ラウンドをすると、「あと40yだけ打ってグリーンにピタッと乗せたい」などというアプローチショットの場面に遭遇することがありますよね。
こういった40~60yのアプローチショットでは、「ハーフスイング」で打つことをおすすめします。
ハーフスイングとは、通常のフルスイングの半分のスイング、つまり腰から腰のスイングのことをいいます。
この腰から腰のスイングのことをゴルフ用語では「ビジネスゾーン」とも呼ばれ、このスイングを極めるだけでも価値があることとされています。
このショットを使いこなせるようになれば、短い距離を上手く打ち分けることが出来ます。
ここからは、ハーフスイングのメリットと、スイングを安定させるためのハーフスイングの練習方法をご紹介します。
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目次
2. なぜハーフスイングが大切なのか
2.1. 微妙な距離を打ち分けられる
2.2. ハーフスイングで”ビジネスゾーン”を鍛えられる
2.3. まずはハーフスイングを極めよう
3. ハーフスイング練習で大切な3つのポイント
3.1. 前傾角度を維持する
3.2. 腕の三角形を維持する
3.3. 顔の軸を動かさない
1. ハーフスイングとは
ハーフスイングとは、通常のフルスイングの半分の力、半分のスイングアークでスイングすることをいいます。
ハーフスイングというと、
- 腰から腰のショット
- 4時-8時のショット
という2つの定義がありますが、この記事では「腰から腰のショット」と定義します。
先ほどご説明しましたが、ハーフスイングは適切な距離を打ち分けるために便利ですが、そのほかにもゴルファー必見のメリットがあります。詳しくは第2章をご覧ください。
2. なぜハーフスイングが大切なのか
2.1. 微妙な距離を打ち分けられる
まず、ハーフスイングはフルショットでは打ち分けることのできない飛距離を打つのに便利です。たとえば、SWの平均飛距離が80yですから、それよりも短い40-60yのアプローチショットなどではハーフスイングを使います。
また、普段7Iで150y、8Iで130y飛ぶとして、残り135y打たなければならない時、あなたはどちらの番手を選択するでしょうか。こうした場合は、8Iでフルショットをするのではなく、7Iでハーフスイングをした方が安定したショットになりやすいです。
ここで、皆さんに注意していただきたいことがあります。
それは「ハーフショットの飛距離は必ずしも半分にならない」ということです。
人にもよりますが、正しいスイングでハーフスイングをすれば、大体フルショットの飛距離の8割程度は飛びます。
普段の練習でもハーフスイングやスリークォータースイング(4分の3)を行い、自分の出せる飛距離を把握しておくことが重要です。
2.2. ハーフスイングで”ビジネスゾーン”を鍛えられる
このゴルフの学校でも何度かご紹介している「ビジネスゾーン」…みなさんはご存知でしょうか?一度、確認しておきましょう。
“ビジネスゾーン”とは、下の写真で表している赤い半円の部分です。
プロゴルファーの間では、「この範囲さえ完璧に出来るようになれば、ゴルフで飯が食える、ゴルフでビジネスが出来る」ということから、この範囲をビジネスゾーンと呼んでいます。
写真を見てお分かりいただけるように、ビジネスゾーンは腰から腰のスイング、つまり、ハーフスイングと同じですよね。
ビジネスゾーン=ハーフスイングは、すべてのショットの基本になります。これを正しくしていけば、すべてのクラブにおいて安定したショットをすることができます。
2.3. まずはハーフスイングを極めよう
先ほどご説明しましたように、ハーフスイングはすべてのショットの基本になる、大切なスイングです。
ハーフスイングの練習はフルスイングの練習に比べても地味ですし、やはりせっかく打つなら気持ちよく飛距離を出したいと思ってしまうのがゴルファーの性ですよね。
しかし、まだスイングが安定していない初中級者の方にとっては、まずはこのハーフスイングを極めることがゴルフ上達の鍵を握ります。プロや上級者こそ、この練習をおろそかにしていません。
