「ん?どこから打てばいいの???」初めてゴルフ場に行った時に、このように悩んだという方は少なくないのではないのでしょうか。
一打目を打つ場所(ティーインググラウンド)を決めるときには、「ティマーク」や「ティマーカー」と呼ばれる目印を使います。ですがこのティマーク、いろいろな色のものが設置されていて、「一体自分はどの色のティマークを使ったらいいんだ!?」と、初めての方は悩んでしまうと思います。
そこでこの記事では、初めてラウンドをする方でも悩むことがないように、ティマークからどの範囲内から打てばいいのか、あなたがどの色のティマークを使えばいいのかについてご説明します。また、ティマーク関連のルールや、悩みやすいポイント4つについても解説していきます。この記事を読んで、スムーズにラウンド出来るようになりましょう。
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目次
3. ティマーク関連のルール&よくある悩み4選
3.1. ティ区域外から打ってしまったらペナルティ?
3.2. ティ区域外にあることを教えたら違反になる?
3.3. ティマークって動かしてもいいの?
3.4. ティマークにクラブをぶつけた!保険は下りる?
1. ティマークとは?
ティマークとは、ティーの上にボールを置いて一打目を打つ場所、ティーインググラウンドの範囲を決めるための目印です。直径15cmぐらいの球形が多いのですが、熊や切り株、うさぎの形のものもあります。「ティーマーク」、「ティマーカー」、「ティーマーカー」とも呼ばれ、これはあらかじめコース側が設置するものです。
No.1080 ティーマーク|SOMAX 山陽精工株式會社
ティマークは2つで1組になっており、この2つの外側の先端を直線で結んだラインよりも後方、2クラブレングス以内から打たなければなりません。この範囲のことを「ティーインググラウンド」、「ティー区域」などと呼びます。ちなみに、「クラブレングス」というのは、クラブ1本分の長さのことをいいます。
ティマークには何種類かの色があり、その人の性別やレベル、年齢によって、どの色を使えばいいのかというのが決まってきます。2章で詳しく説明していきます。
2. ティマークの色と種類
ティマークには複数の色のものがあり、性別やレベルによって使うべきティマークが異なりますので、1打目の場所が人によって変わってきます。ゴルフ場によっても変わりますが、この記事では一般的に使われている色のティマークについてご説明します。
一般的によく使われるティマークの色は、以下の4種類です。
色 | 名前 | 使うべき人 |
白 | レギュラーティ・フロントティ・白ティ | 男性アマチュア |
赤 | レディースティ | 女性 |
青 | バックティ | 上級者・競技(プロ) |
黒 | チャンピオンシップティ・フルバックティ | 競技(プロ) |
このように分けられています。上の4つに分けられている場合、グリーンとの距離は、赤・白・青・黒の順で長くなります。
ゴルフ場にもよりますが、バックティは事前にゴルフ場の「マスター室」に連絡する必要がある場合が多いです。チャンピオンシップティは基本的に選手権などの時にしか使用されませんが、アマチュアに公開されている場合もあります。ですが、ハンディキャップの制限が付いていることが多いので、好き勝手に使えるというわけではありません。
また、上の4つとは別に、銀色のシニアティや、金色のグランドシニア・初心者ティなどがあったり、チャンピオンシップティとフルバックティが別になっていたりすることもあります。当然、ゴルフ場によって、色の組み合せが変わりますので、プレーし始める前に確認をして下さい。
3. ティマーク関連のルール&よくある悩み4選
ティマーク関連のルールや、よくある悩みを4つに絞ってご紹介します。
- ティ区域外から打ってしまったらペナルティ?
- ティ区域外にあることを教えたら違反になる?
- ティマークって動かしてもいいの?
- ティマークにクラブをぶつけた!保険は下りる?
以下で、それぞれ説明していきます。
3.1. ティ区域外から打ってしまったらペナルティ?
