ドライバーも日々進化を遂げ、ここ数年はシャフトを自分好みにリシャフトするゴルファーも増えてきました。
ですが情報が多く、興味を持っていても迷ってしまわれる方も多いのではないでしょうか?
シャフト選びは自分のスイングの特徴や、欲しい結果(球筋や減らしたいミス)を理解するところからスタートです。
この記事ではドライバーのシャフト選びで必要な知識や視点を分かりやすくご紹介します。
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目次
2. タイプ別シャフトの選び方
2.1 飛距離重視の方は弾き系
2.2 ミート率アップには粘り系
0. シャフトを選ぶ前に
シャフトを選ぶ前に、まずは以下の2つのことを確認してください。
今の悩み。どのようなスイングにしたいのか
今何で悩んでいるのか、どのようなスイングにしたいのか、これを明確にすることが自分に合うシャフトを選び出すのにもっとも大切です。
自分のスイングの特徴を把握する
まずは自分のスイングの特徴を把握すること、初心者の方はスイングを確立させることが、ピッタリのシャフトに出会うために必要です。
シャフト選びは、その人のスイングの特徴に合わせて最適なものを求めていく作業です。
同じシャフトでもその人のスイングタイプによって得られる結果が違うので、スペックのみでは分からないことがたくさんあります。
そのため上記の2つを理解した上で、シャフトのスペックの違いを探っていきましょう。
1. まずはこの2点をおさえよう
シャフトのスペックでまず注目すべきが重さと硬さです。
1.1 重さ
シャフトの重さは一般的に、ご自身のヘッドスピードと照らし合わせることが多いです。
試打したときの感覚としては「無理なく振れる範囲内でできるだけ重いもの」を選ぶと良いです。
参照|ゴルフクラブ選びのポイント「シャフトの長さ、重さ、硬さ、調子」とは
余談ですが、メーカーの純正シャフトの重量体はほとんど2種類、多くても3種類だそうです。
純正シャフトにラインナップされている重量にマッチする方は問題ないのですが、そうでないゴルファーの方も多く、今の自分にぴったりの重量を求めてリシャフトすることも多いようです。
年齢でも求める重量感は変わってきますし、重さはスイングや飛距離を大きく左右する可能性があるので、ぜひご自身にピッタリ合ったものを見極めて下さいね。
1.2 硬さ
こちらもヘッドスピードが1つの判断材料となります。
シャフトの硬さが合っているとタイミングが取りやすく、ヘッドスピードや方向性に良い影響が出ます。
一般的には硬いシャフトはしならせるのに大きな力がいるのでヘッドスピードが速いパワーがある人向き、逆に非力でヘッドスピードの遅い人は軽くて柔らかいシャフトが向いています。
ただし、以下に当てはまる方は注意してください。
ヘッドスピードが遅めの方で、「スイングテンポが速い」もしくは「しならせてシャフトに負荷のかかるスイングをする方」
いずれかに当てはまる場合は、自身のヘッドスピードよりもワンランク硬めのシャフトも試してみて下さい。
スイングテンポが速い方は柔らかくしなりすぎない方がタイミングが合いやすいです。またシャフトはしならせ過ぎてもいけないので、負荷のかかるようなスイングをする方は少し硬めがちょうど良いかもしれません。
逆にヘッドスピードが速い方で、「スイングテンポは遅め」もしくは「あまりしならせないスイングの方」
こちらはワンランク柔らかめのシャフトを試してみましょう。
スイングテンポのゆっくりな方はしなりやすい方がタイミングが合いますし、あまりしならせられない方やコースに出ると力みすぎる方の場合は、余計な力みを防止することができるかもしれません。
次は重さや硬さ以外の、シャフトを選ぶ視点を紹介します。
2. タイプ別シャフトの選び方
シャフトはその特性から弾き系・粘り系と区別されることがあります。ドライバーを選ぶ際に気になる飛距離やミート率にも関係します。
ちなみに「弾き」「粘り」の見極めはこのように判断するそうです。
弾き系と粘り系
中間部分が硬い中調子→弾き系
中間部分が軟らかい中調子→粘り系
それぞれどんな方にオススメなのか見ていきましょう。