ハーフスイングは、身体とクラブがどのように動いているのかをはっきり見ることができます。そのため、自分のクセをしっかりと認識することが出来る上に、身体の回転をしっかりと使ったショットが出来るようになります。
まだスイングが安定していない方は、フルスイングばかり練習するのではなくて、まずはハーフスイングでしっかりショットできるようになりましょう。
3. ハーフスイング練習で大切な3つのポイント
ハーフスイングの練習における注意点は、通常のスイングの注意点と同じです。通常のスイングの注意点を普段よりも、より意識しながら振り幅を腰から腰にすればOKです。
ただし、ハーフスイングを練習する際に、特に注意していただきたい点が3つありますので、それを以下でご紹介します。
3.1. 前傾角度を維持する
まず重要な事は、前傾角度を維持するということです。スイングしている間は身体がのけぞらないように、アドレス時の前傾角度を維持することが大切です。
前傾角度を維持する際には、以下の3つの角度に注目してください。
- 膝の角度
- 腰の角度
- 首の角度
3.1.1. 膝の角度
まずは、アドレスをした際に、膝から下の部分が地面と垂直になるようにしてください。スイング中はこの角度をしっかり維持するようにしましょう。
3.1.2. 腰の角度
腰の角度は具体的に何度にするというよりも、打つ前と打った後で角度が変化しないようにすることが大切です。
普段腰の角度が一定に保てていない方ほど、腰の角度を一定にしようとすると腰に大きな負担がかかったり、脇腹が苦しくなりやすいです。そうした症状が出るということは、腰の角度が保てているということなので、意識するようにしましょう。
3.1.3. 首の角度
ダウンスイングの際に、首の角度を維持できずに引いてしまう方が多いです。
クラブを振り下ろす際には、アゴとのどとの間につっかえ棒があるようにイメージをしながらショットすると、首の角度を一定に保つことができます。
以下の動画でも確認してみて下さい。
3.2. 腕の三角形を維持する
肩と肩とを結んだラインと、腕と肩とを結んだラインで出来る三角形を崩さないようにしながらスイングをしましょう。
最も動いてしまいやすいのは手首です。脇を適度にしめて安定性を高め、手首をしっかりと固定しましょう。肘をしっかりと伸ばすのもポイントです。
3.3. 顔の軸を動かさない
よく、スイングに合わせて顔が動いてしまう方がいますが、これもよくありません。腕の三角形を維持しようとすると、どうしても顔の軸が動いてしまいがちですので、注意するようにしてください。
鼻の筋のラインを顔の軸と考えて、まずそれをアドレスの際に身体の軸に対してまっすぐにしましょう。スイング中はそれが中心から動かないように、まっすぐ保つようにして下さい。
「ハーフスイングの時だけシャンクになってしまう…」という方は割と多くいらっしゃいます。これは、おそらく手打ちになっているのが原因です。
特に、飛距離を抑えたショットをしようとしている時には、身体の回転がしっかり出来ていないことが多いです。下半身をしっかりと固定し、腕と身体が一体化したショットを出来るように心がけましょう。
身体の回転を意識しようとしてもどうしても手打ちになってしまうという方は、クラブを短く持ってみることをおすすめします。そうすれば、自然と飛距離も落ちますし、コントロールもしやすくなります。
手打ちの改善法に関しては、「【動画】ゴルフ初心者なら誰もが悩む”手打ち”の原因と直し方」という記事にまとめられていますので、こちらもご覧ください。
4. まとめ
ラウンドをしていると、ハーフスイングでショットする機会がかなり多いことに気づかれると思います。
事前に練習をしていれば、そういった状況になったとしても落ち着いてショットすることが出来ますが、もし練習をしていなければショートやオーバーになってしまう可能性が高いです。
また、ハーフスイングは、スイングがどのようになっているのかを自分自身がしっかりとチェックすることが出来ます。これを練習することで、自分のクセをしっかりと見抜き、改善していくことが可能です。
メリットの多いハーフスイングを練習して、スコアアップを目指していきましょう!
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