ゴルフグリップの太さはどれくらいがおすすめ?選び方とスライスとの関係性もプロが解説!

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ゴルフにおいて誰もが求めているのは安定したショットを出して、いいスコアでラウンドすることだと思います。そのためには、自分が意図したようにしっかりと飛ばすことが重要です。

思ったとおりに飛ばせるようになるためのポイントはいくつかありますが、中でも重要であるのに忘れがちなのが「グリップ」です。特に初心者の方は、「ただクラブを変えるだけではだめなの?」「グリップひとつでそんなに変わるの?」と思われるかもしれませんね。

プロゴルファー 小原大二郎
ゴルフをプレイする上で、グリップ選びは非常に重要なポイントです。グリップがスイングに与える影響やグリップの基礎知識から、あなたに適したグリップの選び方についてこの記事でくわしく解説していきます。
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目次

1. グリップの重要性と選ぶときのポイント
1.1. プレーに与える影響が大きい
1.2. 自分に合ったグリップを見極めるポイント

2. グリップの太さによる違い
2.1. 飛距離を伸ばしたいなら細めのグリップ
2.2. 方向性を安定させるなら太めのグリップ
2.3. 男女の違いは内側の表示を確認する

3. グリップの素材と硬度について
3.1. 手がドライな人におすすめのラバーグリップ
3.2. 糸を練りこんだコードグリップ
3.3. しっかり握る人はトルクの少ない硬めなグリップ
3.4. ゆるめに握る人はトルクの多い柔らかめなグリップ

4. グリップの重さとバックラインについて
4.1. 飛距離を伸ばすなら軽めのグリップ
4.2. 操作性を高めるなら重めのグリップ
4.3. バックラインでフェースの向きを確認する

5. まとめ

1. グリップの重要性と選ぶときのポイント

スコアアップにグリップは重要な役割を果たします。一見ただのゴムのようなグリップを変えても、大した効果は得られないのではないかと考えていらっしゃる方もいるかもしれません。しかし、効果的に上達を目指す上で、あなたに適したグリップを選ぶことは必須です。

以下では、なぜグリップが重要なのかということと、あなたに適したグリップの選び方をご説明します。

1.1. プレーに与える影響が大きい

ゴルファーがスイング時に実際に手で触れる部分はグリップです。ヘッドやシャフトに直接触れることはありませんが、グリップには直接触れながらクラブをコントロールしますよね。

クラブをコントロールするということは、すなわちフェースの向きを操るということになりますので、当然球筋にも影響します。初心者にありがちなスライスやフックなどのミスにも、実はグリップが関わっているという可能性もあります。

加えて、グリップによって打感が変わるといった影響もあるなど、グリップは知られているようで知られていないスイングに作用する重要な要素のひとつです。

1.2. 自分に合ったグリップを見極めるポイント

一口にゴルフグリップと言えどもその種類は数多くあり、様々なメーカーから発売されています。ゴルフショップのグリップコーナーに行くと細いグリップや超軽量グリップなど多種多様なものがあり、どれを選んでいいのか分からなくなってしまうこともあるかと思います。

その中から自分に適しているグリップを見つけるためには、それぞれのグリップの特徴を理解したうえでゴルフショップ等で店員さんと相談し購入するのがおすすめです。性別やグリップを握る強さ、どのようなミスに悩んでいるのかなどによって、あなたに適したグリップが異なってきます。

グリップ1

新作グリップ |TGS 

また、ゴルフショップに足を運ぶのは単に店員さんと相談するためだけではなく、実物を確認する点からもおすすめです。グリップを選ぶ際には実際に握った際のフィーリングも重要なため、ぜひ購入前にショップ等でフィーリングをチェックするようにしてください。

先述の通り、グリップには太さや硬さ、素材などの違いにより様々な種類があります。グリップ選びの第一歩はそうした種類をしっかりと理解することであるため、第2章以降ではそれぞれの特徴についてご説明していきます。あなたに適したグリップを選び、よりよいスコアを目指しましょう。

2. グリップの太さによる違い

グリップを選ぶときには、まずグリップの太さをチェックするようにしてください。第2章では、グリップの太さがスイングや球筋にどういった影響を与えるのかを詳しく解説します。

2.1. 飛距離を伸ばしたいなら細めのグリップ

方向性よりも飛距離を重視し伸ばしていきたいとお考えの方には、細めのグリップがおすすめです。グリップが太いものに比べると、グリップが細いほうが手首を使いやすくなります。これによりヘッドが走るため、飛距離は出やすいです。

