飛距離を底上げ!ヘッドスピードを上げる3つのメニュー

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飛距離を伸ばすために、ヘッドスピードアップは大きな要素のひとつですよね。

ですが意外なことに、ヘッドスピードを上げて飛距離アップを目指すのは実は上級者向けの方法です。

そこでこの記事では、今の自分に本当にヘッドスピードアップが必要なのか、スピードアップのためにはどのような練習をすれば良いのかを、プロゴルファーの私、小原大二郎が解説していきます。

プロゴルファー 小原大二郎
飛距離アップを目指す方はぜひご覧ください!

“ざっくり言うと…”

  • ヘッドスピードを上げる練習をするべきは既にスコア100を切っている方
  • 身体先行で力まないスイング練習とスイングを効率よくするための筋トレがおすすめ
  • 100を切れていない方はヘッドスピードを上げる前にまずはミート率を上げることが必須
  • ミート率を上げるためには「ハーフスイング」の練習が効果的
  • ハーフスイング練習法は、「書籍 ザ・ビジネスゾーン」p110 第3章ビジネスゾーンを極めるに詳しく記載!

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目次

1 ヘッドスピードアップは必要?判断の基準と平均目安

2. 力技で振り回すスイングにさよなら!確実にヘッドスピードを上げる方法
2.1 ヘッドスピードを上げるスイング練習3選
2.2 ヘッドスピードを上げる筋トレ4選
2.3 クラブを軽量化してヘッドスピードを上げる

3. まとめ

1. ヘッドスピードアップは必要?判断の基準と平均目安

飛距離を伸ばすのにヘッドスピードアップが必要なのかは、その人の技術レベルや状況によって変わります。

まずはじめに、あなたが飛距離を伸ばすためにヘッドスピードアップが適切なのかどうか判断しましょう。

ミート率が低い、毎回クラブの芯でボールを捉える自信がない方は、まずミート率を上げる練習から始めましょう。

プロゴルファー 小原大二郎
ミート率を上げるためには「ハーフスイング」の練習が効果的です。

ミート率が低い理由とその解決方法は100切りゴルファーを5000人以上生み出した、初心者の方必読書である書籍ザ・ビジネスゾーンp110第3章で詳しく解説しています。(詳細はこちら)

ステップ1 ミート率が良いか?

ヘッドスピードアップで飛距離を伸ばせるのはミート率が良く、きちんと芯に当てるスイング技術がある方です。

下の平均目安を見て、ヘッドスピードの割に飛距離が出ていない方はミート率が悪いのでまずそちらを上げる練習をする方が飛距離が伸びやすいです。

プロゴルファー 小原大二郎
逆にヘッドスピードの割に飛距離が出ている方はミート率が良い証なのでヘッドスピードアップでさらなる飛距離アップを見込めます。

←←下記の表は左右にスクロールします→→

プレイヤー
ヘッドスピード(ドライバー)
平均飛距離
プロのハードヒッター 48m/s以上 280yd前後
プロおよびアマのハードヒッター 43-48m/s 240yd前後
一般ゴルファー 38-43m/s 200yd前後
女性ゴルファー 33m/s 150yd前後

出典「GOLF CATALOG 2003-2004 AUTUMN &WINTER ダンロップゴルフカタログ

なお、下記の計算でおおよその飛距離の目安が分かるので覚えておくと便利です。

ヘッドスピード×6=トータル飛距離(キャリーとラン含む)
ヘッドスピード×5.5=キャリーの飛距離(ランは含まない)

ステップ2 スコアが100を切っているか?

スコアが100を切っている方はある程度の技術レベルを持ち合わせているので、ヘッドスピードを上げることでさらなる飛距離アップにつながりやすいです。

スコアが100をまだ切ったことがないという方、まずミート率を上げる練習をしましょう。

プロゴルファー 小原大二郎
きちんと芯に当てるスイングが出来ていないと、ヘッドスピードを上げても飛距離につながらないからです。

いかがでしょうか?

