これだけ知っていれば怖くない!必要不可欠なゴルフのルールまとめ

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ゴルフを楽しむためには、クラブやボール、ティーなどの道具を揃える必要がありますよね。ですが、ゴルフ道具の選択を間違えてしまうと、買い直しの手間などが必要になってきてしまうかもしれません。

それはナゼかと言うと、ゴルフでは道具にも細かいルールがあるからです。特に、初心者の方では、ゴルフコースに関するルールやウォーターハザードなどのペナルティに目が行きがちではないでしょうか。

ゴルフ道具に関してのペナルティは、罰打というものもありますが、場合によっては失格処分を下されてしまうこともありますので、常に注意が必要です。

このように聞くと「具体的にはどのようなルールがあるの?」「難しいルールは覚える自信がないけど大丈夫?」などのように、疑問や不安を抱えることもあると思います。

しかし、安心してください。ここでは、画像や表を使用しつつ、基本的なルールを分かりやすくご紹介していきます!

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目次

1. ゴルフ道具にだって決まりがある
1.1. クラブ
1.2. ボール
1.3. ティー
1.4. 計測器

2. 間違えやすい!ゴルフコースでのルール
2.1. スルーザグリーン
2.2. グリーン
2.3. ハザード
2.4. 障害物

3. こんな時の対処法!~○○宣言~

4. ルール改定とおすすめルールブック
4.1. ちょっとためになるルール改定のお話
4.2. おすすめのルールブック

5. まとめ

1. ゴルフ道具にだって決まりがある

ゴルフはスポーツであるため、当然、そこにはルールが存在しています。ゲーム進行に関するルールはもちろん、ゴルフ道具に関してもルールがあります。

例えば、クラブにはいくつかのルール(規定)がありますが、それに則っていないクラブをコンペなどで使うことは、基本的に禁止されています。ただし、コンペによってはクラブに関するルールを定めていないこともあり、そのような場合は使用することが可能です。

しかし、守れるルールはなるべくなら守った上で、ゴルフを楽しみたいものですね。いざコンペなどの参加で困らないようにするためにも、普段から使うゴルフ道具はルール適応品にすると良いでしょう。

それでは、ここからはゴルフ道具の決まりについて、ご紹介していきます!

1.1. クラブ

ゴルフクラブには細かいルールが多く、全てを把握しているアマチュアゴルファーは非常に少ないでしょう。全てを把握していると、より正しいゴルフを楽しむことができますが、覚えるにはあまりに多くの数です。

そこで、その中でも基本的なルールとして知っておくべき、反発係数やヘッド体積など、知らないと恥ずかしいルールを取り上げていきたいと思います。

SLEルール

SLEルールとは、反発係数(COR)に制限を設けているルールになります。これは、高反発であればあるほど飛距離が伸びるため、反発係数に制限がかかりました。

2017年2月現在、SLEルールで反発係数は最大0.830と定められています。競技やコンペなどを行わない場合は気にすることもありませんが、なるべくルールを守ってゴルフを楽しみたいという方は、反発係数には注意しましょう。

ヘッド体積の上限

これはドライバーに関してになりますが、現在のルールではヘッド体積が460cc以下でなければなりません。そのため、ヘッド体積が470ccなどであると、ルール不適合クラブとなります。

ヘッド体積が460ccを超えるなど、ヘッド体積のルール不適合クラブを使っているという方を見かけることは少ないでしょう。

これは、SLEルールが中身に関しての規定というのに対して、ヘッド体積は外見のルールになり、パッと見でルール不適合と分かるため、適合クラブを使う方が多いと言われています。

クラブの長さ

ルール上では、クラブの長さも決まっています。具体的には、クラブの全長は18インチ(0.457メートル)以上でなければならず、パターを覗いて、48インチ(1.219メートル)を超えてはならないというルールになっています。

2016_CH420_SE00_IT00_246_1_rule

出典 |日本ゴルフ協会

上記画像のように、クラブを水平面に置き、ソールを60°の面に当てて測ります。これを用いて、クラブの長さは「二つの面の交差点からグリップの上端までの距離」というように定義されています。

グリップ形状

クラブの持ち手である、グリップ部分に対しても、守るべきルールがあります。グリップはシャフトに固定され、まっすぐで単純な形状であり、シャフトの上端まで達していなければならないと定められています。

グリップ

出典 |日本ゴルフ協会

こちらの画像を参考にすると、ルール違反になるグリップがどのようなものなのか、イメージしやすいでしょう。グリップの変形などは稀ですが、不適合にならないよう、頭の片隅にいれておくと、いざという時に便利です。

