確実にアプローチの距離感を手に入れる2つのポイント

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アプローチの場面で、ご自身の距離感に自信を持って打てる方は意外と少ないのではないでしょうか。
距離感が掴めるようになれば、より正しい判断に繋がりますし反省点も明確になり、アプローチに自信が生まれます。

正しい距離感を身につけるためには一打でもたくさん打って感覚を養っていくことが大切ですが、ポイントを外してやみくもに練習すると逆に遠回りになってしまいます。
そこでこの記事では、距離感を掴むために必要な2つのポイントと練習方法を紹介していきます。

目次

1. 距離感を掴むのに必要な2つのポイント

2. 距離感の基準を作るスイング3ステップ
ステップ1 スイングのリズムとテンポを一定にする
ステップ2 振り幅を左右対称にする
ステップ3 どの振り幅で何ヤード飛ぶのか、距離感の基準を作る

3. ピンまでの状況を読む4ステップ
ステップ1 グリーンを読む
ステップ2 ライの判断
ステップ3 クラブ選択
ステップ4 落とし場所、球種の選択

4. 距離感を養う練習2つ
4.2 ボールの下手投げ
4.1 落とし所を見つめて素振り

5. まとめ

1. 距離感を掴むのに必要な2つのこと

距離感を掴むために身につけて欲しい2つのポイントを紹介します。「何となく」ではなく正しい距離感を養うために欠かせない柱となるので、しっかり頭に入れて下さい。

自分が気持ちよく振れるスイングで距離感の基準をつくること

まずゴルフ初心者の方やアベレージゴルファーの方は、自分の中で「このスイングをしたらこのくらいの距離が出る」という基準を作りましょう。
距離によって感覚でスイングを変えるのではなく、自分が気持ちよく振れるスイングを基準にして距離感を掴む練習していくと再現性が格段に増し、だんだん感覚として身についてきます。どのように基準を作るか2章で紹介していきます。

ピンまでの状況を読んでイメージを作ること

アプローチの上手な人は、寄せるためのイメージが描けています。コース上では、ピンまでの距離や障害物、傾斜など様々な要素を見込んで距離感を掴まなければいけません。そのためには頭の中でアプローチのイメージを描くことがとても重要です。
慣れないうちは判断に時間がかかり迷うことも多いでしょうが、判断力が高まればおのずと距離感に自信がついてきますので、コースに出る度に挑戦していきましょう。詳しくは3章で紹介します。

2. 距離感の基準を作るスイング3ステップ

まず最初に距離感を身につけるために自分が安定してできるスイングを見つけ、その飛距離を基準にするとシンプルに習得できます。その基準を作るための3つのステップをご覧下さい。

ステップ1 スイングのリズムとテンポを一定にする

スイングのリズムとは「いち、に」という拍子のことで、テンポとは「いち、に」なのか「いーち、にーい」かという速度のことを指します。人にはそれぞれ自分にとって心地の良いリズムとテンポがあるので、振り幅に応じて、適度なリズム・テンポを把握しましょう。

ここで大切なことですが、バックスイングとダウンスイングのリズム・テンポの差が極力小さくなるように心がけましょう。実際はダウンスイングで緩やかに加速していきますが、気持ちの面では同じリズム・テンポのつもりで行うと飛距離が安定します。スイングリズムテンポ合成
アマチュアの方によく見られますが振り幅に対して速すぎても遅すぎても、ダフりやトップなどの原因になります。

ステップ2 振り幅を左右対称にする

スイングの振り幅を左右対称にすることで、スイング中の力加減が一定になり距離感が安定します。逆に大きくテークバックして小さく打ったり、小さいテークバックから大きく打つと、インパクト付近で力のテンションが大きく変化するので安定した距離感が身につきません。

そこで練習場で、自分の身体の前に大きな時計があることをイメージして「4時~8時」あるいは「腰~腰」というように、左右対称な振り幅をとにかく意識して打つ時間を設けましょう。

ふり幅、背景統合

ステップ3 どの振り幅で何ヤード飛ぶのか、距離感の基準を作る

心地よいスイングのリズムやテンポ、左右対称の振り幅が身についたら「自分の身体で何時~何時まで振った時に、何ヤード飛ぶのか」ということを把握して下さい。これが距離感の基準になります。

その把握した距離を基準として、実践の場では振り幅の大きさやリズムテンポを調節することで距離を合わせていきましょう。

3. ピンまでの状況を読む4ステップ

実際にコースで距離感を合わせるには、ピンまでの状況を読んでどのようにボールを寄せるかイメージを作ることがとても大事です。これをおろそかにすると、どんなにスイングを練習してもピンに対する距離感は掴めません。習慣になってくると流れのように判断できるようになりますので、1つずつ身につけていきましょう。

ステップ1 グリーンを読む

1番初めに、ボールの止まっている位置からピンまでの距離を見て、その中でグリーンの形状をしっかりと見ます。

具体的には、以下のように情報を集めます。

  • ボールの位置からグリーン全体を見る
    ここで左右の傾斜、上っているか下っているかの4つをチェックして下さい。

    グリーンを読む

  • カップ周りの傾斜を注意深く見る
    実際にカップの近くまで歩いて行って、ボールが落ちてから転がるカップ周りの傾斜を確認しておきましょう。これを面倒くさがらず習慣にすることがアプローチが上達するかのポイントです。

