100切りはアマチュアゴルファーにとって一つの大きな目標です。「今度こそは100を切る」という人は正直なところいつでも100を切ることが出来るはずなんです。
スコア110の人とスコア90台の人とスイング的な違いはほとんどありません。
ではどこが違うのかと言えばメンタルと戦略性、そして注意点をしっかりと押さえているか。これだけです。今回は100切りには欠かせない5つのコツを紹介します。
この5つを知っているか知らないかの違いが、あなたと100切りゴルファーの違いかもしれません。
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目次
2. 3パットを減らす
2.1. 3パットの原因
2.2. 2打目を想定して打つ
4. 秘密のスコアカードを使う
4.1. 秘密のスコアカードとは
5. 2つのメンタル術を身に付ける
5.1. 悪いイメージを打ち消す術
5.2. 怒りの気持ちをおさえる術
1. ダブルボギーでOKと考える
ゴルフは基準打数となるパーに対していかに少なく回ることが出来るかというスポーツですが、100を切りたい人は基準打数を自分の中で変更してみましょう。
まずは「ダブルボギー」の状態を基準打数とするように考えてみましょう。
基準打数が+2打となりますので、18ホールですべてダブルボギーであれば108打となります。
ボギーを取ったら「-1」と考えることができるので、ボギーを良いイメージに変更することが出来ますし、9つボギーを取れば99打となり100を切れるわけですね。
バーディーやパーもあるのに10打叩くようなホールもある人が100の壁を超えられないのであれば、冷静になって発想を変えましょう。
- ダブルボギー × 18ホール = 108打
(9つボギーを取れれば99打で100切り!)
2. 3パットを減らす
1mのパットを外しても、ドライバーで100ヤード多く飛んでも「1打」に変わりありません。アマチュアゴルファーにとってスコアアップの最善策は「パット数を減らすこと」です。
18ホールをラウンドして、1パットづつ減らせればトータル18打減らすことができます。平均120の人が18打減らせれば102に。あっという間に「100」が見えてきますよね。
ここでは3パットを2パットに減らす方法をご紹介します。
- 3パット × 18ホール = 54打 (←100を切るための半分を使う)
- 2パット × 18ホール = 36打 (←18打減少!)
2.1. 3パットの原因
3パットをしてしまう原因は主に3つあります。
(1)ロングパットでラインを読み違える
(2)下りのラインをショートしてしまう
(3)上りのラインで大きくオーバーしてしまう
共通しているのは、下りのラインを残してしまうことです。下りのロングパットなどは特に難しく、細心の注意が必要です。
大切なのは「外した後を考えておく」こと。
もちろんファーストパットで決めることが一番ですが、外した時に難しいラインを残さないことを考えましょう。
2.2. 2打目を想定して打つ
プロは外した結果を、「悪くてもここポジションに置いておく」というように、2パット目の落とし所や外しどころをしっかり考えて打っています。外すにしても次のパットが入りやすいところに外れるように打っているのです。
ロングパット1打目の考え方
下りラインの場合、カップをオーバー気味に、強気で打つ
上りラインの場合、ショート気味で残す、絶対にオーバーさせない
以上のことをふまえて下りのラインを残さないようにしましょう。
このことはグリーン付近からのアプローチにも同様のことが言えます。
アプローチの場合もチップインを狙うより、その後のパットのラインを考えた「寄せ」のイメージで打ったほうが、結果的にスコアアップにつながります。
さきのことを少し考えるだけで3パットを撲滅できますよ。
3. 徹底的に刻む
100切り達成にはOBを減らす、あるいは打たないのが必須条件です。
そのためには戦略が必要なのですが、ほとんどのゴルファーが『今日はOB出さないぞ』と気持ちだけで挑み、何の根拠もなくラウンドを重ね、しっかりOBを打ってしまうのが現状です。
あなたの目的は飛距離アップではなく、100切り達成ですよね。
それを踏まえて、今の自分の技術力を正確に分析・認識し、ショットを打っていきましょう。これを実践できるようになると、OBの回数は劇的に少なくなるはずです。
3.1. ドライバーは使わない
OBをしないためには、徹底して刻みましょう。つまり、ドライバーを使わないということです。