ティマークから2クラブレングス後方の範囲である「ティーインググラウンド」の外で打ってしまうと、2打罰になります。念のため説明しておくと、「2打罰」というのは、そのコースの合計打数に、ペナルティとして「2打」加算されてしまうことを言います。
もし区域外で打ってしまったら、2打罰を加えられたあと、ティーインググラウンドから再度打たなければなりません。したがって、再度打ち直す球は、「3打目」ということになります。ちなみに、自分自身の身体は、区域外にあっても問題ありません。ボール・ティさえ区域内にあればOKです。
また、プレイヤー自身が誤りを訂正せずに、次のホールのティーインググラウンドでストローク(意志を持ってボールを打つ)をしてしまった場合には、競技失格となってしまいます。もし「区域外で打ってしまった!」という自覚がある場合は、早急に自己申告しましょう。
3.2. ティ区域外にあることを教えたら違反になる?
同伴プレイヤーがティ区域外から打とうとしているのを指摘するのは、違反ではありません。むしろ、一般的には、同伴者が打ってしまう前に指摘してあげるものです。ゴルフ規則では、他のプレイヤーに「アドバイス」することを禁じていますが、「規則」についての情報はアドバイスではない、と書き添えられています。
ちなみに、ティーインググラウンドより前から打ってしまうことを「デベソ」といいます。ボールを打ってしまってからだとペナルティの対象になってしまいますので、同伴者が打ってしまう前に「デベソだよ!」と教えてあげましょう。
3.3. ティマークって動かしてもいいの?
ティショット(1打目)の場合、ティマークを動かしてしまうと、2打罰となります。ティマークは、ティショットが終わるまでは「固定物」として扱われますので、ティマークを抜いたり移動させることは違反となります。すぐに元の場所に戻して、2打罰を受けてプレーを続行して下さい。
さらに、抜いたり移動させたままプレーを続行してしまうと、競技失格となりますので、気をつけてください。そもそも、ティマークが邪魔になる場所にティを挿してしまうことが間違いです。ティを挿す場所に注意しましょう。
ティショット以降の場合には、ティマークは「固定物」から「動かせる障害物」という扱いに変わります。そのため、2打目以降でティマークが邪魔になってしまう場合には、打罰なしで抜き、移動させることが出来ます。
2打目以降にティマークが邪魔になるというのは、殆どの場合、ティショットをミスしてすぐそばに落としてしまった場合だと思います。その場合は、遠慮無くティマークを移動させて下さい。ただし、プレーをしたあとは、元の位置に戻すようにしましょう。
なお、1打目でペナルティをした際などの打ち直しとして打つボールは、2打目としてみなされないので、実質2,3打目であったとしても、ティマークを移動させたりすることは出来ません。ご注意下さい。
3.4. ティマークにクラブをぶつけた!保険は下りる?
ティマークにクラブをぶつけてしまい、クラブが破損してしまった場合には、保険が下りる場合が多いです。ただ、あなた自身が契約しているプランと破損の度合いにもよるので、ご自身の契約プランをご確認下さい。
保険会社にもよりますが、
- ゴルファー保険事故証明書(ゴルフ場で書いてもらう)
- 修理の見積書もしくは修理不能証明書
- 破損したゴルフクラブの写真
- 保険金請求書
などが必要になるようです。参考になさってください。
なお、ゴルフ保険に関しては、「月1ゴルファーでもゴルフ保険が必要な4つの理由と選び方」という記事に詳しく書かれています。ゴルフ保険に興味がある方は、こちらもご覧ください。
4. まとめ
ティショットの際に間違ったティマークを目安にして打ってしまうと、当然ペナルティを受けてスコアに悪影響を及ぼします。そして何より、ラウンドの初っ端からそんなミスをしてしまうと、恥ずかしい思いをすることになりますし、その後のメンタルにも大きく影響しかねません。
この記事に書かれたことを頭に入れて、スムーズにラウンドし、恥をかくことがないようにしましょう。そして、もし同伴者がミスをしそうになったら、相手がペナルティを受ける前に、やさしく指摘することが出来るゴルファーになりましょう。