「右向いてるよ!」 アドレス中に、こんなことを言われた経験のある方はいらっしゃいませんか?実際、アマチュアゴルファーの方で、正しいアドレスの方向よりも右を向いてしまっている方は70%近くいるとも言われています。
練習場は、下にマットがあり方向性も定まりやすいので、身体をターゲット方向に向けて打ちやすくなっています。ですがコースに出てしまうと、周囲の景色で方向性を錯覚してしまい、ターゲットと別の方向を向いて打ってしまう方が多いです。
そこでこの記事では、方向性を安定させるのに重要な「3つのライン」と、アドレスの方向の基準とするのに便利な「スパット」についてご紹介していきます。これを読んで、正しいアドレスを出来るようになりましょう。
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目次
1. ボールの方向性を決める「3つのライン」
1.1. 3つのラインとはなにか
1.2. 3つのラインをターゲットラインと平行にする
1.3. 3つのラインが重要なわけ
1. ボールの方向性を決める「3つのライン」
アドレスの向きを決め、さらにボールの方向性を決めてしまう「3つのライン」というものがあります。この3つのラインに注意することが出来れば、方向性が安定します。以下で説明していきましょう。
1.1. 3つのラインとはなにか
アドレスの方向性を左右する「3つのライン」とは、
- 肩のライン
- 太もものライン
- スタンスライン
この3つです。念のため説明しておくと、それぞれ両肩・両太もも・両足を結んだラインのことをいいます。
スタンスラインは、かかとを基準にしたほうがより正確です。もし練習に付き添ってくれるゴルフ仲間がいれば、その方に確認してもらいましょう。ひとりで練習、またはコースに出たときには、つま先を基準にしても構いません。かかとよりもつま先の方がセルフチェックしやすいですよね。
次に、この3つのラインをどうすればいいのかご説明します。
1.2. 3つのラインをターゲットラインと平行にする
自分が狙った所にしっかりと打てるようにするには、
- 3つのラインをすべて平行にする
- 3つのラインをターゲットライン(ボールと目標を結んだライン)とを平行にする
もしこれがひとつでも平行でなくなってしまうと、ボールの方向性が不安定になり、ボールが曲がったりします。クラブをそれぞれの場所に当てて、3つのラインが平行になっているかどうか確認してみましょう。
特に大切なのは肩のラインです。肩のラインはスタンスラインなどに比べて意識的にチェックしにくい上に、弾道への影響が大きいです。肩のラインがしっかりとターゲットラインと平行になっていれば、自然とほかの2つのラインも平行になりやすい傾向がありますので、まずは肩のラインを要チェックです。
また、3つのラインを平行にするのは、オープンスタンス・クローズスタンスのときも同様です。スタンスをオープンにしたら、肩・太もももスタンスラインと平行にしてください。ターゲットラインと平行にする必要はありません。ちなみに、オープンスタンス・クローズスタンスに関しては、「ゴルフが上達!オープンスタンスを取るべき3つの場面」という記事の第1章で紹介しておりますので、併せてご覧ください。
1.3. 3つのラインが重要なわけ
なぜこの3つのラインが重要なのかというと、ボールの方向性を安定させることはもちろん、セルフチェックをしやすいからです。ゴルフは、ひとりで練習することが多いですよね。ですので、ご自身で確認できるかどうかがとても大切です。
先ほどの3つのライン以外にも、「肩のライン」「膝のライン」「拇指球のライン」を重視している人もいれば、3つのラインに「膝のライン」を加えて「4つのライン」を重視している人もいます。
ですが、拇指球のラインも両膝のラインも、自分では少し確認しづらいですよね。膝のラインもクラブを当てることは出来ますが、アドレスを崩さずに当てられるか?と言われれば、難しいと思います。太もものラインであれば、アドレスを保ったままクラブを当てることが出来ます。
どの考え方も取り上げるラインは異なりますが、すべてに共通しているのは基本的に「身体のすべてのラインを平行にする」ということです。これを忘れないようにしてください。
2. アドレスの基準「スパット」
スイングの際に、アドレスの向きが正しいかどうかの指標にするのが、「スパット」です。
アドレスに入る前にボールの後方に立ち、ターゲットラインをチェックして下さい。そして、そのターゲットライン上、ボールから1m以内の所に、何でもいいので目印を見つけて下さい。
一般的にスパットに使われるのは、落ち葉・小石・ディボット跡や一部変色した芝などですが、目印にさえなれば何でも構いません。ただ、あまりにもスパットを探すのに時間をかけて、スロープレーにならないように注意して下さい。
スパットを決めたら、ターゲットとスパットとボールを結んだラインと、3つのラインを平行にしてアドレスしましょう。クラブフェースは、ボール・スパットに対して垂直になるように構えます。そうすれば、より正しい方向にアドレスをすることが出来ます。
3. まとめ
アドレスの向き(特に右向き)で悩んでいるという方は、結構多くいらっしゃいます。そういう方は、スタンスラインだけを確認して、アドレスしている傾向が高いです。
スタンスラインを確認するのも大切ですが、それだけだと足しか正しい形にはなりません。3つのラインを基準にして、正しい方向を向いたアドレスを取れれば、方向性の安定したボールを飛ばすことが出来ます。
この3つのラインとターゲットラインを平行にすることを確実にして、他のゴルファーと差をつけていきましょう。