ゴルフを始めたばかりのころはなかなか理解できないゴルフ用語。そんな中でも、知っておいていただきたいゴルフ用語のひとつに「イーグル」があります。
イーグルとは、規定打数よりも2打少なくホールインすることをいいます。
一見、イーグルを達成するのは一打でカップインする「ホールインワン」達成より簡単そうだと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、その考えは誤りです。イーグルはホールインワンに匹敵する難しさだとされています。
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目次
2. イーグルの難しさ
2.1. イーグルを達成するのは上級者でも難しい
2.2. ホールインワンよりも難しいとの声も
3. イーグルを達成するには
3.1. 総合的なテクニックを身につける
3.2. ロングショットを打てるだけではダメ
3.3. 正確なパッティングなテクニックも必要
4. ゴルフ用語は鳥の名前を使う
4.1. イーグルは「鷲」の意味
4.2. バーディーは「小鳥」の意味
4.3. アルバトロスは「アホウドリ」の意味
4.4. さらには「コンドル」と「オーストリッチ」も
1. イーグルとは規定打数より2打少なくホールインすること
イーグルとは、規定打数(パー)よりも2打少なくホールインすることをいいます。
また、もちろんパー4のホールでのイーグルもありますし、パー3のホールを1打で決めた例もあります。しかし、パー3を1打でホールインした場合には、一般的に「ホールインワン」と呼ばれることが多いです。
2. イーグルの難しさ
「パー5のところを3打で入れるだけなら簡単に達成できそうだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アマチュアゴルファーがイーグルを達成することはかなり難しいとされています。
2.1. イーグルを達成するのは上級者でも難しい
イーグルを達成することはゴルフ初心者はもちろん、上級者やプロにとっても難しく稀なことです。もちろん、プロの方がイーグルを達成する確率は高まりますが、決して頻繁に見れるものではありません。
具体的にホールをイメージしても、その難しさは想像いただけるはずです。最もイーグルを達成しやすいとされるパー5のホールであっても、250y近いショットを2打連続で失敗することなく飛ばし、さらに一発でパターを成功させる必要があります。そう簡単には達成できませんよね。
2.2. ホールインワンよりも難しいとの声も
「何となくイーグルの方がホールインワンよりも簡単そう」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、必ずしもそうとは言い切れません。イーグルはホールインワンと同じくらい、一説によればそれ以上に難しいとされています。ゴルファー全体でいえばホールインワンを達成する確率は3,000ラウンドに1回程度とされるため、決してイーグルのほうが簡単というわけではないことがお分かりいただけるでしょう。
3. イーグルを達成するには
「一度くらいはイーグルを達成してみたい!」と思われているゴルファーの方もいらっしゃるかと思います。しかし、先述のとおりイーグルを達成するのは簡単なことではありません。
第3章では、達成するのが難しいとされているイーグルを少しでも達成に近づけるための3つのエッセンスをご説明します。
3.1. 総合的なテクニックを身につける
ゴルフだけでなく、どのようなスポーツをするにしても、ある程度のテクニックを身につけることが必要ですよね。基本となる正しい動作をしっかりと身につけていることが大前提となります。
その上で飛距離アップする方法やパッティングのコツなどをおさえていきながら、ゴルフのテクニックを着実に身に着けていきましょう。突出した1つのテクニックを磨くよりも、総合的にテクニックを身に着けていくことが大切です。
グリップからスイングまで、ゴルフの基本を徹底的に学んでいきたいという方は、以下の記事を参考にしてください。この記事ではすべてのゴルファーがおさえておくべきポイントを、詳細に説明しています。
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3.2. ロングショットを打てるだけではダメ
特にゴルフを始めたばかりのころは、練習場に行っても「とにかくボールを遠くまで飛ばそう」と飛距離ばかりに気をとられがちですが、飛距離が出るだけでスコアが上がるわけではありません。