グリーンを読む②

きちんと目視し、自分の足で歩いて行って距離感を掴むことがアプローチ上達のコツです。

ステップ2 ライの判断

次に、ライ(ボールがある場所の状態)を判断します。これによってどの位の強さでボールを打ち出すか、ボールの落とし所の加減などを考えます。チェックするポイントは芝生の状況や、傾斜です。

  • 芝生がラフかフェアウェイか
    ラフの場合は通常より勢いを殺されるので、少し強く打ってあげる必要があります。

  • 芝生の生えている方向
    芝生がカップの方向に向かっている順目の場合は、ラフでもフェアウェイでも影響はほとんどなく、スピンがかかりやすい状況です。反対の方向に向かっている逆目の場合は、ボールが飛びにくくスピンが少しかかりにくいので止まりにくくなります。

  • 傾斜
    左足上がりの時は重心を左にかけるかスタンス幅を広げて打ち、左足下がりの時はボールの落とし所をいつもと同じ所にしてしまうと大オーバーしてしまうので、手前に落とすつもりで打ちます。

このようにそれぞれの場面への対処法を頭に入れておくことで、当てずっぽうではなく知識に裏打ちされた確かな距離感を養うことができます。

ステップ3 クラブ選択

アプローチでクラブを選ぶ際は、ボールの位置~グリーンエッジまでの距離、グリーンエッジ~ピンまでの距離という3箇所の距離を基準にすると大きな間違いなく距離感を合わせることができます。

クラブ選択

  • ボール~グリーンエッジの距離<グリーンエッジ~ピンの距離の場合
    転がせるスペースが沢山あるので、空中を長い間飛ばすよりはなるべく早く地面に着地させて、転がしていったほうがピンに寄る確率が高いです。比較的転がりやすいPW(ピッチングウェッジ)を選択すると良いでしょう。

  • ボール~グリーンエッジの距離>グリーンエッジ~ピンの距離の場合
    ボールがグリーン上に落ちた後はあまり転がさずにすぐ止めたいので、比較的止まりやすいSW(サンドウェッジ)を選択すると効率的です。

得意・不得意もあるかと思いますが、上の3箇所の距離の比率に対してあまり極端なクラブや球種を選んでしまうと、その分不確定要素が大きくなってしまい効率が良いとはいえません。
距離感を確実に身に着けていくためにも、1番寄せやすいクラブ選択をする練習をしましょう。

ステップ4 球種、ボールの落とし所の選択

最後にボールの着地点を決めます。ピンまでの状況を見て球種を決めたら、打ったボールをどこに着地させてピンに寄せていくのかを考えます。球種と、打ち方に関しては「グリーン周りで焦らない!アプローチの正しい構えと打ち方」で詳しく紹介していますのでご覧ください。

  • ピッチショットを選択したら
    あまり転がらずにすぐ止まる球種なので、なるべくピンのそばに落ちるようイメージします。
    なお、ゴルフでは基本的にボールをできる限り転がした方が確率よく寄せることが可能なので、転がせるスペースが大きい以下の様な場面ではピッチショットよりもランニングアプローチの方がより有効と言えます。

    落とし所ピッチショット

  • ランニングアプローチを選択したら
    転がしで寄せるアプローチなので、かなり手前に着地して転がっていくイメージをします。

    ボールの落としどころランニング

このように状況を見て、1番効率のよい打ち方を選んでボールの落とし所をイメージする。たとえ失敗があっても、この順番を積み重ねていくことが距離感を身に着けていくためにもとても大切です。

4. 距離感を養う練習2つ

距離感を養うのに効果的な練習を2つ紹介します。それぞれコースに出た時や練習場で取り入れましょう。

4.1 落とし所を見つめて素振り

スイングの前には、距離感を養うために以下のように素振りをしてみましょう。

①状況や球種を判断し、ボールの落とし所を明確に決める

②ボールが落ちた後ピンに向かって転がる様子をイメージする

③決めた落とし所を見ながら素振りして、もう一度イメージを確認する

そして実際に構えてからはボールやピンを見ずに、とにかく決めた落とし所だけを見てスイングします。これはアプローチに定評のあるプロも意識しているそうです。

4.2 ボールの下手投げ

ボールを下手投げして、アプローチで狙いたい落とし所にボールを投げてみましょう。
この時腕には力が入らずリラックスしていて、適度に身体を使って柔らかく投げると思います。その時自然に振った腕の振り幅や、ボールの動きのイメージをアプローチショットで再現しましょう。

ボールを使った練習

両手で投げる時は両手に圧が加わってボールを潰すことがないように注意して下さい。
難しければ右手のみで投げて感覚を掴むのもOKです。

5.まとめ

距離感を養うにはまず自分が安定して繰り返せるスイングを作ることと、アプローチごとにきちんとイメージを描くことが大切です。やみくもに打つのではなく確かな感覚を身につけて、アプローチに自信をつけましょう。


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