初ラウンドでも安心!ゴルフのスコアカードの書き方とは?

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初めてのラウンド、スコアカードの書き方がよく分からなくて不安だという方も多いのではないでしょうか?

スコアカードとは、ゴルフコースでプレーをする際に、スコアを記入していくためのカードのことをいいます。ゴルフをする時には必ずこれを記入するので、ラウンドの際には、記入方法を知っておかなければいけません。

そこでこの記事では、スコアカードの基本的な書き方や、今後の上達に役立つスコアカードの記入方法に関してご説明します。

初心者の方は、この記事を読んで、スムーズに初ラウンドを迎えられるようにしましょう。

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目次

1. スコアカードの書き方
1.1. スコアカードはどこで手に入れる?
1.2. スコアカードには何が書いてあるの?
1.3. 2種類のスコアカード
1.4. 名前を書く順番は?
1.5. もし不備があったら?

2. 上達に役立つカード記入の工夫
2.1. パット数を書く
2.2. 使ったクラブやショットの結果を書く
2.3. 100切りを目指す人はダブルボギーを目安に

3. スコアカードをデジタル化しよう

4. まとめ

1. スコアカードの書き方

第1章では、スコアカードの基本的な記入の仕方に関してご説明します。初心者の方はこれをよく読んで、初ラウンドで失敗しないようにしましょう。

1.1. スコアカードはどこで手に入れる?

スコアカードは、各ゴルフ場で用意されています。ですので、自分で購入したりする必要はありません。

ゴルフ場によっても異なりますが、多くの場合、到着してチェックインをすると、当日自分が使うロッカー番号が書かれた「スコアカードホルダー」が渡されます。

スコアカードホルダーには、ロッカーの鍵が付属していますので、ロッカーの開・施錠はこれで行います。また、ゴルフ場内での飲食や売店での購入の際には、カードホルダーに書かれたロッカー番号を使い、チェックアウトの時にまとめて精算するシステムになっています。

車でゴルフ場に到着、受付を済ませてロッカールームへ |マイベストプロ大阪・和歌山

ちなみに、最近では、ICチップ搭載のスコアカードホルダーも増えています。この場合には、ロッカーの開・施錠は、ホルダーをかざすだけでOKですし、自販機でのドリンクの購入も、これをかざすだけで済みます。

津久井湖ゴルフ倶楽部

スコアカードと、それを記入するための鉛筆(ペグシル)は、スコアカードホルダーと一緒になっている場合とそうでない場合があります。もし、一緒になっていない時には、クラブハウスを出てすぐの「マスター室」前に置かれていますから、プレーを始める前に必ず取るようにしましょう。

ゴルフ初心者ガイド⑨いよいよコースデビュー! |GOLF LIFE

1.2. スコアカードには何が書いてあるの?

スコアカードは、各ゴルフ場によって仕様が違いますが、大体以下の内容が書かれています。

以下のスコアカードは、ハワイのゴルフ場のスコアカードです。英語で書いてありますが、内容は日本のゴルフ場とほとんど同じです。ちなみに、このスコアカードのように、各ホールの図が書かれている場合もあります。

コーラルクリークゴルフコース |タチバナエンタープライズ

さらに、各項目についてご説明します。

ホールナンバー

ホールナンバーとは、その名の通り、各ホールに充てられた番号のことをいいます。

通常は、「アウトコース」である1~9番ホールを順に回ってから、「インコース」である10~18番ホールを回ります。

しかし、混雑時などでは、「イン・アウト」の順で回る場合もありますので、その場合は、先に10~18番にスコアを記入することになりますから、間違えないように注意しましょう。