クラブは14本まで

最後に、クラブは14本までというルールをご紹介します。これは、使用するクラブが14本であっても、キャディバッグに15本入れてはいけません。14本を超えるクラブをキャディバッグに入れてコースを回った時点で、ペナルティが発生します。

こちらのペナルティは非常に重く、2打もしくは4打のペナルティとなってしまいますので、キャディバッグに入れているクラブの本数には注意しましょう。

1.2. ボール

まず、ゴルフで使うボールは公式球でなければなりません。これは、大手ゴルフメーカーから販売されているボールを使っていれば、特に問題のないものですが、小規模メーカーでは、コスト・ダウンを重視して公式球の認定を受けない場所もあるため、注意が必要です。

また、ボールが傷つくなど、ルールで交換が認められる場合に限っては、ボールの交換が可能ですが、基本的にはホールアウトまで同一球である必要があります。

このルールを破ると、2打罰の対象となります。さらに、その2打罰を最終スコアに申告しないと、失格となってしまいます。

1.3. ティー

ティーにもルールが設けられています。下記に、公式競技で行う場合は失格になってしまうポイントをまとめてみました。

  • ティーは4インチ(101.6mm)を超えてはならない
  • プレーの線を示すことができるようにデザイン・製造されているもの
  • 球の動きに不当な動きを与えるもの
  • 上記の他、ストロークなどのプレーをする上で、プレーヤーの援助に当たるもの

これら4つのいずれかに当てはまるティーは、ルールで禁止されています。大手ゴルフメーカーなどで、フェアプレーできるティーを購入して使うようにしましょう。

1.4. 計測器

計測器は、距離計測器の英名の頭文字をとって、DMDという呼称をされていますが、純粋に距離だけを測る計測器であれば良いのですが、高低差などを測ることが可能なものも出回っているようです。

そのため、公式競技では、高低差などを測る計測器の使用は認められていないことが多く、距離だけを測る計測器のみ認められている場合が多数です。

⑤レーザー型

出典 |Nikon

上記はNikonから発売されている、距離計測器になります。この他、計測器には様々なタイプのものがあります。

練習で使用する場合の使用は問題ないですが、コンペや競技に出場する場合には、失格にならないためにも、計測器の使用について注意が必要でしょう。

2. 間違えやすい!ゴルフコースでのルール

前述した、ゴルフ道具のルールを知らなかったという方もいらっしゃったのではないでしょうか。また、実はゴルフコースでのルールも正しくは知らない、という方もいらっしゃるでしょう。

ゴルフコースでのルールは知っている!と自信を持っている方であれば良いのですが、ゴルフコースのルールは間違えやすいとも言われています。

そこで、ここからは、正確にゴルフコースでのルール知らない方には理解していただき、知っているという方には、ルールのおさらいをしていただきたいと思います。

ゴルフコースでのルールは重要なポイントになりますので、参考にしてください!

2.1. スルーザグリーン

スルーザグリーンとは、主にフェアウェイとラフを指すゴルフ用語ですね。そのスルーザグリーンで用いられるルールについて、ご紹介していきます。

スルーザグリーン6インチプレース

まず始めに押さえておきたいのは、スルーザグリーン6インチプレースが公式なルールではないことです。これは、ローカルルールとして利用されていますので、公式には利用されていません。

スルーザグリーン6インチプレースは、スルーザグリーンのエリア内において、ショットでボールの下のライが悪かった場合に、6インチ(15.24cm)以内の場所にプレースしてプレーすることが許されている、ローカルルールです。

そもそもスルーザグリーン6インチプレースというルールは、スロープレーを防止するために設けられたものになりますので、実力をある程度持っているゴルファーは使わずにプレーするようにしましょう。

ピッチマークにボールが沈み込んでしまったら・・・

フェアウェイにおいて、ボールが着地する際の勢いで地面にピッチマーク(穴)が出来てしまい、そこに自分が打ったボールが沈み込んでしまう場合があります。

そのような時は、出来るだけボールがあった近く、なおかつホールに近づかないところに、ペナルティを受けることなくドロップすることができます。

ただし、このルールは、

  • 自分のボールが作ったピッチマーク
  • スルーザグリーン上で、フェアウェイの芝の長さ、もしくはそれより短く刈ってある区域のピッチマーク

という2点を満たしている必要があります。

そのため、フェアウェイに限らず、ラフであっても、自分のボールが作ったピッチマークであり、フェアウェイと同じ芝の長さ、もしくはそれよりも短く刈ってあれば、このルールを適用することが可能です。

万が一、ピッチマークに沈み込んでしまった時には、こちらのルールを適用しましょう!

