ゴルフクラブにこだわる方必読!クラブのバランスの意味

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ゴルフクラブのカタログにバランスという項目で「C8、D0、D2」などの記載があるのをご存じですか?

これは「スイングウェイト」と呼ばれゴルフクラブの重さに関する一つの目安で、クラブを選ぶ際に耳にすることが多いでしょう。
ですが、いまいちどのようなものか分かりづらく正しく理解できていない方も多いかもしれません。

今回は、このスイングウェイトについてその意味や役割を掘り下げていきます。

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目次

1. ゴルフクラブのバランスとは?
1.1 スイングウェイトの役割
1.2 勘違いしやすい2つのポイント

2. 鉛を貼ってクラブをチューニング

3. バランスを自分で測定してみよう

4. まとめ

1. ゴルフクラブのバランスとは?

ゴルフクラブのバランスは、「スイングウェイト」とも呼ばれヘッドの効き具合を示します。
スイングしたときに感じるヘッドの重量感の目安です。

D0、C8といった表示を目にすると思いますが、それがスイングウェイトです。
A0~F9といった風にアルファベットと数字で表示され、後ろに行けばいくほど重くなります。
D0が基準とされ、通常ゴルフショップで販売されているのはC8~D3が多いようです。

シャフト3

数値は「ヘッド、シャフト、グリップの重量」や「長さ」「重心の位置」などによって変化します。そのためスイングウェイトが同じD0だとしても、仕様の異なる様々なクラブが存在することになります。

1.1 スイングウェイトの役割

スイングウェイトには以下のような役割があります。

クラブセットを正しく重量管理するための一つの目安

もともとスイングウェイトは、パターを除いた長いクラブから短いクラブまで同じフィーリング(ヘッドの効き具合)でスイングできるように一つの目安として考えられたものです。

正しく重量が調整されたクラブセットは、クラブの長さが短くなるにつれて重くなるようにセッティングされています。

これは「重量フロー」などと呼ばれ、以下のようにほぼ一直線の線で結ばれます。
この線が波打っていたり大きく曲がっていると重さの段階がちぐはぐになり、コースに出てクラブを変えた時に打感がバラバラになってしまいます。

重量フロー図

ディアマナ|シャフトセッティング例

このクラブの「長さ」「総重量」のフローに加えて、「スイングウェイト」を揃えるとバランスの良いラインナップとなります。

ゴルフクラブは ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンセット・サンドウェッジなど 別々に購入することが多いと思いますが、それらをコースで使ったときに振り心地がバラバラではとてもやりにくいですよね?
これを整えることに「重量フロー」を考えたり、スイングウェイトを考慮する意味があります。

1.2 勘違いしやすい2つのポイント

スイングウェイトに関して、勘違いしやすい2つのポイントを紹介します。

振りやすさではない

スイングウェイトを振りやすさと勘違いしがちですが、これは正しくありません。
総重量や長さが違えば同じスイングウェイトでもヘッドの効き具合は異なるため、振りやすさを比較することは出来ないのです。

クラブ選びではそこまでこだわる必要なし

クラブ選びでスイングウェイトに神経質になる必要はありません。
実際1~2の数値の違いは、プロでも過半数が気づかないという実験データも出ているようです。

加えて現在はシャフトやグリップなど各パーツの重量のバリエーションが豊富なため、同じスイングウェイトでもクラブの振り心地や個性は多種多様です。

1.1で紹介したように、ゴルフクラブ全体としてのバランスを考える時に押さえておけば良い知識と言えるでしょう。

2. 鉛を貼ってクラブをチューニング

ゴルフクラブの調整方法として、鉛を使うことは定番です。

鉛製品まとめ

アマゾン|(左)Tabataシャフト専用鉛 (右)Tabataウェイトバランスプレート

安価でゴルフショップやネットから購入できますし、微調整の自由度も高いのでフィッティングを重ねたプロも微調整で鉛を活用します。

ヘッドを重くしたい場合はヒールサイドに

ヘッドに鉛を貼るとスイングウェイトの変化だけでなく、貼る位置によって効果が変わります。単にヘッドの重みを出したい時は、ヘッドの重心位置に1番影響の少ないヒールサイドに貼ると良いでしょう。

ヘッド 鉛貼り方

BRIDGESTONE GOLF JGRドライバー|価格.com

バランスを変えたくない場合はシャフトに

シャフトに鉛を貼れば、スイングウェイトを極力変えずに重みを増やすことができます。
またヘッドに鉛を貼ったことでスイングウェイトが重くなった時に、シャフトにも鉛を加えることで相殺する効果も期待できます。
鉛貼り1

JPX E3 |Amazon

なおシャフトに貼る際は、鉛があまって重なっていたり足りずに隙間があるとルールに抵触する可能性があるので、ぴったりと貼るように注意しましょう。

3. バランスを自分で測定してみよう

従来、スイングバランスを計測する時は画像のようなバランサーという測定器を使います。

画像1

楽天

当たり前の話ですが、こういった測定器を使えば正確な数値は出ます。価格帯は8,000円~30,000円程です。しかしわざわざ測定器を買わずとも、実は簡単に測定できる方法があります。

この章ではその簡単にできる測定方法をご紹介いたします。

スイングバランスの測り方

1.先ずはゴルフクラブの重量を測ります。

2.次に下図のようにグリップエンドから重心までの距離を測ります。

画像2

三角の台に乗せたり、糸で吊るしたりして、シャフトが地面と平行になる重心位置を調べます。 その重心位置からエンドまでをメジャーで計測します。

3.あとは以下のサイトにあるような計算ツールに数値を入力すればスイングバランスを調べられる事ができます。

画像3

ラボゴルフ

このようにスイングバランスは簡単に測定することができます。

ちなみに、この方法で出る数値はあくまで目安のものですので、測定器より正確には出にくいと思われます。あらかじめご了承下さい。

ですがこの方法はお手軽で誰でも測れますので、チューニング後に是非実践してみると良いでしょう。

4. まとめ

ゴルフクラブの調整は「どこに重点を置くか」「前後のクラブとの流れを作るか」など様々な要素が絡み合って、とても奥が深いです。
今回取り上げたスイングウェイトはその中の一つの指標ということです。

技術だけでなく、ゴルフクラブを研究して深めていくのもゴルフの一つの醍醐味ですね。


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