女性やシニアにおすすめ!テンフィンガーグリップ4つの利点

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皆さんは普段、どのようなグリップをされていますか?多くの方は、最も基本的なグリップとされる「オーバーラッピンググリップ」を採用しているのではないかと思います。

しかし、ゴルフのグリップにはこの他にも「インターロッキンググリップ」と「テンフィンガーグリップ」の2つがあり、それぞれに特徴と、向き不向きがあります。

この記事では、その中でも特にマイナーなイメージの強い「テンフィンガーグリップ」にクローズアップしてご紹介します。

グリップは、あの元賞金女王の古閑美保プロも一番最初に教えてもらっていたほど重要な練習ポイントです。

古閑美保
一番最初にグリップとアドレスを教えて頂きましたし、6 番アイアンで ひたすらスイング・素振りをするというのは、プロを引退するまで変わらなかったです。
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※写真は、ゴルフライブ社(当社)主催「ゴルフライブサミット」より

テンフィンガーグリップをしたことがないという方は、ぜひこの記事を読んで一度試してみてください。

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目次

1. テンフィンガーグリップとは

2. テンフィンガーグリップ4つのメリット
2.1. 初心者でも違和感が少ない
2.2. 飛距離が出やすい
2.3. どちらの手が主導でも振りやすい
2.4. 振り遅れを軽減できる

3. テンフィンガーグリップ3つのデメリット
3.1. 一般的なグリップではない
3.2. 一体感が低い
3.3. 力みやすく安定性に欠ける

4. 他のグリップとの比較
4.1. オーバーラッピンググリップ
4.2. インターロッキンググリップ

5. まとめ

1. テンフィンガーグリップとは

ゴルフのグリップでは、指を絡めたり重ねたりするのが一般的です。それに対し、テンフィンガーグリップは指を絡めたりせずに、10本の指で握る特徴的なグリップになっています。

このグリップは野球のバッドを持つようにグリップすることから、別名「ベースボールグリップ」とも呼ばれています。

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テンフィンガーグリップはあまりメジャーなスイングではありませんし、プロでこれを採用している人も少ないです。しかし、勝みなみ選手は長年このグリップをしていますし、岡本綾子プロも一時期このグリップを採用していたということで、決してテンフィンガーグリップが劣っているというわけではありません。

ちなみに、2016年2~3月にフジクラシャフトがアマチュアゴルファー100人にアンケートを取った結果、意外にもテンフィンガーグリップは21人いて、これはオーバーラッピンググリップに続く数でした。

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元々ゴルフのグリップはテンフィンガーグリップでしたが、19世紀末にオーバーラッピンググリップが主流になってから、テンフィンガーは徐々に影が薄くなっていきました。しかし、最近ではテンフィンガーが見直されつつあるようで、それがアンケート結果にも表れているようです。

第2章以降では、テンフィンガーグリップのメリットとデメリットに関してご説明します。

2. テンフィンガーグリップ4つのメリット

2.1. 初心者でも違和感が少ない

テンフィンガーグリップ以外のグリップでは指を絡めたり重ねたりしますが、テンフィンガーグリップではそのようなことはしません。

テンフィンガーグリップはただ握ればいいので、特に初心者の方にとっては違和感が少ないグリップになっています。

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ゴルフを始めたばかりの初心者の方が多少違和感を感じるということは当たり前のことですが、あまりにも違和感が強いとショットが乱れてしまいますよね。

オーバーラッピンググリップなども試してみたが、どうしても違和感が拭えないという初心者の方は、一度テンフィンガーグリップを試してみてはいかがでしょうか。

2.2. 飛距離が出やすい

テンフィンガーグリップは他のグリップと比べて、飛距離を出しやすいとされています。

テンフィンガーグリップでは、手の返し(フェースローテーション)が効きやすいため強い球が出やすいとされています。強い球は風にも強く、飛距離が出やすいです。

岩手大学教授の八木一正氏は、テンフィンガーグリップに関して以下のように述べています。

「小さな力でヘッドを加速することが出来る。それがテンフィンガーのメリットです。」

ちなみに、テンフィンガーグリップを採用している勝みなみ選手は身長157cmと小柄ながら、16歳の時点で平均飛距離240~250yに到達しており、これは女子プロゴルファー並の飛距離です。

2.3. どちらの手が主導でも振りやすい

テンフィンガーグリップは右手も左手も同じようにグリップするため、どちらの手が主導でもスイングしやすいというメリットがあります。

現在では、ほとんどのゴルファーが左手主導でスイングしますし、ゴルフ理論も左手主導が一般的です。しかし、中には右手主導でスイングされるゴルファーの方もいます。

左手主導、右手主導、どちらの打ち方でもOKなのがテンフィンガーグリップです。

2.4. 振り遅れを軽減できる

「振り遅れ」とは、腕や体よりもクラブヘッドが大幅に先行してしまうことをいいます。腕や体がクラブに振り回されているような状態です。

テンフィンガーグリップは他のクラブと比べてグリップする範囲が広いので、振り遅れのミスが出にくいです。

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ドライバーの基本:スライスの原因と対策① |じゃらんゴルフ

 

振り遅れは、ダフリやスライスなどのミスを誘発します。そのため、テンフィンガーグリップで振り遅れを軽減するということは、間接的にダフリやスライスなどのミスを軽減することにも繋がります。

