ギブアップとは
ギブアップには、ルールで定められたギブアップと、ローカルルールのギブアップの2種類があります。
ルールで定められたギブアップは、ホールの勝利数で争うマッチプレーの時に使われます。マッチプレーでギブアップ、正式名称では「コンシード」すると、ホールの途中で相手に勝ちを譲ることになります。
マッチプレーでは、カップに遠い人からショットをする「遠球先打」が徹底されています。ですので、たとえ次のショットで必ずカップイン出来る位置にボールがあって、勝ちがほとんど決定していたとしても、遠くにいる同伴者のショットを何打か待っていなければなりません。
そのようなときは、もうほぼ負けが確定しているプレイヤーがコンシードを宣言して、ギブアップします。マッチプレーは打数ではなくホールの勝数で争うため、ギブアップしても影響が少ないです。そのため、ギブアップはよくあることになります。
ローカルルールでのギブアップは、ストロークプレーで使われます。これは、「もうこのホールは諦めよう」と思った時にギブアップを宣言すれば、そのホールのパーの3倍の打数をスコアとすることが出来るというルールです。
ですが、これはあくまでもローカルルールなので、統一されたルールがあるわけではありません。コンペなどの時は、あらかじめルールをよく確認しておきましょう。