2.1 飛距離重視の方は弾き系
飛距離を第一に考えるのならば、「弾き系」と銘打っているシャフトを試してみましょう。
シャフト中間部が硬く、文字通りビュンツと弾くようにしなり戻るタイプです。
解釈がメーカーによっても違うので「走り系」と呼ばれるものもあり、更にシャフトによっても細かい個性は様々ですが、飛距離を第一に考える方は「弾き系」「走り系」のシャフトを試してみると良いでしょう。
調子とは
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キックポイントとも呼ばれ、シャフトの中で1番しなりやすい部分によって元調子・中調子・先調子の3種類に分けられます。ボールの捕まりの度合いに影響します。
詳しくは「初心者必見!クラブシャフトを選ぶときの2つのポイント」をご覧ください。
2.2 ミート率アップには粘り系
ミート率を上げたいならば、「粘り系」と銘打っているシャフトを試しましょう。
中間部分が柔らかい粘り系のシャフトは、トップからの切り返しでムチのようにしなりが多く生じ、粘り感が感じられます。
タイミングが取りやすいので、ミート率を上げたい方や非力な方にもおすすめといえます。
3. 試打で必ずチェックする3つのポイント
シャフトを選ぶときは、必ず試打して相性を確かめましょう。事前に下調べした知識は生かして、しかしそれに捉われ過ぎずに色々なシャフトを試してみて下さい。
今まで使っていたものと感触は違っても、それがあなたの欲しい球筋やスイングをもたらしてくれるシャフトかもしれないからです。
試打する際の3つのチェックポイントを紹介します。
ポイント1 タイミングの取りやすさ
1発目からタイミングが合い、切り返しやすいかという点にそのシャフトとの相性が表れます。
スペックが良くても、何発も打たないとタイミングが合わないシャフトは相性が良いとは言えません。
ポイント2 重量感
振れる範囲で適度な重量感のあるシャフトはヘッドスピードを安定させます。
飛距離を伸ばしたくてシャフトを探していると「軽さ」という言葉が目につくと思いますが、振れる範囲の中でなら重いほうを選択した方がヘッドスピードが上がったり安定します。
軽いものだとヘッドスピードにムラが出やすくなるからです。
ポイント3 ボールの捕まりはどうか
シャフトはトルクの多い方がボールの捕まりが良くなり、少ないほど捕まりにくくなります。
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シャフトのねじれやすさのことで、車のハンドルの「遊び」に例えられる。数値が大きいほどヘッドの反応が鈍感になり、数値が小さいほど鋭く反応する
詳しくは「初心者必見!クラブシャフトを選ぶときの2つのポイント」をご覧ください。
トルクが多いと、反応の鋭さは薄れる反面ミスの許容度が大きくなりますしミート率も上がります。スイングが不安定だったりボールが上がりづらい方には適しています。
4.中古品のシャフトについて
最近、中古品のシャフトがよく売られ、中古ショップ店やネットショップで出回るようになりました。
確かに中古品のシャフトは値段もお手頃です。しかし、シャフトの再利用(いったん抜いたシャフト)はリスクを伴います。
特にカーボンシャフトはヘッドから抜くときに熱を加えているので性能に影響が出てしまいます。そして、どのような影響が出るのかは実はよく分かっていないのです。
ですので、誰がどのようにシャフトを抜いているのかが分からない限り、中古品のシャフトあまり保証ができないのが現状です。
もちろん「これで大丈夫だ」と思えるものが中古品であるなら全然使ってもらっても構いません。
けれども「安いから、お手頃だから」とむやみやたらと中古品に手を出すのは気を付けましょう。
5.まとめ
1番大切なのは、カタログの上だけで決めずに何本も試打することです。そうすることで、微妙な違いが掴め、じぶんに合ったシャフトを見極める感覚も研ぎ澄まされます。
また悩みを解決したい場合は、あえて慣れ親しんだシャフトの特性から遠ざかる選択もありです。それが今出ている悪い癖をカバーしてくれるものかもしれないからです。
柔軟に構えて、自分に必要なシャフトを見極めていきましょう。