また、グリップの範囲が広いため強く握ることができ、クラブが滑りにくいというメリットもあります。

■テンフィンガーグリップが向いている人

  • 非力な方
  • 飛距離不足でお悩みの方
  • 女性の方
  • 握力が弱くなってきたシニアの方
  • 手が小さめな男性の方

3. テンフィンガーグリップ3つのデメリット

3.1. 一般的なグリップではない

テンフィンガーグリップを採用しているゴルファーは少なく、一般的であるとは言えません。

そのため、テンフィンガーグリップを取り入れようと思っても、お手本が少ないというデメリットがあります。

ゴルフスクールなどでもテンフィンガーグリップは積極的には教えられず、どちらかと言えばオーバーラッピングやインターロッキングが主流です。

ですが、決してテンフィンガーグリップが他のグリップに比べて劣っているというわけではありません。さきほどご説明したように、テンフィンガーグリップの方が適しているという方ももちろんいます。3つのグリップを試してみて、自分に最も適したグリップを選択するようにしましょう。

ちなみに、ゴルフ理論に流行り廃りがあるように、グリップにも流行り廃りがあります。今はテンフィンガーグリップは主流ではありませんが、今後、テンフィンガーグリップが主流になる可能性も十分にあります。

3.2. 一体感が低い

指を絡めたり重ねたりする他のグリップに対して、テンフィンガーグリップ(写真左)はそのようにしません。そのため、右手と左手の一体感が少なく、比較的コントロールが難しいとされています。

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GOLF GURU: Foyr Mile Ranch Golf Club Director of Instruction Jeff Perkins on proper grip |DAILY RECORD SPORTS

 

ですが、一体感の少なさは慣れの部分が大きいという意見も多いです。テンフィンガーグリップにしようと思われている方は、しばらくの間お試しいただいてから、違和感が解消されるか確かめていただいたほうがいいでしょう。

3.3. 力みやすく安定性に欠ける

テンフィンガーグリップは右手と左手が離れているので、右手が自由に動いてしまいます。そのため、多くの方の利き手である右手に力が入りやすいというデメリットがあります。

ゴルフでは左手主導が基本で、右手はそれに添えるだけというのが一般的です。右手が力んでしまうと手打ちになる可能性が高く、ダフリやトップなどのミスに繋がることもあります。

右手の力みが抜け切れておらず、左手主導が出来ていないという方がテンフィンガーグリップにしてしまうと、余計に右手の力みがスイングに反映されてしまう可能性がありますので、注意が必要です。

4. 他のグリップとの比較

ゴルフのグリップはテンフィンガーグリップの他に、大きく以下の2種類があります。

  • オーバーラッピンググリップ
  • インターロッキンググリップ

それぞれのグリップに関して、簡単にご説明します。

4.1. オーバーラッピンググリップ

オーバーラッピンググリップとは、左手の人差し指と中指の間に右手の小指を乗せるグリップのことをいいます。

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かつて、ゴルフのグリップといえばテンフィンガーグリップが一般的でした。しかし、19世紀の終わりごろに、プロゴルファーであったハリーバードンがオーバーラッピンググリップを考案したところ、利き手の力を弱めることが出来ていいとゴルファーに広まり、現在では最も主流なグリップになりました。

メリット
  • 左手主導のスイングをしやすい
  • 左サイドでタメをつくりやすい
  • 現在主流であるため、お手本が多い

デメリット

  • 右手を使いにくく、制限される
  • 指が短かったり、手が小さい人は扱いにくい

4.2. インターロッキンググリップ

インターロッキンググリップとは、右手の小指と左手の人差し指を絡めるグリップのことをいいます。

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インターロッキンググリップは、オーバーラッピンググリップに次いで採用者の多いグリップで、最近プロゴルファーでこのグリップを採用する人も増えています。

メリット
  • 右手を比較的使いやすいため、アームローテーションをしやすい
  • 右手と左手の一体感が強く、安定性が高い
  • スライスを防ぎやすい

デメリット

  • 人によっては手にマメが出来たり、擦れて痛みを感じることがある
  • 比較的左手主導のスイングがしづらい

5. まとめ

今回は、テンフィンガーグリップのメリットとデメリットを中心にご説明しました。加えて、オーバーラッピンググリップとインターロッキンググリップという握り方があることもご紹介しました。

ゴルフのグリップは大きく分けて3つがありますが、どれが優れていてどれが劣っているというわけではありません。それぞれメリット・デメリットがあり、適した人と適さない人とがいます。

現在、テンフィンガーグリップは主流ではなく、はなからグリップの選択肢には入れていないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そんなあなたにこそテンフィンガーグリップが適している可能性もあります。

グリップ選択で重要なのは、「あなたに適しているか」ということです。

テンフィンガーグリップをお試しになったことのなかった方は、ぜひ一度試してみてください。より安定したスイングを手に入れることが出来るかもしれません。

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この記事で、ゴルフライブ社主催イベントでのコメントを引用した専門家(プロゴルファー)

プロゴルファー古閑美保プロフィール(2008年、賞金女王)

11歳からゴルフを始め、中学生の時に日本ジュニア選手権で優勝。高校では全国高校ゴルフ選手権春季、秋季を連覇。国内プロデビューは2001年「日本女子オープン」で、03年には「ヨネックスレディス」、「大王製紙エリエールレディス」で優勝。04年も1勝。06年はシーズン序盤から優勝争いを演じ、「スタンレーレディス」では7ホールにわたるプレーオフを制して優勝。「マスターズGCレディース」も制し、03年以来の年間2勝を挙げた。 07年は最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を制し、国内メジャー初勝利。08年には「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む年間4勝を挙げ、賞金女王に輝いた。
※写真は、ゴルフライブ社(当社)主催「ゴルフライブサミット」より