ちなみに、ゴルフは元々18ホールを一気にプレーする「スループレー」が一般的でした。そのため、クラブハウスを出て1~9番ホール、そこからクラブハウスに帰るように10~18番ホールが配置されていましたので、前半は「going out」、後半は「coming in」と呼ばれていました。その名残で、「アウト」「イン」といいます。

out-in-through

コースレイアウト |富士御殿場ゴルフ倶楽部

各ホールのヤーデージ

ゴルフの距離の単位は「ヤード(yard)」と言うことから、「距離」のことは「ヤーデージ(yardage)」と言われます。

ゴルフでは、プレイヤーの性別や年齢、レベルによって、1打目を打つ場所を決定する「ティーマーク」(下画像)が異なります。そのため、スコアカードには、各ティーマークからのヤーデージが書かれています。

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No.1080 ティーマーク |SOMAX 山陽精工株式会社

このヤーデージは、ティーマークからグリーンの中央までの距離と、グリーンの最も手前までの距離を表す場合などがあります。どこの距離かはゴルフ場によって異なりますので、確認しておきましょう。

各ホールのハンディキャップ

スコアカードに書かれているハンディキャップは、マッチプレー時に、プレイヤー同士のハンディキャップの差を埋めるために、各ホールに設定されているハンディキャップです。通常は用いません。

よく、このホールのハンディキャップは難易度を指していて、数字が小さくなるほど難しいコースになる、と思っている方もいますが、それは少し誤解があります。

ゴルフ場によっても異なりますが、アウトとインの2つに分けるか、もしくは全18ホールを1~3、4~6、、、というように各3ホール、6つに分けて、まずはその中で難易度を決定します。

次に、たとえば6つに分けた場合は、2グループ目の最も難しいホールに「1」、5グループ目の最も難しいホールに「2」と番号を振っていきます。そのため、もし5グループ目の最も難しいホールが全18ホールで1番難しかったとしても、番号は「2」となりますので、数字が小さいほど難しいというのは間違いです。

各ホールのパー

ゴルフでは、「このホールは何打でカップインしてくださいね」という規定打数=パーが決められています。パーはホールの長さによって3,4,5となっています。

もし、パーが4のホールを4打でカップイン出来ると「パー」といいます。ちなみに、それよりも1打少ないと「バーディ(-1)」、2打少ないと「イーグル(-2)」、3打少ないと「アルバトロス(-3)」と呼び、逆に1打多いと「ボギー(+1)」、2打多いと「ダブルボギー(+2)」、3打多いと「トリプルボギー(+3)」と呼びます。

自分+同伴者の打数の記入欄

各ホールが終わる度に、自分のスコアと同伴者のスコアを記入します。カートで移動しながら記入する場合もあります。

アウト・イン・トータルのスコア記入欄

9番ホールと18番ホールの後ろには、それぞれアウトでの合計スコアとインでの合計スコアを記入する欄があります。

さらに、インコースでのスコア記入欄の後ろには、トータルでのスコア記入欄がありますから、アウト+インのスコアを記入しましょう。このスコアのことを「グロス」といいます。

各競技者のハンディキャップ記入欄

ハンディキャップとは、異なるレベルのプレイヤーが公平に競技を楽しめるように考えられたものです。

ハンディキャップは、基本的にJGAが発行する「JGA/USGAハンディキャップ(オフィシャルハンディキャップ)」が使われます。ただ、アマチュアゴルファー全員が必ずしもオフィシャルハンデを持っているわけでは無いので、その場合には「プライベートハンディキャップ」が使われます。

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JGA/USGAハンディキャップインデックスの取得方法 |日本パブリックゴルフ協会

プライベートハンデをどのように決定するかは、そのコンペの幹事が決めるのが一般的です。

ネットスコア記入欄

先ほどご説明したように、単純に各ホールの打数(スコア)を18ホール分足したものを「グロス」といいます。

このグロスから、先に記入した各自のハンディキャップを引いたスコアのことを「ネットスコア」といいます。このスコアを記入して下さい。

トータルスコアが98でハンディキャップが26の場合は、【98-26=72】なので、ネットスコア、つまり最終的なスコアは72となります。

自分の署名欄

スコアカードには、必ず自分の名前を記入しましょう。上のスコアカードでは「Scorer」と書いてあるところに署名をしてください。日本では「Player」や「本人署名」、「Approved by」と書かれている場合が多いです。