以上を踏まえて、ミート率やスイングが未熟な方はまずそちらのレベルアップを優先してください。その方が飛距離が上がりやすく、ヘッドスピードアップを意識して逆にスイングが下手になってしまうという事態を避けることができます。

毎回クラブの芯でボールを捉えらえることが出来れば、スイングスピードを上げなくても飛距離を伸ばすことが出来ます。プロたちは確かにスイングスピードが早いですが、クラブの真芯でボールを捉えられているからこそ、約300yも飛ばすことが出来ているのです。

ミート率を上げるためには「ハーフスイング」の練習が効果的です。「ハーフスイング練習法」は100切りゴルファーを5000人以上生み出した、初心者の方必読書である書籍ザ・ビジネスゾーンp110第3章で詳しく解説しています。(詳細はこちら)

プロゴルファー 小原大二郎
ミート率やスイングに自信がある方は、ヘッドスピードを上げて更なる飛距離アップを目指しましょう。力技で振り回すのではなく、正しいアプローチで確実にヘッドスピードを上げていく方法を2章で紹介していきます。

2. 力技で振り回すスイングにさよなら!確実にヘッドスピードを上げる方法

ここからは実際にヘッドスピードを上げる方法を紹介していきます。クラブを力任せに振り回すだけではなく、確実なアプローチでヘッドスピードを上げて飛距離アップにつなげましょう。

2.1 ヘッドスピードを上げるスイング練習3選

ヘッドスピードを上げるスイング練習を3つ紹介します。スイングの技術を上げることで、もともと持っている力(体格)以上のヘッドスピードも出せるようになるので練習やラウンド時にぜひ取り入れてみて下さい。

①タオル素振りでつかむ!身体先行のスイングでヘッドスピードアップ

下半身・腰・肩・クラブという順番で「身体が先、クラブが後につられる」スイングができるとゴルフクラブにグイッとしなりが生じて勢いが増し、ヘッドスピードが上がります。家にあるタオルを使って練習できるので、実践してみましょう。

“身体先行のスイング練習”

ステップ1 細長いタオルの先端を結んでゴルフクラブのヘッドのような部分を作る

ステップ2 ”身体が先でヘッドが後につられる”感覚を意識しながら素振り(10回)

ステップ3 ゴルフクラブで下半身・腰・肩・クラブの順で動かすことを意識しながら素振り(10回)

クラブをしならせる

ミート率の自信がある方もスイングが乱れてしまうと飛距離は伸びません。

スイングの基本をもう一度押さえ、さらなる飛距離アップを目指したい方はスコアアップのためのノウハウが詰まった書籍ザ・ビジネスゾーンを読んで、スイングを完成度を高めましょう。(詳細はこちら)

②ショット前の素振りに取り入れよう!左スイングでヘッドスピードアップ

左スイングをした時のフィニッシュの形を、そのまま右のトップスイングでマネすると普段より大きなトップスイングになり、ヘッドスピードが上がりやすくなります。左スイングをショット前の素振りなどに取り入れて、フィニッシュ時の感覚を掴みましょう。

大きなトップスイングのポイントは2つ、①右ひざを伸ばし②右ひじを右肩より高く上げることです。

“大きなトップスイングをする練習”

  • ステップ1 左素振り(右手が上、左手が下で握り左の方と同じスイングをする)
  • ステップ2 左素振りのフィニッシュの形を記憶し、通常のトップスイング時にそれを再現してスイング

キャプチャ2

③コースでの空き時間にサクッと練習!グリップをゆるく持ってヘッドスピードアップ

柔らかくグリップを握ることで手首の可動域が広がって勢いが増し、ヘッドスピードが上がります。コースでの待ち時間などに軽く練習すれば感覚がつかめるでしょう。ポイントは、キャディさんからクラブを受け取る時くらいの力加減でグリップを握ることです。

“ゆるくグリップを握る練習”

  • ステップ1 グリップを握ってクラブは胸の位置に持ってくる
  • ステップ2 ヘッドで右回り、左回りにスムーズに円を描く

キャプチャ-グリップ2

以上では、特にヘッドスピードを上げるための3つの練習方法をご説明してきました。ヘッドスピードを上げる練習に加えて、「正しいスイング」を身につけることで

  • ミート率を高めたい
  • 安定性を高めたい

という方は、以下の記事もご覧ください。「正しいスイング」についてイチから説明するとともに、これを身につけるのに効果的な3つの練習方法をご紹介しています。こちらも併せて実践していただくことで、安定的に飛距離を出していくことができることでしょう。

