時間、バッグをのせる時間など、歩くことで短縮できる時間はたくさんあります。また一番遅い人はカートに乗らずに、走って回るほうが早く進みます。

5.5 素振りは2回までにする

素振りは、何度もしないようにしましょう。 クラブの感覚を確かめたり、フォームを確かめたり、素振りはさまざまなタイミングでやりたくなるものです。一方で、あまり何度も行うと、時間をロスする原因にもなります。何度もやりたくなる気持ちを分かってくれる人も多いですが、中には自分の時間が奪われているようで、イライラしてしまう人もいます。 できれば2回までにしておき、自分の番が来たらさっと打てるように心がけることが大切です。

5.6 素早く小走りで行動する

ゴルフ場では、走るのはマナー違反です。 ですが初心者はミスショットも多く、結果として何度もショットすることになり、自然と1人あたりのプレー時間が長くなってしまいがちです。そのため、素早く小走りで行動することを意識して、プレー時間の短縮を心がけられるとベストです。 あまりにも素早い行動に意識を向けすぎると、リラックスできないばかりか、ミスにもつながります。打ったら小走りで動く、というところから始めつつ、ルールが分かってきたらプレー時間が減らせるように行動していくことが大切です。

6. まとめ

ゴルフの開始時間や集合時間は、スムーズにプレーを開始するために欠かせない決まり事です。またゴルフ場全体のプレーを楽しむ人のためにも、スロープレーを避けるべくお互いに協力しあうことが大切です。 このようにゴルフは1人1人の協力が、楽しい時間を生み出してくれるスポーツです。初心者同士だと知らないことも多いので、積極的に上級者と一緒にプレーしてみると、ルール本には載っていないような心構えを知ることもできます。またゴルフを通じて、新たな友人を得るチャンスでもあります。 プレーファストを心がけながら、楽しいゴルフができるといいですね。

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