最近ゴルフを始めたという皆さん、ゴルフ保険はご存知でしょうか?
「趣味であるゴルフに保険が必要なの?」
と思われる方もいるかもしれませんが、ボールを使うスポーツですから、怪我をしたりさせてしまったりということも多く、お守り代わりというだけでなく実際に保険金請求される事例も多いのです。
そこで今回は、株式会社ゴルフライブのゴルフの学校編集部が、ゴルフ保険の比較をわかりやすく、かんたんにご紹介していきます。
ゴルフ保険は多くの保険会社が提供していますが、補償内容のパターンはどれもほとんど同じです。
しかし、1年間の保険だけでなく1日から加入できるものがあったり、補償金額や補償の条件が違っていたり、携帯キャリアから加入するもの、クレジットカード会社に申し込むもの、など様々なタイプの保険商品があります。
ここでは、これらの多くの種類の中からゴルフ保険を選ぶポイントと、タイプ別のおすすめ保険商品をご紹介していきたいと思います。
目次
1. ゴルフ保険とは
2. ゴルフ保険の種類
2.1. ホールインワン・アルバトロスの費用補償
2.2. 自分が怪我した際のゴルファー傷害補償
2.3. ゴルフ用品が盗難・破損した際のゴルフ用品補償
2.4. 他人に怪我させたり他人の物を破損した場合の賠償責任補償
3. 後悔しないためのゴルフ保険の比較ポイント・選び方
3.1. 補償対象と支払われる金額
3.2. 加入期間に応じて支払う保険料
3.3. 加入のしやすさ
3.4. 示談交渉サービスが付帯しているか
7. ゴルフ保険についてのよくある疑問
7.1. そもそもゴルフ保険は必要なのか
7.2. ゴルフ保険はどのように入ればよいか
7.3. 保険料の支払いは掛け捨てか積み立てか
7.4. 保険金が支払われないケースはあるのか
8. 自分に合ったゴルフ保険に加入しよう
1. ゴルフ保険とは
ゴルフ保険とは、ゴルフ場・練習場で怪我を他人にさせたり、物品を破損した場合に発生する損害賠償責任等を補償する保険です。 保険の中には、自分がゴルフプレー中に怪我をした場合の保険やゴルフクラブが盗難被害にあった際に補償されるものも存在します。 また、ゴルフでホールインワンやアルバトロスが達成された際の保険を用意している保険会社もあります。 思わぬ賠償事故で多額の賠償責任を負う可能性も考え、いつでも対応できるようにゴルフをする方は保険に入るのがおすすめです。 それでは、ゴルフ保険にはどのような種類があるのでしょうか。 次の章で詳しく解説します。
2. ゴルフ保険の種類
ゴルフ保険はゴルフをされる方の万が一に備えて必要なものですが、大まかに分けて4種類が存在しています。 この章では、ゴルフ保険の補償の種類について解説します。 【ゴルフ保険の種類一覧】
- ホールインワン・アルバトロスの費用補償
- 自分が怪我した際のゴルファー傷害補償
- ゴルフ用品が盗難に遭ったり、ゴルフクラブを破損したりした際のゴルフ用品の補償
- 他人に怪我させたり他人の物を破損した場合の賠償責任補償
2.1.ホールインワン・アルバトロスの費用補償
日本国内のゴルフ場で、ホールインワンやアルバトロスを達成した際にそのお祝いとしてかかる費用を補償します。 お祝い費用は、記念品の贈呈や祝賀会の開催費用、キャディへの祝儀などが挙げられます。 保険適用の条件は、同伴のキャディの目撃があった場合に補償の対象となります。 補償額は10〜100万円が一般的です。
2.2. 自分が怪我した際のゴルファー傷害補償
ゴルフプレー中や練習中にボールなどが当たって怪我をしてしまった場合に適用される補償です。 契約方法は保険会社によって異なりますが、基本契約で入っているものとオプションで追加料金を払う事で加入できるタイプの2パターンに分かれています。 補償額はプランによって異なりますが、数百万円台が一般的にです。
2.3.ゴルフ用品が盗難・破損した際のゴルフ用品補償
ゴルフ場や練習場でゴルフ用品の盗難やゴルフクラブの破損等に遭遇した場合に適用されるのが、ゴルフ用品補償です。 ゴルフ用品の補償は追加で加入するオプション契約になっている場合が多く、補償額は修理額と時価額の低い方が限度となります。 注意したいのは、自宅でゴルフ用品の盗難に遭った場合は適用されないという点です。 あくまで、ゴルフ場や練習場で起きた場合にのみ適用されるので、ゴルフ用品補償に加入する場合は、規約をよく読む事をおすすめします。