また、フェースは閉じやすくなるために、フック気味の球筋が出やすくなります。初心者の方に出がちなスライスでお悩みの場合には、細めのグリップがおすすめです。

2.2. 方向性を安定させるなら太めのグリップ

方向性を安定させたいという方には太めのグリップをおすすめします。細いグリップよりも手首が使いにくいためにフェース面がブレにくく、安定したショットを打ちやすくなります。また、グリップした際に余計な力が入りにくいため、力の加減によるミスショットも軽減されます。

球筋としては、細いグリップとは違いスライス気味の弾道が出やすいです。極端なフックであるチーピンなどでお悩みの方であれば、太めのグリップを選択するのが最適でしょう。

2.3. 太さを決めるには表示された数値を確認する

太さを決めるには表示された”M60″や”L59″といった数値を確認するようにしましょう。店頭の札やサイトにも明示されているほか、グリップの裏側にも刻印されています。

リグリップ |SPORTY GOLF STUDIO

サイズを選ぶ際には注意が必要です。たとえば太めなグリップにしたい場合、ただ何となく数値の大きいグリップを選べばよいというわけではありません。

基本的にグリップの外径は同じサイズで、内径に差があります。先述の”M60″は「メンズ用の内径0.60インチ」、”L59″であれば「レディース用の内径0.59インチ」であるということを示しています(“M”と記載されていても男女兼用の場合があるので要確認)。グリップを選ぶ際には、このグリップサイズとシャフトサイズの差に注目してください。

たとえばシャフトサイズ0.60インチのグリップを選ぶとします。その際にM58,M60,M62のグリップの選択肢があった場合、M60が標準であるのに対してM58は太め、M62は細めです。先述のとおり内径のみが変わりますので、数値が小さいほどグリップは肉厚となり、シャフトサイズの0.60インチよりも内径が小さければ比較的太めといえます。

←←下記の表は左右にスクロールします→→

  M58 M60 M62
0.58 Inch 標準 細め
0.60 Inch 太め 標準 細め
0.62 Inch 太め 標準

このように、シャフトサイズに対する内径の差によってグリップの太さを決定することができますので、まずはシャフトサイズをチェックするようにしてください。ちなみに、「なぜ0.60インチのシャフトにM58のグリップを装着できるのか」と思われた方もおられるかもしれませんが、グリップは伸縮性があるため、内径よりも大きいサイズのシャフトに取り付けることができるのです。

3. グリップの素材と硬度について

グリップは大きく2種類の素材と2種類の硬度に分かれます。握力やご自身のスイングによって選択すべきグリップが異なってきますので、それぞれの特徴を理解していきましょう。

3.1. 手がドライな人におすすめのラバーグリップ

ラバーグリップは一般的なグリップで、初心者から中・上級者の方まで幅広い方に利用されています。このグリップの特徴としては天気が良い晴天の日には摩擦係数が高く、グリップしやすいという点が挙げられます。握ったときに比較的軟らかく感じるほか、安価であることも特徴です。

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手とグリップが接する面には摩擦力が発生しており、接する面の状態と手の力によって摩擦力は変わってくるとされています。雨が降っていなければ、このグリップは手に余分な力が必要なくなりますので、ゆったり握ることができます。女性で握力が弱い方などにもおすすめです。

3.2. 糸を練りこんだコードグリップ

コードグリップとは、ラバーグリップにコード(糸)を練り込んだもののことです。実際に手にすると、ラバーグリップよりも硬く感じられると思います。

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コードが引っ掛かるため、雨が降った時に滑りにくくなるのが特徴です。手汗が多く、コードなしのラバーグリップでは滑りやすいという方にもおすすめです。

さて、以上の2つはどちらもラバーを使ったグリップになりますが、最近では合成樹脂を使ったものなども増えています。各製品ごとに特徴や強みがありますので、ご興味のある方は確認してみるとよいでしょう。

3.3. しっかり握る人はトルクの少ない硬めなグリップ

グリップをしっかり握る傾向がある人は硬めなグリップを選びましょう。ここでいう「硬め」とは「トルクが少ないグリップ」ということです。

一般的にゴルフで「トルク」といえば、クラブシャフトのねじれやすさのことをいいます。しかし、シャフトと同様にグリップにもトルクの大小があり、近年ではグリップメーカーのイオミックがそこに着目して以降、注目を集めています。

グリップの正しい選び方 |イオミック

繰り返しになりますが、グリップを強く握る方はこのトルク=ねじれが少ないグリップを選んでください。トルクが多めなクラブの場合、スイング中にフェースが開いてしまうことでプッシュアウトになってしまう可能性があります。

