ドライバーを振った瞬間、ボールが左へ鋭く切れていく——「また左だ…」とガッカリした経験、ありませんか?
ある程度ゴルフが上達してくると、スライスから卒業した途端に今度は「フック」に悩まされる方が本当に多いです。”チーピン”や”引っ掛け”とも呼ばれるこの球筋は、一度出始めると抜け出せなくなり、スコアを大きく崩してしまう最大の原因にもなります。
特に「ゴルフ フック 直し方」を調べ始めた方の多くは、次のような悩みを抱えています。
- ドライバーでフックが止まらない ──ティーショットでOBや左ラフに入り、スコアを崩してしまう
- アイアンのフックで左ミスが続く ──グリーンを左に外し、寄せに苦労して1打損してしまう
- フックが強い(チーピン化)して距離が出ない ──低く鋭く曲がり、本来の飛距離が出ない
ですが、安心してください。フックは、正しいグリップ・コック・体の使い方を身につければ、必ず改善できるミスです。
この記事ではプロゴルファー小原大二郎執筆のもと、フックが起きる原因・直し方のコツ・具体的なドリルに加え、「ドライバー フック 直し方」「アイアン フック 直し方」「フックが強いときの緊急対処法」まで一本でまとめました。
実際にYoutubeでも対策方法に関する動画を公開していますので、よければこちらもご覧ください。
次のラウンドではフックゼロ——今日がその第一歩です。
“ざっくり言うと…”
- フックには4タイプあり、打ち出し方向と曲がり方で自己診断できる ──プッシュフック/引っ掛けフック/ダックフック/ストレートフックのどれかを特定することが直し方の最短ルート
- フックの主な原因はフェース向き・ストロンググリップ・リストターンの3系統+体の使い方 ──合計10項目を本記事で網羅
- フックを直すコツは左右のグリップを持ち替える/コックの角度をキープする/左に壁をイメージして重心をキープすることの3つ ──すべてスイングの基礎に直結する
- ドライバーとアイアンでフックの直し方は優先順位が違う ──ドライバーは軸傾き&グリップ、アイアンは体の回転不足が主因
- フックが強い日はラウンド中でも応急処置が可能 ──グリップを1〜2mm戻す/スタンスをオープンにする/ライン出しショットでしのぐ
- 根本から直すには「正しいスイング」を取り戻すことが最短の近道 ──書籍ザ・ビジネスゾーンp123第3章の「ボール練習法」が効果的
→ 書籍「ザ・ビジネスゾーン」公式サイトはこちら目次
1. あなたのフックはどのタイプ?──4種類と自己診断でフック 直し方の最短ルートを見つける
1.1. プッシュフック──右に出て急に左へ曲がる
1.2. 引っ掛けフック(プルフック)──打ち出しから既に左
1.3. ダックフック(チーピン)──低く鋭く左へ落ちる
1.4. ストレートフック──真っ直ぐ出て徐々に左へ
1.5. 打ち出し方向で自分のフックタイプを見分ける
2. ゴルフでフックが起きる主な原因【フック 直し方の前にチェックすべき10項目】
2.1. クラブフェースが左を向いている
2.2. ストロンググリップになりすぎている
2.3. リストターンが強くなり過ぎている
2.4. 左手首が掌屈(しょうくつ)しすぎている
2.5. テークバックで手を使い引き込みすぎている
2.6. グリップを短く持ちすぎている
2.7. 体の回転が止まっている
2.8. 両ひじを絞りすぎている
2.9. 軸の傾きが狂っている
2.10. 下半身に力が入りすぎている
3. ゴルフのフック 直し方|根本から改善する3つのコツ
3.1. 左右のグリップを持ち替える(クロスハンドドリル+1mm微調整)
3.2. コックの角度をキープする
3.3. 左に壁があるようにイメージして重心をキープする
4. ゴルフのフックを直す練習ドリル3選
4.1. スプリットハンド(両手離しグリップ)
4.2. 手首の角度を緩めない練習
4.3. 腰の回転を止めない練習
5. ドライバーのフック 直し方|ティーショットで左OBから卒業する
8. 持ち球がフックの人のコース戦略──直すだけでなく活かすという選択肢
10. まとめ|ゴルフのフック 直し方を実践して次のラウンドはフックゼロへ
1. あなたのフックはどのタイプ?──4種類と自己診断でフック 直し方の最短ルートを見つける
ひとことで「フック」と言っても、実は大きく4つのタイプに分かれます。自分のフックがどのタイプかを知らずに直し方を探し続けると、的外れな練習で時間を浪費してしまいます。
まずは自分のフックタイプを特定することが、「ゴルフ フック 直し方」の最短ルートです。
1.1. プッシュフック──右に出て急に左へ曲がる
打ち出しはターゲットの右方向、その後大きく左へ曲がっていくのが「プッシュフック」です。