2.2. グリーン

グリーン上にはルールの他に、守るべきマナーがあり、全てのゴルファーがゴルフを楽しむために、どちらも守っていきたいものですね。ここでは、グリーン上のルールについて、ご紹介していきます。

他の人のパットラインを踏んでしまったら?

ご存知の方も多いと思いますが、パットラインとは、カップにボールが入るまでに通ると予想されるラインのことを指しています。これは、スコアを大きく左右する大事なラインになります。

pat-line

そのため、上記画像の通り、パットラインを意図的に踏む、触るなどの行為を行うと、それら行為をした者に2打罰のペナルティが与えられます。これは、自身のパットラインでも適用されますので、注意が必要です。

ピンにボールを当ててしまった

グリーンからパッティングした際に、ボールがピン(フラッグ)に当たってしまった場合、2打罰のペナルティが課せられます。これは、カップにピンが刺さっていても、グリーンの外に置いてあるピンに当ててしまっても、ペナルティの対象です。

ただし、グリーンの外から打ったボールがピンに当たってしまった場合は、ペナルティの対象ではありません。この点は間違えやすいので、覚えておきましょう。

また、全員がグリーンオンした後、ピンを抜く人はカップに一番近い人が抜きます。遠いパッティングをする際は、同伴者やキャディの方にピンを抜いてもらうようにお願いしておきましょう。

他の人のマーカーから打ってしまった

他の人のマーカーから打ってしまった場合、2打罰のペナルティが課せられます。このような誤所から打ってしまった際には、場所を訂正せず、そのままプレーを続けましょう。ホールが終わった後、2打罰が加算されます。

初心者の方で多く見られますが、誤所から打ってしまったことで慌ててしまい、ボールを元の位置に戻して打ってしまう時があるようです。

これは、誤所から打った2打罰だけでなく、元の位置に戻して打ってしまった部分もペナルティとなるため、さらに2打罰加算される、計4打罰となってしまいます。

ミスをしてしまっても、落ち着いて対処するよう心掛けましょう。

マークする時はボールの真後ろ2インチがベスト

マーカーをボールから2インチ(5cm)も離したところに置いた場合、1打罰のペナルティとなってしまいます。

他の人のパッティングで自身のボールが邪魔になる時は、ボールの真後ろにマーカーを置き、ボールを取りましょう。

marker1

また、ボールの横にマーカーを置くことはペナルティに当たりませんが、マナーとして、マーカーはボールの後ろに置くことように推奨されています。

パットライン上の小枝や小石はどうする?

枝や小石がパットライン上にあった場合は「ルースインペディメント」と見なされます。ルースインペディメントについて、下記表を参考にしてください。

←←下記の表は左右にスクロールします→→

ルースインペディメント         そうでないもの     

     石、木の葉、木の枝、動物のフン、

ミミズ、虫類、

その他類似のもの、その放出物や堆積物

固定されているもの、生長しているもの、

地面に固くくいこんでいるもの、

球に付着しているもの

砂とバラバラの土はパッティング・グリーン上にある場合はルースインペディメントだが、

それ以外の場所ではルースインペディメントではない。

雪と自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択で、

カジュアル・ウォーターかルースインペディメントとして処置することができる。

露と霜はルースインペディメントではない。

表にあるように、グリーン上では砂とバラバラの土はもちろん、ルースインペディメントとして認められているものの処置をすることが許されています。

ただし、処置するタイミングはボールが動いていない時に限ります。ボールが動いている状態で処置を行った場合、2打罰のペナルティを課せられてしまうので、注意が必要です。

2.3. ハザード

ハザードと聞くと、ウォーターハザード、いわゆる池ポチャを連想する方も多いと思います。しかし、実際のハザードとはウォーターハザードだけを指しているものではありません。

一般的にはバンカーという名で知られているスポットも、正式名称はバンカーハザードと呼ばれている、ハザードの一種になります。

ここでは、そんなハザードでミスしてしまいがちなルールについて、ご紹介していきます。

バンカー

バンカーハザード、通称バンカーでは、スコアを阻まれてしまうというイメージがあると思いますが、ペナルティを課せられる可能性も多いスポットになりますので、注意が必要です。

ペナルティを受けてしまいがちなものとして挙げられるのが、他のプレイヤーがバンカーハザードでプレーする際に、自身のクラブが砂に触れてしまう場合です。

また、練習スイングが砂に触れた場合や、バンカー内の石や草、異物を取り除いてもペナルティの対象になります。バンカー内のペナルティは2打罰と重いものになりますので、注意しましょう。