スコアを上げる、すなわち打数を減らしてイーグルを達成しやすくするためには、狙った場所にしっかり飛ばす方向性が重要になるとともに、アプローチなどにおいて自分が思ったとおりの飛距離で打つことが求められます。
したがって、ロングショットで飛距離を出すことばかりを気にすることなく、方向性や飛距離を適切にコントロールできるかどうかなどを重視して練習するようにしましょう。
3.3. 正確なパッティングのテクニックも必要
イーグル達成には、正確なパッティングがカギとなります。どんなにうまくグリーンに乗せても、パッティングで少しでもミスをしてしまえばイーグルは達成できません。
「これを決めればイーグル達成!」などのときには、つい気持ちが高揚したり緊張したりしてしまいますよね。しかし、ここで力んでしまったりしては、正確なパッティングはできません。常日頃から練習を重ねることで確かな技術を身に着けておけば、いつでも落ち着いて集中しながらパッティングできることでしょう。
なお、打数を大幅に縮めるパターの基本的な打ち方とコツについては、「【動画で解説】ゼロから解説!10打縮めるパターの打ち方」で説明していますので、こちらも併せてご覧ください。
4. ゴルフ用語は鳥の名前を使う
そもそも、なぜパーよりも2打少なくホールインすることを「イーグル」というのでしょうか。さらに、「イーグル」とはどういう意味の単語なのでしょうか。第4章では、イーグルをはじめとしたスコアに関するゴルフ用語についてご説明します。
4.1. イーグルは「鷲」の意味
「イーグル(eagle)」とは、英語で「鷲」を意味しています。
詳しくは後述しますが、パーより1打少ない「バーディー」が「小鳥」を指すことから、それよりもさらに優れるショットに対しては小鳥よりも大きな鷲が適していると考えられ、イーグルと呼ばれるようになったと言われています。
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4.2. バーディーは「小鳥」の意味
先述のとおり、パーよりも1打少ない打数でホールインすることを「バーディー(birdie)」といいます。この語が発端となり、スコアを示す用語に鳥の名が使われるようになりました。
諸説ありますが、あるゴルファーが1打少なくホールインしたとき、あるいはスーパーショットが打たれた時に「flew like a bird!(鳥のように飛んだ)」と言ったことを語源とする説が一般的です。
しかし、birdのまま普及することはありませんでした。愛称語を示す”ie”が語末に加えられ、現在の「birdie(バーディー)」となったと言われています。なお、バーディーには小鳥の意味もあります。
4.3. アルバトロスは「アホウドリ」の意味
パーよりも3打少なくホールインすることを「アルバトロス(Albatross)」といいます。これは「アホウドリ」のことです。
イーグルよりも優れたショットであるため、それよりも大きな鳥の名前をつけようということでアルバトロスと名付けられたという説が通例です。
一方、アメリカでは「ダブルイーグル(double eagle)」と呼ばれるのが一般的です。アメリカの国鳥は「ハクトウワシ」、すなわちイーグルであることからこのように呼ばれるようになったとされます。
4.4. さらには「コンドル」と「オーストリッチ」も
なかなか出ることはないショットですが、パーよりも4打少ない打数でホールインする「コンドル(condor)」と、さらには5打少なくホールインする「オーストリッチ(ostrich):ダチョウ」もあります。どちらも、より優れたショットには大きな鳥を当てはめるという考え方から、この名称が付けられました。
コンドルに関しては過去4回の達成例があり、すべてパー5のホールをホールインワンで決めた記録です。1例はストレートコース(517y)での記録ですが、それ以外はすべてフェアウェイが大きく曲がったホールをショートカットしての記録です。
なお、アメリカではコンドルのことを「トリプルイーグル」とも呼びます。これも国鳥がイーグルであるということに起因します。
5. まとめ
この記事では、規定打数よりも2打少なくホールインする「イーグル」についてご説明してきました。
これまでの説明でお分かりいただけましたように、イーグル達成は簡単なことではありませんし運にも左右されます。しかし、誰にでもチャンスがあります。
イーグルを達成するには特別な技術は必要なく、基本に忠実に、ただただゴルフの総合的なテクニックを身につけることが大切です。日々テクニックを磨いていけるよう練習に励んで、長い目で見ながらイーグルを目指していきましょう。
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