イオミックの研究では、一般的なグリップと低トルクのグリップを使ってトゥ側でオフセンターヒットした場合、250y先におけるプッシュアウトのヤード差が12.7yにもなることが指摘されています。グリップのトルクひとつで、それだけ弾道に差が出るということを理解しておきましょう。

3.4. ゆるめに握る人はトルクの多い柔らかめなグリップ

ゆるめに、軽くグリップする傾向がある人は、比較的トルクの多いグリップを選びましょう。たとえばシニアや女性の方には、この柔らかめのグリップがおすすめです。

トルクの少ない硬いグリップでは、あまり手になじまずなめらかなスイングができなかったり、フィーリングが合わなかったりする可能性があります。グリップを選ぶ際にはフィット感・打感も重要です。

以上ではグリップの素材と硬度・トルクについてご説明してきました。グリップは実際に握ってみたことで得られるフィーリングが重要ですので、ぜひ素材や硬さを意識しながら一度握ってみてください。

4. グリップの重さとバックラインについて

第4章では、グリップの重さとバックラインについてご説明します。飛距離を求めるのか、それとも操作性を求めるのかによってあなたに適したグリップの重さは変わり、バックラインに関してはあなたのレベルに応じてあったほうがよいのかが決まります。

それぞれのポイントについて、以下で詳しくご説明してきます。

4.1. 飛距離を伸ばすなら軽めのグリップ

グリップにはだいたい30g~50g前後のラインナップがあります。軽いものでは25gというものもあります。

極端にいえば、50gから25gのグリップに交換すると25gの軽量化になり、クラブ全体がかなり軽く感じられるようになりますよね。さらに、相対的にクラブヘッドの重みを感じられるようになる、すなわち「スイングウェイト」が重くなり、バランスが1ポイント変わります。このことは「ヘッドが効く」などと表現されます。

ヘッドが効くと、クラブが走りやすいので飛距離を伸ばすことができます。ただし、相対的にグリップが軽くなってしまいますので、インパクト時にハンドアップする可能性があるなど安定性に不安があります。

安定性よりも飛距離を重視したい、手元が軽くても十分にクラブコントロールできる技能があるという方は、軽めのグリップを選択するとよいでしょう。

4.2. 安定性を重視するなら重めのグリップ

軽めのグリップとは異なり、重いグリップでは安定したショットを生み出すことができます。ダウンスイングからインパクトにかけて、重いグリップは比較的手元が浮きにくく適正なスイングプレーンを描いてスイングすることができます。

正確にミートした場合、軽いグリップと比較して飛距離面では少し劣るかもしれませんが、手元がぶれにくくなるのでしっかりと芯に当てやすくなり、結果的に安定したショットに繋がります。ミート率向上にも繋がりますので、まだスイングの安定していない初心者の方などは、適度に重さのあるグリップを選択するのがよいでしょう。

4.3. バックラインでフェースの向きを確認する

ゴルフのグリップには「バックライン」があるものとそうでないものがあります。

バックラインとは、クラブを握った時に自分から見える面を表とするとその裏側、つまり自分の身体側にあるグリップの出っ張りのことです。グリップの後ろ側がライン状に盛り上がっていることから、バックラインと呼ばれています。

グリップの豆知識|グリップについて |MIZUNO CLUB ORDER

初心者の方は国内では一般的なバックラインがあるグリップを利用することをおすすめします。バックラインという目印があることで、スイング前に適正な位置を確認した上で毎回同じようにグリップすることができます。また、指が引っかかることでグリップが安定するなどの利点もあります。

一方、場面に応じてフェースの向きを大きく調整するという上級者の方などはバックラインなしがよいでしょう。バックラインなしの真円のグリップの方が好きなように握れるため、自由にフェースコントロールができます。

5. まとめ

グリップの様々な特徴をご紹介してきましたが、「このグリップを使うのが絶対によい」というものはありません。

それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身に適したグリップを選ぶことで飛距離や球筋、コントロール性の改善に繋げていきましょう。 クラブ自体を買い替えるのはある程度の費用が掛かりますが、グリップ交換であれば安く済む上にパフォーマンス向上も見込めます。

グリップは少なくとも1年に1回程度は交換すべきものです。車のタイヤと同じで、たとえ頻繁に使っていなかったとしても徐々に劣化してしまいますから、グリップ交換のタイミングは割と頻繁にあります。

この記事でご紹介した内容をしっかりと頭に入れて、あなたに適したグリップを選んでゴルフ上達を目指しましょう。先述のとおり、今すぐではなくとも、グリップ交換の機会は都度訪れます。その時のあなたのスイングや目標に応じた適正なグリップを選べるようにしておくことをおすすめします。

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