ウォーターハザード

池ポチャとも言われるウォーターハザードでは、入ってしまった時点で1打罰のペナルティを受けることになります。

この際、1打罰を受けて元の場所から打ち直すか、ハザード区域を最後に横切った地点とグリーン上のピンを結んだ後方線上にドロップして続けることが可能です。

ウォーターハザード2.1

ただし、コースの右側全てが池など、最後に横切った地点とグリーン上のピンを結んだ後方線上に戻ろうとすると、とてつもなく遠い場所にしかドロップできないということもあります。そのような場合に使える救済措置を「ラテラルウォーターハザード」と言います。

ラテラルウォーターハザードとは、通常のウォーターハザード時にボールをドロップする場所以外に、ボールが入った池からクラブ2本分以内の範囲にドロップすることが可能というものです。

ラテラルウォーターハザード1

また、上記の画像のように、池ではなく川に落ちたという場合には、ボールが落ちた場所の対岸にも、クラブ2本分の範囲にドロップできます。

2.4. 障害物

ゴルフを進行していく上で、障害物の扱いで悩むという方もいるでしょう。まず、障害物には、動かせる障害物と動かせない障害物とで区別されています。

動かせる障害物の定義は「特別な労力を要せずに、不当にプレーを遅らせることなく、また、物を壊したりすることもなく動かせるもの」とされています。

動かせない障害物の定義は、その逆だと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。動かせない障害物がスタンスやスイングの妨げになる場合、二ヤレスト・ポイントという救済措置を受けることができます。

ニヤレストポイント

上記画像が、二ヤレスト・ポイントの参考になります。このように、障害物によってその場でプレーできない場合、クラブ1本分以内で、ホールに近付かない場所にボールをドロップすることが可能です。

ただし、二ヤレスト・ポイントに不正がある場合などには、2打罰のペナルティを受ける可能性や、大きな不正と見なされた場合は失格になってしまうこともあります。正しい二ヤレスト・ポイントを覚えましょう。

3. こんな時の対処法!~○○宣言~

ゴルフでは、スロープレーはマナー違反として認識されているため、正しいスピード感を持ってプレーしていくことが重要になってきます。

しかし、ボールが飛んで行った方向がOBに近い場合や、ロストの可能性がある場所に飛んでいく場合など、ボールを探すだけで時間が大幅に過ぎてしまいます。

また、初心者の方では、プレーを続けることが不可能になってしまう事態もあるでしょう。そのような時は、これからご紹介する「〇〇宣言」を使用してみましょう!

ロストボール、OBになったかも~暫定球宣言~

暫定球宣言とは、ショットしたボールがOBやロストボール(紛失)した恐れがある場合に、打ち直し時間を短縮するために設けられています。

暫定球宣言する際は、同伴者にブランド名と番号を伝えてから「暫定球を打ちます!」と宣言し、その場から暫定球を打つことが可能です。暫定球もOBやロストの可能性がある場合は、さらにもう一球打つことができます。

この宣言は、OBやロストボールを探しに行き「実際にOBだった」「ロストボールになってしまった」という場合の、元の場所に戻って打ち直すという時間のロスを削減するためのものです。

最初に打っていたボールがOBでもロストボールでもなかった場合は、暫定球を放棄して、最初のボールでプレーを続ける必要があります。

この時の暫定球は打数にカウントされませんが、これを無視した場合は、2打罰のペナルティが発生しますので、注意が必要です。

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出典 |Golsta

また、暫定球を打った際に、元のボールがあると考えられる場所を通過したした時点で、最初のボールは紛失球という扱いになります。

そこからは暫定球がインプレーという扱いになり、その後に最初のボールが見つかったとしても、そのボールは紛失球という扱いです。

なお、元のボールがOBだった場合、5分以内にボールが見つからないという場合でも、暫定球がインプレーとなりますので、覚えておきましょう。

ボールが打てない場所にあった~アンプレアブル宣言~

アンプレアブル宣言とは、ボールがウォーターハザード内以外にあって、打てそうにない場合にアンプレアブルを自身で宣言し、1打罰を付加して救済措置を受けられるものです。以下、アンプレアブル宣言のポイントになります。

  • ボールを最後に打った場所に戻る
  • ボールからクラブ2本分以内にドロップする
  • ホールとボールを結んだ後方延長線上にドロップ

上記が救済措置になっており、アンプレアブル宣言をした際には、このいずれかの救済措置を選択することができます。ただし、それぞれの救済措置にはルールがあります。

ボールを最後に打った場所に戻る

ボールを最後に打った場所に戻る救済措置を選択した場合、最後に打った地点にできるだけ近い場所から打ち直すことが可能です。この場合、ボールの所在地を確認する必要はありません。