アウトサイドイン軌道ではなく、インサイドから強烈にあおり上げる動きで、インパクト後にリストターンが過剰になることで発生します。
ドライバーで多く見られるタイプで、飛距離は出るが方向性が安定しないのが特徴です。
1.2. 引っ掛けフック(プルフック)──打ち出しから既に左
アドレスの時点でフェースが左を向いていたり、ダウンスイングで体の開きが遅れて手だけが先行することで、打ち出しから左へ出てさらに左へ曲がるのが「引っ掛けフック(プルフック)」です。
アイアンで多く出やすく、左のOBやハザードに直撃しやすい最も危険なタイプと言えます。
1.3. ダックフック(チーピン)──低く鋭く左へ落ちる
低い弾道で打ち出され、急激に左へ落ちるように曲がるのが「ダックフック」です。

一般的に”チーピン”と呼ばれるのがこのタイプで、フックの中でも最も距離を失い、ラウンドを崩す原因になります。
インパクトで左手首が強く掌屈(手のひら側に折れる)し、フェースが過度に閉じることで発生します。
1.4. ストレートフック──真っ直ぐ出て徐々に左へ
打ち出しはほぼ真っ直ぐで、徐々に左へカーブしていくのが「ストレートフック」です。4タイプの中では比較的軽度で、実は持ち球としてツアープロにも愛用者が多い球筋です。
ただし、曲がり幅が大きくなるとスコアに影響するため、制御する技術は身につけておく必要があります。
1.5. 打ち出し方向で自分のフックタイプを見分ける
自分のフックタイプを見分けるには、以下のチェックリストで「打ち出し方向」と「曲がり始めるタイミング」を確認しましょう。
- 打ち出しが右→曲がりは左 ──プッシュフックの可能性が高い
- 打ち出しから既に左 ──引っ掛けフック(プルフック)の可能性が高い
- 打ち出しが低く急激に左へ落ちる ──ダックフック(チーピン)の可能性が高い
- ほぼ真っ直ぐ飛び徐々に左へ ──ストレートフックの可能性が高い
タイプが特定できたら、次章の10項目からあなたのフックに当てはまる原因を優先的にチェックしていきましょう。
2. ゴルフでフックが起きる主な原因【フック 直し方の前にチェックすべき10項目】

フックが起きる原因は、大きく「フェース・グリップまわり」と「体の使い方」の2系統に分けられ、全部で10項目あります。
- クラブフェースが左を向いている ──インパクトでフェースがターゲットより左を向くことで打球も左へ
- ストロンググリップになりすぎている ──構え段階でフェースが閉じた握り方になっている
- リストターンが強くなり過ぎている ──インパクト後に左手首を返しすぎる
- 左手首が掌屈しすぎている ──トップから手のひら側に折れフェースがかぶる
- テークバックで手を使い引き込みすぎている ──時計の8時より内側に入りダウンであおる
- グリップを短く持ちすぎている ──手先操作で余計な力が入り小さく速いスイングになる
- 体の回転が止まっている ──下半身と体幹が止まり手だけが走る
- 両ひじを絞りすぎている ──上半身が硬直し手打ちを誘発
- 軸の傾きが狂っている ──ボールに突っ込みインパクトで正しい位置に戻れない
- 下半身に力が入りすぎている ──上半身まで連動してガチガチになる
主にフックは、ストロンググリップ+フェース閉じ+リストターン過剰のコンボで起こります。まずは「フェース・グリップまわり」の5項目を優先チェックし、次に「体の使い方」の5項目を確認するのが効率的です。
フックの根本原因を一気に解決するためには「ボール練習法」が効果的です。「ボール練習法」は100切りゴルファーを5000人以上生み出した、初心者の方必読書である書籍ザ・ビジネスゾーンp123第3章で詳しく解説しています。(詳細はこちら)
2.1. クラブフェースが左を向いている
フックが起きる最大の原因が、インパクト時にクラブフェースが左を向いていることです。
クラブフェースの向きとボールの打ち出し方向は直結しているため、フェースが左を向いた状態でスイングすれば、打球も左へ飛び出し、さらに左へカーブしていきます。
無意識にアドレスで既にフェースが左を向いている方も多いので、一度ゆっくりスイングして