2.4.他人に怪我させたり他人の物を破損した場合の賠償責任補償
ゴルフのプレー中に発生した偶然の事故によって、他人を怪我させたり、他人の物を破損させたりした場合に適用されるのが「賠償責任補償」です。 多くの保険では基本契約に組み込まれていて、補償額は最高で1億円以上に設定されています。 補償対象は基本的にゴルフ場や練習場内で発生した事故になりますが、中には自宅でゴルフの練習をしていた際に、他人に損害を与えた場合でも適用される保険があります。
3. 後悔しないためのゴルフ保険の比較ポイントや選び方
ゴルフに関する保険は沢山存在しているため、どれを選べば良いのかわからなくなるのではないでしょうか。
この章では、後悔しないためのゴルフ保険の比較ポイント・選び方について解説していきます。 【ゴルフ保険の比較ポイント・選び方一覧】
- 補償対象と支払われる金額
- 自分が怪我した際のゴルファー傷害補償
- 加入のしやすさ
- 示談交渉サービスが付帯しているか
3.1.補償対象と支払われる金額
まず、ゴルフ保険の補償項目は
- 自身の怪我に対する補償
- 他人に怪我させたり他人の物を破損した場合の賠償責任補償
- ゴルフ用品の損害に対する補償
- ホールインワン・アルバトロス達成の際にかかる費用の補償
の4つです。
これはどのゴルフ保険にも共通しています。(ただし、上の4つのすべてを対象としないプランもありますのでご注意下さい。)
そのため、違いは「補償される対象(範囲)」、「補償金額」の部分になります。
例としては、
- ホールインワン達成記念にかかった費用として記念ゴルフ旅行も補償してくれる保険
- プリペイドカードでも記念品として特別に作成されたものに限り補償される保険
- ゴルフ場(もしくは練習場)での事故のみ補償される保険、自宅出発から帰宅までが補償される保険
- 怪我に対する補償として通院保険金や手術保険金が出る保険
など、補償される対象や範囲に違いがありますので、この違いに注目して比較検討されるとよいですね。
また、補償金額(支払われる保険金の金額)も大きく違います。
保険商品によって、怪我の補償に対する保険金が高いもの、ホールインワン・アルバトロス達成に対する保険金が高いもの、などの特徴がありますから、ご自身が重視したい内容に焦点をあてて選ぶのもよいでしょう。
3.2.加入期間に応じて支払う保険料
補償内容や補償金額である程度絞ったら、保険料を比較しましょう。
保険料は各社そこまで差はなく、同じくらいの金額に設定されています。
そのため、保険料だけで選ぶのではなく、補償の対象や条件、保険金の金額などの違いをしっかりと把握したうえで保険料を比較する方がよいですね。
特にクレジットカードに付帯されている保険は保険料が比較的安く設定されていますが、補償される内容や補償金額が少ないものがほとんどです。
ゴルフ保険が自動付帯されているプラチナクラスのカードであれば、保険料を別途払う必要はなく一見お得に見えます。
しかし、その分カードの年会費は高くなっているので、トータルで考えるとお得とは言い切れない場合もあり注意が必要です。
3.3.加入のしやすさ
加入のしやすさも重要なポイントです。
まだ年間でゴルフをする回数が少ない方にとっては、1年間の保険よりもまずは1日タイプのゴルフ保険に加入されることをおすすめします。
友人からのお誘いならば、急に前日に誘われた!ということもあるでしょう。
1日のゴルフ保険であればほとんどがインターネットやケータイからの申し込みのため、前日や当日でも加入可能なものが多くあります。
当日にインターネットで手軽に加入できる、という加入のしやすさも、初めてゴルフ保険を検討する方にとっては大事な部分ですよね。
3.4.示談交渉サービスが付帯しているか
他人に怪我をさせたり、ゴルフ用品を破損させてしまった場合などで法律上の賠償責任を負った際に、民事裁判によらず当事者の合意によって解決することを「示談」と呼びます。 示談交渉は、長期にわたる可能性が高く当事者の負担が非常に大きいため、示談交渉を代行してくれるサービスを設けている保険プランがあります。 付けられる会社と付けられない会社がそれぞれ存在していますので、加入する前に一度確認するのがおすすめです。
4.通年契約でおすすめのゴルフ保険3選
では次に、実際に1年間の契約期間でおすすめのゴルフ保険を3つ、ご紹介していきたいと思います。