最後に打った地点がティーグランドであれば、ティーの範囲内からのプレーとなり、ティーアップすることもできます。また、グリーン上ではプレース、それ以外の場合ではドロップとなります。

ボールからクラブ2本分以内にドロップする

ボールからクラブ2本分以内にドロップする救済措置を取る場合、クラブ2本分以内でホールに近付かないところにドロップして、プレーを再開することができます。

ただし、ボールがバンカー内にある場合には、ドロップするのはバンカー内に限りますので、注意しましょう。

ホールとボールを結んだ後方延長線上にドロップ

ホールとボールを結んだライン後方にドロップします。この際、後方であれば制限はないため、もっとも打ちやすい地点にドロップすることも可能です。

ただし、ボールがバンカー内にある場合は、ドロップするのはバンカー内に限りますので、注意しましょう。

4. ルール改定とおすすめルールブック

ゴルフのルールが改定されることは、それほど多くありません。そもそも、ルール改定は4年に1度だからです。

しかし、ゴルフは改定する度に、重要なルール改定が起こり得るスポーツになります。いざという時に困ることがないよう、ルールは最新のものを知っておきたいものですね。

そのためには、普段からルール改定について調べてみたり、ルールブックを購入してみたりする必要があると思います。そこで、ここではルール改定やルールブックについて、ご紹介していきます。

4.1. ちょっとためになるルール改定のお話

2016年は4年に1度のルール改定年でした。ここでは、最新のルールに改定され、注目されている主な変更点について、ご紹介していきます。

  • 規則18-2b:アドレスしたあとで動いた球
  • 規則6-6d:スコアの誤記

上記の2つのポイントは、2016年にルール改定されたことで、特に注目されていました。具体的に、どのように改定されたのか分かりやすくするため、それぞれの規則の改定前と改定後を比較してみましょう。

規則18-2b:アドレスしたあとで動いた球

2016年にルールが改定された時に注目された一つは、規則18-2bにあった、アドレスしたあとで動いた球が廃止されたことです。

従来であれば、アドレス後に球が動いた場合、プレーヤーが動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実な状況を除き、自動的にプレーヤーが動かしたとみなされていました。

しかし、同規則の廃止に伴い、アドレスに関係なく、規則18-2が定める「球が動く原因となることをしたとき」に1打罰のペナルティとなります。

規則6-6d:スコアの誤記

2016年のルール改定において、6-6dにあるスコアの誤記に関して、例外が追加されました。従来、プレーヤーがあるホールの違反を認識することができず(ペナルティを付加せず)、結果的にスコアの過少申告となった場合には競技失格となっていました。

しかし、今回の改定から、その違反に対しての罰打(ペナルティ)に加え、スコア誤記による2打罰の付加のみと変更されました。これは、テレビ視聴者などの指摘で、スコア提出後に違反が判明する事例が増えているためであると言われています。

結果的にはペナルティを付加されてしまいますので、正しいスコアを提出するよう、心掛けたいものですね!

4.2. おすすめのルールブック

ルールブックを持っていると、正確なルールを思い出せない時などに便利ではないでしょうか。現在、ゴルフに関するルールブックは非常に多く出回っているため、どれを購入するか迷ってしまう方もいるようですね。

①はじめてのゴルフルール

出典 |主婦の友社(amazon)

画像の通り、初心者でもイラスト付きで分かりやすく、基本をしっかりと押さえているルールブックが販売されています。

分厚く、辞書のようなルールブックは、正確さを感じますが、どこか取っ付きにくく、難しい単語や文字ばかりで読みにくい、という場合もあると思います。

読みにくい本を読んだことがある方は分かるかもしれませんが、読みにくい本の内容というのは、ほとんど記憶することができません。ルールブックを選ぶ際には「読みやすい」「分かりやすい」「正確である」という3つをポイントにするといいでしょう。

5. まとめ

今回はゴルフのルールについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

初心者の方は、クラブやゴルフ道具に細かなルールがあったということは知らなかった、と驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。

また、ルールはある程度頭に入っているという方でも、ルールのおさらいや正確なルールを身につけることができたのではないでしょうか。

ゴルフを楽しむ上で、ルールはマナーの一つとも言えます。常に正しいルールを求められるグループで行くということは少ないかもしれませんが、正しいルールを知っていて損はありません。

是非、正しいルールを覚えて、ゴルフを楽しみましょう!

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