ゴルフの上達に欠かせないゴルフスコア管理 |じゃらんゴルフ

なお、プライベートなコンペの場合には、自分でスコアを付けることも多いですが、競技会やゴルフ場が主催するコンペなどに参加する時は、指定された「マーカー」にスコアを記録してもらいます。

A,B,C,D,4人のプレイヤーがいた場合、

  • AのマーカーはB
  • BのマーカーはC
  • CのマーカーはD
  • DのマーカーはA

のように、互いにマーカーをします。もちろん、確認のため、自分のスコアも記入します。

このように競技会などで正式にスコアを付ける場合には、マーカーがサイン(アテスト)したスコアカードに、プレイヤー自身がそれを承認する意味でサイン(アプルーブ)することで、そのスコアが確定します。

公式な競技で自署がない場合には、競技失格となりますので注意しましょう。

同伴競技者の署名欄(マーカー)

先ほどご説明したように、公式な競技の場合は、マーカーにスコアをつけてもらいます。

ラウンドが終わった後には、マーカーがスコアに誤りがないことを確認してサイン(アテスト=証明)をします。

「Marker」や「Attested by」、「同伴者確認署名」などと書いてある所にサインをしましょう。

マーカーのサインがない場合にも、競技失格となりますので注意が必要です。

1.3. 2種類のスコアカード

スコアカードには、通常(プライベート)用のものと公式用の2種類があります。

通常用は、下のように同伴者のスコアも記入できたり、ホールのハンディキャップが記載されています。

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スコアカードの記入方法 |MIZUNO

公式用は、下のように比較的シンプルなもので、下の大きい部分に自分がマーカーを務める同伴競技者のスコアを書きます。そして、競技が終わったらここを切り取り、両者がサインをして提出をします。

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スコアカードの記入方法 |MIZUNO

上の小さい部分は、マーカーが記入したスコアが合っているかどうかをチェックするために、自分自身のスコアを記入する部分です。

1.4. 名前を書く順番は?

社内ゴルフや接待ゴルフでは、何となく自分の名前を最後(一番下か一番右)に書いてしまいがちですが、これは誤りです。

たとえ接待であっても、自分の名前は最初(一番上か一番左)に記入しましょう。

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ゴルフ・スコアの基礎知識 |ゴルフ豆辞典

それ以降の順序は、社内の場合は年功序列あるいは役職順、接待の場合は得意先を先に書くようにしましょう。友人や同僚とのプレーであれば、実力順やティーアップ順でOKです。

1.5. もし不備があったら?

公式な競技等で、スコアカードを提出しなければいけないときに、マーカーの署名とプレイヤーの署名、つまりアテストとアプルーブなしでスコアを提出してしまった場合には、競技失格となります。

また、スコアに誤りがあるとき、いわゆる「スコア誤記」の際にも、ペナルティが課される場合があります。

もし、1ホールでも実際のスコアよりも少ないスコアを書いて提出してしまった場合には、その競技者は競技失格となります。ですが、実際のスコアよりも多いスコアを提出した場合には罰則がなく、そのままそのスコアが採用されます。

なお、各ホールのスコアは正しいが、合計スコアが実際のスコアよりも少なくなっている場合には、罰則はなく、正しい合計スコアが採用されます。ゴルフ規則では、プレイヤーが責任を持つのは「各ホールのスコア」のみとされていて、スコアの加算に関しては委員会の責任とされています。

ちなみに、スコアカードは「スコアカード提出箱」のような箱に入れるのが一般的です。スコアは、その箱にカードを入れた時点で確定します。

2016年ルール改定

2016年のルール改定によって、スコア誤記に関するルールが一部変更されました。上でご説明しましたように、従来は実際のスコアよりも少ないスコアを提出してしまった場合、どんなときでも競技失格になっていました。