「通年での保険料が安く、補償内容が充実している」ことを基準に選んでいます。
結論だけ先に申し上げると、一番のおすすめは、安心の三井住友系列で、年間8,950円でホールインワン・アルバトロス補償から、ケガ・事故、ゴルフクラブの盗難や紛失まで、しっかり補償してくれる、三井住友海上のゴルファー保険です。
4.1. 三井住友海上「ネットde保険@ごるふ」(パーソナル生活補償保険)
【補償内容と保険料】
保険料は1年間で2,620円~13,200円。
- Aコース:ホールインワン・アルバトロス費用の補償がないが、保険料が安い
- Bコース:ホールインワン・アルバトロス費用の補償を含めバランスのよいプラン
- Cコース:ゴルフ用品とホールインワン・アルバトロス補償が厚い
このように、ご自身が充実させたい補償やご負担いただく保険料に合わせて選びやすい保険となっています。
怪我の補償、賠償責任補償、ゴルフ用品補償は海外での事故も補償されますが、ホールインワン・アルバトロス補償のみ海外での達成は適用外です。
また、賠償責任補償のみ、自宅などでの事故も補償の対象となっています。
インターネットで24時間365日いつでも申し込み可能ですが、当日の加入はできません。必ず前日までに加入手続きをすませておくようにしましょう。
5. ゴルフ保険についてのよくある疑問
最後に、ゴルフ保険についてよく出てくる質問について解説していきます。
- そもそもゴルフ保険は必要なのか
- ゴルフ保険はどのように入れば良いか
- 保険料の支払いは掛け捨てか積み立てか
- 保険がおりないケースはあるのか
- ゴルフ保険はどのように使えば良いのか
- 家族で入れるゴルフ保険はあるか
5.1. そもそもゴルフ保険は必要なのか
ゴルフでの事故でもっとも怖いのは、他人を怪我させてしまった場合の賠償責任です。
ゴルフボールは小さいですが非常に固い素材でできていますし、振り上げたクラブの衝撃もかなりの強さです。
それが頭部や目などに当たってしまうと、死亡や後遺障害が残る大怪我になる可能性は高く、賠償金はかなりの高額になるケースが多いのです。
「1日だけのラウンドでわざわざ加入するのは面倒だしもったいない」
と思う方には、1日数百円の保険料で加入できる1日ゴルフ保険がありますので、ぜひ検討していただきたいです。
5.2. ゴルフ保険はどのように入れば良いか
5.3. 保険料の支払いは掛け捨てか積み立てか
保険料が安いのは掛け捨てタイプです。
積み立てタイプは保険料の一部を積み立てられているので、満期時にいくらかお金が返ってきますが、その分保険料が高くなります。
積み立てタイプは日常の怪我や他のスポーツでの怪我なども補償されるものが多いので、広く補償を受けたい方には積み立てタイプがおすすめです。
5.4.保険金が支払われないケースはあるのか
ゴルフ保険もゴルフに関する事故なら何でも補償されるというわけではないので、保険金が支払われない場合もあります
・ゴルフ中に持病のぎっくり腰やヘルニアなった
ゴルフ保険の傷害補償支払い要件に、「急激かつ偶然な外来の事故」という定義があります。
そのため、持病や慢性的な要因による事故は補償されません。
・セルフプレー中のホールインワン
セルフプレー中のホールインワンはどの保険会社も基本的に適用外としています。
例外として、第三者の目撃を証明できるものや証拠となる映像の提出などが可能な場合に補償されることがあります。
・ゴルフ用品の置き忘れや紛失
適用外になります。
5.5.ゴルフ保険はどのように使えば良いのか
6.自分に合ったゴルフ保険に加入しよう
ゴルフ保険を選ぶための比較のポイントや、おすすめの保険商品をご紹介してきました。
たまにしかゴルフをしない人は1日タイプの保険を、ラウンドや打ちっぱなしの頻度が高い人は年間タイプの保険を、ゴルフ保険が自動付帯されているクレジットカードを持っている人は付帯保険を、というふうに、ご自身に合ったゴルフ保険を選ぶヒントにしていただけたら幸いです。
このサイトは保険の特徴をご説明したものです。詳細はパンフレットや申込画面をご覧ください。
【代理店・扱者】株式会社ゴルフライブ
東京都千代田区神田東松下町41-1 H1O神田604
【引受保険会社】三井住友海上火災保険株式会社
承認番号 B24-901261 承認年月:2024年11月