飛距離を飛ばすことにこだわって、ドライバーを使っても左右へ曲がったり、たまには真っ直ぐ飛んだりで、平均飛距離にしてみるとそんなにドライバーが有利になっていないかもしれません。
それより少しでもミート率の良い、ショートウッド、ユーティリティなどでティーショットをしましょう。平均飛距離を少し落としてでも、OBになりにくいクラブ選択でラウンドするのは、OBを減らすのに最も有効な手段となります。
3回のOBを2回に減らすだけでもスコアがよくなりますし、そうした少しづつの積み重ねがスコアを縮めることにもつながります。100を切れないと嘆いている人は、300ヤードのOBよりも、200ヤードのフェアウェイを選べるようになりましょう。
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- 3W(190Y) + SW(30Y) = 220Y (←OBをする確率が高い)
- PW(110Y) x 2回 = 220Y (←OBをする確率が低い)
4. 秘密のスコアカードを使う
ゴルフの自己分析の重要な材料となるのがスコアカードです。
何が悪くて大タタキしたのか?3パットは何回?OB回数は?など自分自身の弱いところを必ず分析しましょう。
分析して自分の練習に生かして終わりではなく、次のラウンドでも活躍させることができるのです。
それが秘密のスコアカードです。
4.1. 秘密のスコアカードとは
秘密のスコアカードとは過去最悪のスコアカードのこと。
これが100切り達成への招待状となるのです。
最悪スコアを使う理由は、100を切るためには大怪我をいかに少なくするかが大切だからです。だいたい大怪我するホールは、投げやりになった結果である場合が多いので、秘密のスコアを使用しながら気持ちを維持していきましょう。
使い方
まず、過去10回のスコアカードの中で、スコアの合計が最も悪かったスコアカードを用意して下さい。そして各ホールのスコアを今からラウンドするスコアカードに書きます。
それをパーとして記録を付けて行きます。
ですから大叩きしそうになったホールで、最悪の時と比べることで、あの時よりはまだまし。だからあきらめない。そのためなんとか1打でも2打でも減らそうとする気持ちが維持できます。
こういった100切りを諦めないための戦略はとても効果的なのでぜひ試してみて下さい。
5. 2つのメンタル術を身に付ける
ゴルフの100切りを達成するためには技術だけではなくメンタルの部分も大きく関係してきます。しかし、ほとんどの人はラウンド時の「心の状態」には目を向けていません。メンタルの状態が悪いと、
・ネガティブなショットのイメージが頭に残る
・スロープレーの新人にイライラしてプレーに集中できない
このように、心の状態によって大きくゴルフのパフォーマンスが低下してしまいますよね。この章では「心の状態」を整えていく方法、安定したメンタルを手に入れる方法を紹介します。
5.1. 悪いイメージを打ち消す術
パットが寄らない、池ポチャなど、思いたくなくてもチラリと心をよぎる悪いイメージは、潜在意識にはしっかり刻まれてしまいます。 そんな時にはトラブルなどの状況をわざと思い描いて、それをイメージで消し去ってしまうという、ちょっと過激な方法で悪いイメージを打ち消しましょう。
悪いイメージをわざと想像するので徹底的に消し去らなければ、逆効果ともなります。
例えば、粉々に打ち裂く、銃撃してバラバラにする、さらに全部火炎放射器で 燃やしてしまうなど、かなり強烈な消し方をします。
そして最後にいいイメージを強く焼き付けるのです。
「悪いイメージをしてはいけない!」と思うほど頭に残ってしまいますが、この方法なら一回消し去ってしまうのでスッキリとプレーすることができますよ。
5.2. 怒りの気持ちをおさえる術
怒りの気持ちが出てきたときには、アドレナリンが噴出して呼吸が浅くて速くなります。
それをしずめるのが、ゆったり深呼吸することです。単純ですが、冷静を取り戻すことができますので、お勧めです。
ゴルフ場はとても美しい場所です。そんな場所で空を見ながら深呼吸すれば、大抵の緊張やイライラは吹き飛びます。
怒りで自分を見失わないように、呼吸を整え、怒りを第三者的に見つめることで、怒りがおさまってきます。
まとめ
100がコンスタントに切れるようになると、自信も余裕もできてゴルフが面白くなります。そうするともっといいスコアが簡単に出せるようになるはずです。
100を1度でも切れば分かりますが、その後は何回でも100が切れるようになります。
5つのコツを抑え、次のラウンドでは100切りを達成しましょう!