→→→プロゴルファー監修!「ゴルフ初心者がスイングを最短で身につける5ステップ」を読んでみる

2.2 ヘッドスピードを上げる筋トレ4選

ヘッドスピードを上げるために効果的な筋トレを4つ紹介します。回数よりも、できる限り毎日続けることが大切です。

①身体の回転スピードをアップする腹筋

腹筋を鍛えることでスイング姿勢が安定し、ヘッドスピードアップに重要な身体の回転スピードが上がります。

【頻度】毎日・最低10回~無理のない回数

  • ステップ1 体育座りの状態から、上体をななめ45度に倒す
  • ステップ2 両足を軽く上げ、腕をのばして両手を組む
  • ステップ3 組んだ両手を左右に振る

キャプチャ-腹筋

安定したスイングに必須なおしり・前太ももの筋トレ

おしり・前太ももの筋肉を鍛えることで下半身が強くなり、安定したスイング、ヘッドスピードにつながります。

【頻度】毎日最低10回~・無理のない回数

  • ステップ1 ゴルフクラブを水平にして頭のうしろで持つ
  • ステップ2 そのまま腰を落としてスクワット

キャプチャ-おしり筋肉

テレビを見ながらできる!横ブレをなくす足内側の筋トレ

足の内側の筋肉を鍛えることで身体の横ブレがなくなり、スイングが安定しヘッドスピードアップにつながります。

【頻度】毎日最低10回~・無理のない回数

  • ステップ1 横に寝る
  • ステップ2 左足を右足の前にだして左足を抱える
  • ステップ3 右足を上下に動かす

キャプチャ-足内側

ゴルフスイングの要!股関節まわりの筋トレ

股関節まわりの筋肉はスイングの基本である体重移動や、身体の回転スピードに大きく関わります。

【頻度】毎日最低10回~・無理のない回数

    • ステップ1 両足を肩幅以上に大きく開く
    • ステップ2 お尻を落として、右肩を左足に近づけるようにひねる(腰の位置が左右にずれないようにする)
    • ステップ3 同様に、左肩を右足に近づけるようにひねる動作を交互に行う

    キャプチャ-股関節

またストレッチについても、分かりやすくまとめているこちらの記事をあわせて参考にしてください。
「柔軟性を格段にアップさせる!ゴルファーのためのストレッチ6選」

2.3 クラブを軽量化してヘッドスピードを上げる

少しクラブが振りにくいと感じている人は、ヘッドスピードを上げるためにシャフトを軽量化されたものに変えてみるのもひとつの方法です。

ただしゴルフクラブを変えてヘッドスピードをあげるには、技術的な点で以下のことに注意してください。

  • 手打ちにならないようにする
  • 身体をしっかり使って、フィニッシュまで振り切る

軽すぎるものは選ばず、心地よい重みを感じる程度のものを選びましょう。

3.まとめ

今回紹介したように、ヘッドスピードはきちんと芯に当てるスイングができて初めて、飛距離アップの可能性をどんどん広げてくれます。

そのことを忘れず、基本の技術を磨きながらヘッドスピードも上げて、飛距離の限界を底上げしていきましょう!

プロゴルファー 小原大二郎
もし、まだきちんと芯に当たるスイングができていない、基本となるスイングが身についておらず安定性に不安があるという方は、ヘッドスピードを上げることを考える前に以下の記事を確認してください。

冒頭でも述べましたが、ヘッドスピードを上げて飛距離を伸ばすことは上級者向けの方法ですし、飛距離アップの前提としてある程度のミート率がなければなりません。まずはスイングの基本と「ビジネスゾーン」を確認しておくことをおすすめします。以下の記事では「正しいスイング」に関して、練習法も含めながら網羅的に説明しています。是非ご覧ください。

→→→プロゴルファー監修!「ゴルフ初心者がスイングを最短で身につける5ステップ」を読んでみる

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・ミスを減らしたいなら◯◯を感じとれ!

・練習場でのスイング練習でやってはいけないこと

・シャフトの硬さは人に見てもらう方が良い?

などなど。

ゴルファーであれば、一度は気になるこれらの話題を、12人のプロが動画授業付きのメールマガジンで徹底解説!

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