フェース向きを確認し、矯正が必要かどうかチェックしましょう。
2.2. ストロンググリップになりすぎている
ストロンググリップになりすぎないよう気をつけましょう。
「ストロンググリップ」とは、図のように、構えた段階から自然にフェースが閉じやすい握り方のことで、「フックグリップ」と呼ばれることもあります。

上から見た時に左手の小指が見えるほど被せて握っていると、インパクトで手首が返りやすくなり、フックボールが出やすくなります。左手は中指までが見える程度に押さえましょう。
グリップの基本を押さえたい方は書籍ザ・ビジネスゾーンp42「ゴルファー人生を左右するグリップ」を読んで、グリップの種類とそれぞれの良い点・悪い点を理解しましょう。(詳細はこちら)
2.3. リストターンが強くなり過ぎている
リストターンが強くなり(手首を返し)過ぎて、ボールを左に引っ張りすぎないように気をつけましょう。

手首の返しを意識しすぎたりフルスイングを続けることで、フォロースルー時にボールを左へ引っ張ってしまい、フックが発生します。
フックが多い方は、一度フォロースルーが正しくできているか、手首が折れていないかを確認してみましょう。
フォロースルーも含めた、正しい手首の使い方は『これで基本はバッチリ!ゴルフスイングの正しい手首の使い方』にまとめてありますので、合わせて参考になさってください。
2.4. 左手首が掌屈(しょうくつ)しすぎている
トップからダウンスイングにかけて、左手首が手のひら側に折れる「掌屈(しょうくつ)」の動きが過剰になると、フェースが閉じた状態でインパクトを迎え、フックが発生します。
特にトップで左手甲が空を向く「ボウドリスト」の状態が強すぎると、チーピン化(ダックフック)につながりやすくなります。
鏡の前でトップ時の左手甲の向きを確認し、手首がフラット〜軽い掌屈程度に留まるかをチェックしましょう。左手甲とターゲット方向の腕が「ほぼ一直線」になる状態が理想です。
2.5. テークバックで手を使い引き込みすぎている
テークバックで手を使い、時計の「8時」の位置よりクラブを内側に引き込みすぎると、ダウンスイングでインサイドから強烈にあおる動きになり、フックが出やすくなります。
腰から腰の範囲(シャフトが地面と平行になるまで)では、両肩の回転でテークバックし、手元はベルトの前をキープするイメージを持ちましょう。
手が先に動いてクラブが体の後ろに隠れるテークバックは、その後のスイング軌道を根本から狂わせてしまいます。
2.6. グリップを短く持ちすぎている
真っ直ぐボールを飛ばしたい時などの対処法として、グリップをあえて短く持つ方法があります。
確かに短く持つことでミート率は上がりますが、手先で操作しやすくなるため余計な力が入ってしまいやすいです。
曲げたくない時にボールが曲がってしまうのは、スイングが小さくなりリズムが早くなってしまうのが原因です。

グリップを長く持つことで、ヘッドの重さを感じられ、力を抜きながらゆったりとクラブを振ることができます。
2.7. 体の回転が止まっている
スイング中に体の回転が止まらなければ、フェース面が急激にターンする動きは入らないため、フックのようなミスショットを回避できます。