しかし、このルール改定によって、プレイヤーがスコアカードを提出する前に罰打を受けていたことを知らずに、実際のスコアよりも少ないスコアを提出していた場合には、競技失格にならないということが付け加えられました。

ただし、この場合もペナルティが発生します。まず、違反のあったルールに基づく罰を受けた上で、さらにスコア誤記に対するペナルティとして各ホール2打罰が加えられますので注意をするようにしましょう。

2. 上達に役立つカード記入の工夫

第2章では、今後の上達に役立つような、スコアカード記入の工夫方法についてご説明します。

2.1. パット数を書く

多くのゴルファーがやっているのは、「パット数を記載する」ということです。「パターは全ショットの半分を占める」という言葉があるほど、パットはスコアを左右する重要な要素です。

そのため、自分はショットを苦手としているのか、パットを苦手としているのかをはっきりさせるために、パット数を書きます。これは多くのゴルファーの間で当たり前になっていますね。

2.2. 使ったクラブやショットの結果を書く

自分がどのクラブを使って打ったのか、また、そのクラブで打ったときに、弾道はどのようになったのかを書いておきましょう。

たとえば、ティーショットをドライバーで打った時に、目標よりもスライス・フックだったのか、ショート・オーバーだったのかを、矢印や略語で書いておくのがよいでしょう。OBやハザードに入ってしまった時は、それも書いておくことをおすすめします。

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90を切るための5つの秘策 |Golf Life

これをすることで、自分が苦手とするクラブが分かったり、ショットにどのようなクセがあるのかを知ることが出来ます。また、その時の環境(風向き等)も書いておけば、後々そのカードを見なおした時に参考になります。

2.3. 100切りを目指す人はダブルボギーを目安に

これは心持ちの問題ですが、100切りを目指す人はパターではなくダブルボギーを目標にしましょう。

一般的なパー72のゴルフコースの場合、全ホールでダブルボギーということになると、【+2×18】で+36、【パー72+36】で108打となります。

したがって、18ホール中9ホールでボギーを取れれば、99打となり100切り成功です。さらに、ダブルボギーを基準とすれば、ボギーだとしても「-1」と考えられます。

プライベートなコンペで、スコアカードを提出しなくても良い場合には、あらかじめ各ホールのパーに+2した独自のパーを書き、それを目標にすれば、多少なりとも心持ちが変わるはずです。

3. スコアカードをデジタル化しよう

今後のために、スコアカードをそのまま蓄積している人もいますが、それをスマートフォンのアプリなどに入力して、デジタル化するのもおすすめです。

たとえば、「GDOゴルフスコア管理」や「最強ゴルフスコアアプリ」などのアプリでスコアなどを入力しておけば、平均スコアや平均パー率、スライス率やバンカー率、フェアウェイキープ率が自動的に計算され、自己分析に活用することが出来ます。

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GDOゴルフスコア管理

ちなみに、「GDOゴルフスコア管理」では、年会費を払った上で5回以上スコアを登録すれば、「JGA/USGAハンディキャップインデックス」を取得することが出来ます。

また、スマートフォンでなくても、PCのエクセルでまとめるのもおすすめです。自分でシートを作れなくても、Microsoftの「楽しもうOfficeライフ」で「ゴルフ スコアカード(グラフ付き)」というテンプレートをダウンロードすることが出来るので、誰でも簡単にフェアウェイキープ率の推移などをグラフ化することが出来ます。

4. まとめ

何回かラウンド経験を積めば、スコアカードの記載もすぐに慣れてしまいますが、「これから初ラウンド」のような方は、勝手が分からず困ってしまいますよね。

この記事では、そのような方でも安心して初ラウンドを迎えられるよう、スコアカードの記入の仕方を一からご説明しました。これを覚えておけば、初ラウンドも安心です。

また、第2章でご説明したように、単にスコアを書くだけではなくて、ショットの結果なども併せて書けば、今後の上達に大きく役立てることが出来ます。ぜひ、スコアカードを活用して、自分の苦手な部分を掴んで、克服していきましょう。


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