上げて寄せワン!ピッチショットをマスターする3つのコツ

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ピッチショットアプローチとはボールを高く上げて転がりを少なくする打ち方のアプローチです。

ピッチショットが上手く打てるようになれば 30ヤード、40ヤードの距離から高い確率で ワン・ピン以内に寄せることが出来るようになるので、ミスの後のリカバリーやロングホールなどで大きな武器になります。

プロゴルファー 小原大二郎
この記事では初心者でもピッチショットを正しく打つコツや注意点を解説していきます。
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目次

1. ピッチショットとは

2. ピッチショットを使うべき最適な状況

3. ピッチショットを打つ時の3つのコツ
3.1 ボールの位置はスタンスの中央
3.2 フェースの向きはややオープン
3.3 重心はセンター

4. アプローチで起きやすいミスと練習法
4.1 多少ダフってもいい!の意識で打つ
4.2 トップは腰や頭が浮いていないかチェック
4.3 アプローチのミスを減らす片足立ちスイング

5. まとめ

1.ピッチショットとは

ピッチショットは、ボールを高く上げ、落ちてからほんのわずかに転がるショットです。ちょっとしたバンカーや障害物を超えたいときに使います。

pitch

“ピッチショットとチップショットの違い”

  • ピッチショット・・・ボールを高く上げ、落ちてからほんのわずかに転がるショット
  • チップショット・・・ボールをほとんど上げずに転がしてピンに寄せるショット

よく間違えやすいのがピッチショットとチップショットです。

プロゴルファー 小原大二郎
距離としては何ヤードからこう呼ぶという基準はありませんが、30y以上になるとピッチショットと呼びます。

ピッチショットとロブショットの違い

こちらも、チップショットと並んで、ピッチショットと間違えやすいです。

中には「ピッチショットとロブショットは同じだ」という方もいらっしゃいます。

確かに明確な基準は存在しないので「ほぼ同じようなもの」といえるかもしれませんがあえて違いを言うならばスピン量に差があります。

  • ピッチショット・・・クラブのロフトどおりに上がる高い球筋を狙ったゴルフスイングでボールにスピンをかけてコントロールするショット
  • ロブショット・・・フェースをかなりオープンにして、ボールの下を抜くようなイメージでロフト以上の高さの球筋で、ボールにスピンをかけずにふわりと落とすショット

ですが、これを呼び分けることは特に大きな意味はありませんので、自分がイメージした高さ、スピン量で球が打てるようになることを優先しましょう。

2.ピッチショットを使うべき最適な状況

ピッチショットを打つ状況は以下のような時です。

  • グリーンまでの間にバンカーや池、土手などがある
  • グリーンエッジからピンまでの距離が短い
  • ボールを止めたい

上記のような場合、ボールを高く上げて止めるピッチショットが有効です。

3.ピッチショットを打つ時の3つのコツ

ピッチショットの打ち方のポイントは3つあります。

  • ボールの位置はスタンスの中央
  • フェースの向きはややオープン
  • 重心はセンター

この3つを意識すれば、距離をコントロールするためスイングが安定し、25~50ヤードまでの距離を正確に打つことができます。

3.1. ボールの位置はスタンスの中央

ボールの位置はスタンスの中央です。

これよりもボールを右に置くと、ボールが転がりやすくなり、左に置くとボールが止まってしまいます。「ボールの位置はスタンスの中央」と決めておくと、いつも一定のボールが打てるようになります。

構え方:ボール位置加工jpg

3.1. フェースの向きはややオープン

フェースの向きをターゲットに対してエッジの向きを直角ではなく、1~2時のようにほんのわずかにフェースを開いて構えます。そうすることで通常よりも少し高いボールがでるようになります。

プロゴルファー 小原大二郎
注意点としては、フェースを開いた方向に振ってしまわないように気をつけましょう。

フェースは開いていますがクラブヘッドはターゲットの方向に振っていく点だけ注意して意識しましょう。

3.2.重心はセンター

重心は左右均等にします。アプローチは非常にコンパクトなショットなので基本的に体重移動の必要がありません。余計な体重移動は失敗を招くので、均等に重心をかけてしっかり保ちましょう。

重心

ボールがセンター、重心もセンター、フェースの向きだけ少し開いているというのがピッチショットです。この3つのポイントを抑えて高いボールでピンの根本を狙いましょう。

4. アプローチで起きやすいミスと練習法

アプローチのようなスコアに直結するコントロールショットは緊張も相まってミスしが出やすいです。そこでアプローチで多いダフりとトップのミスについて、考えられる原因と効果的な練習法をご紹介します。

4.1 多少ダフってもいい!の意識で打つ

アプローチでダフってしまう時は以下のような原因が考えられます。

  • ダフることを避けようとしすぎて手が遅れ、インパクトのタイミングを外している
  • 最初のアドレスの状態から腰や頭が下がっている
  • 手首のコックが解けてしまっている

アプローチでは、ボールのあった位置にソールをざっとこするようにスイングできればショットが決まります。

プロゴルファー 小原大二郎
そのため「多少ダフってもいい」という意識で、必要以上にダフりを意識しないこともポイントです。

詳しくは、「ゴルフのダフりを解消したいなら必ず取り入れるべき練習法」をご覧ください。

4.2 トップは腰や頭が浮いていないかチェック

アプローチでトップしてしまう時は以下のような原因が考えられます。

  • ボールをすくい上げている
  • 最初のアドレスの状態から、腰や頭が浮いている

上記のいずれも、ボールの手前にスイングの最下点が来てしまってトップが起こる原因となります。アプローチショットでポイントとなる重心のコントロールが出来るようになればトップのミスは改善できます。

詳しくは「ゴルフのレッスンプロが伝授する!トップの原因と治し方」をご覧ください。

ダフりやトップの不安から開放されれば、思い切りの良いアプローチが出来るようになります。そこでこれらのミスを改善し、アプローチショットに安定感が出てくる片足立ちスイングを紹介します。

4.3 アプローチのミスを減らす片足立ちスイング

アプローチでのミスを減らすのに、片足立ちで行うスイングが効果的です。有名な青木功選手はふくらはぎの筋肉が通常の人の倍くらいあるそうで、アプローチの名人と言われる所以にはふくらはぎの強さが大きく関係しています。

プロゴルファー 小原大二郎
片足立ち練習を行うことでふくらはぎを強くし、スイング中のバランスアップ・重心の位置を保つ安定感が養われます。
片足立ちスイングのやりかた

ステップ1 :左右どちらかの片足で立ち、ボールは立っている足の真上にセットする

ステップ2 :最初は、連続で3球片足のまま打てるようにする

ステップ3 :打ち終わった後なるべくフラフラしないようにする

片足立ち練習加工jpg

この練習の際はぴったりに寄せることをそれほど意識しなくても、片足だけでそれぞれ10球連続で打てるようになればアプローチが安定してきますのでぜひ練習に取り入れて見て下さい。

5. まとめ

ピッチショットはボールを高く上げるショットなので難しいという印象があるかもしれません。

しかし、「ボールの位置」「フェースの向き」「重心」の3つを意識すれば、正確なショットを打てる確率がグッとあがります。

ピッチショットを覚えれば、バンカーや障害物が前方にあっても自信を持ってプレーできるので是非マスターしましょう。

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・練習場でのスイング練習でやってはいけないこと

・シャフトの硬さは人に見てもらう方が良い?

などなど。

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