スルーザグリーンとは
スルーザグリーンとは、ティーインググラウンドととグリーン、池やバンカーなどのハザードを除いたすべてのコース中の範囲のことで、主にフェアウェイとラフのことです。下の図では、3番と7番がスルーザグリーンに当たります。7番と8番の間であるグリーンエッジ(カラー)もスルーザグリーンの範囲内です。
ゴルフ場 |Wikipedia
ゴルフ規則では、以下のように規定されています。
59 スルーザグリーン(Through the Green)
「スルーザグリーン」とは次のものを除いたコース内のすべての場所をいう。
a. プレー中のホールのティーインググラウンドとパッティンググリーン
b. コース内のすべてのハザード
「スルーザグリーン」という単語は、ゴルフ規則上でルールが適用される範囲を示す際によく使われます。ゴルフ規則を理解する上でスルーザグリーンは重要なので、覚えておくようにしましょう。
スルーザグリーン6インチプレースとは
「スルーザグリーン」といえば、ローカルルールである「スルーザグリーン6インチプレース」というのも有名です。これは、スルーザグリーン内で自分にとって不利なところにボールが飛んでしまった時に、ボールから6インチ(約15cm)以内でホールに近づかなければ、ボールを移動させて置くこと(プレース)が出来るというルールです。
たとえば、
- 他のプレイヤーが作ったピッチマークやディボット跡などにはまってしまった
- 木の根元にボールが転がり、打つのが困難
等の場合に、このルールを使います。ただし、これはあくまでもローカルルールですので、その時々のルールに注意するようにしましょう。また、ゴルフではノータッチプレーが原則ですので、むやみにボールを動かすことも避けるようにして下さい。