スムーズに体をターンさせるには、スイング中に左肩を先行させることを意識すると良いでしょう。
また、アドレスで胸を開いた構えを作ることで体をスムーズに回転させることができます。胸を開くことで背中の軸を感じることができ、肩がしっかり回るからです。
逆に胸を閉じてしまうと、手打ちになりやすく、体の回転をスムーズに行うことができません。
さらに、体の回転を止めないコツとして、先にフィニッシュの形を決めておくと良いでしょう。右足つま先を立てるフィニッシュをイメージすることで、そこまでしっかりと体を回転させようと意識できます。
2.8. 両ひじを絞りすぎている
両ひじを絞ってしまうことで、体の回転が抑制されてしまい、手打ちになりやすくなります。
そのため、両ひじに余裕を持たせることがコツになってきます。特に、左ワキをぎゅっと締めるのではなく、少し空間を開ける意識を持ちましょう。
そうすることで、上半身の力みを抑え、フックのミスを回避することができます。
2.9. 軸の傾きが狂っている

軸が傾くことで、フックが出る原因になります。ボールに当てることに意識しすぎてしまい、体が突っ込んでいく状態になり、軸が狂うことで正しいインパクトを取れなくなってしまうのです。
特にドライバーの時は、もともとの軸がやや右側と傾いていますが、トップ・インパクト・フォローと軸をキープすることが必要です。
2.10. 下半身に力が入りすぎている
スイングの時に、手先で早く振る動きを防止するために体を大きく使いますが、この時に下半身に力を入れすぎないように注意しましょう。
アドレスの際に、両膝を軽く曲げ、ある程度動かしやすくさせておくことが重要です。
下半身が力みすぎていると、上半身も自然とガチガチな状態になってしまいます。両膝をリラックスさせ、体全体に余計な力を入れないようにしましょう。
3. ゴルフのフック 直し方|根本から改善する3つのコツ

フックを直すコツは「左右のグリップを持ち替える」「コックの角度をキープする」「左に壁があるようにイメージして重心をキープする」の3つです。
これからご紹介する3つのコツを週に1回は実践して、次のゴルフではフックゼロを目指しましょう!
フックで悩んでいる多くの方はスイングが乱れてしまっています。フックを根本から解決するためには「正しいスイング」を取り戻すことが最短の近道です。正しいスイングを取り戻すためには「ボール練習法」が効果的です。
「ボール練習法」は100切りゴルファーを5000人以上生み出し、スコアアップのノウハウが詰まった書籍ザ・ビジネスゾーンp123第3章で詳しく解説しています。(詳細はこちら)
3.1. 左右のグリップを持ち替える(クロスハンドドリル+1mm微調整)
グリップでは、左右の上と下を持ち替えた「クロスハンドドリル」での練習が効果的です。

先ほどご紹介したとおり、グリップの左手の親指の位置が右側にありすぎることは、フックになる大きな要因です。
これを「ストロンググリップ」と言いますが、上から見た時に左手の小指が見えるほど被せて握っていると、リストターンが強くなりフックボールが出やすくなってしまいます。左手は中指までが見える程度に押さえましょう。
最初のうちは上の写真のように、グリップを握り替えて打つ「クロスハンドドリル」で練習するのが効果的です。グリップをチェンジして打つと非常に違和感が強くなりますが、それに慣れていくということがまず最初に大事です。
【裏ワザ】グリップは1mm回すだけでフェース向きが約6度変わる
ストロング気味の方がいきなりニュートラルに戻すと違和感が強くなりすぎて当たらなくなります。まずは左手を反時計回りに1〜2mmだけ戻すところから始めましょう。たった1mmの微調整でもフェース向きが大きく変わり、フック幅が劇的に減ります。
3.2. コックの角度をキープする
クラブフェースが左に向かないよう、コックをキープしてコックの角度をキープしましょう。

コックとは、上の写真の線が引いてある部分の、手首をグリップした状態(クラブを握って、じゃんけんのグーのような形)から、左手首を親指方向に曲げた状態のことを言います。
先ほども触れましたが、クラブフェースが左に向くと、ボールも左に曲がってしまいます。このクラブフェースが左に向いてしまう原因が、スイング時に、コックの角度が伸びてしまったり曲がってしまったりすることにあります。
アドレスで構えたコックを、バックスイングからダウンスイングに来ても、左手首を動かすことなく、小指・薬指・中指の3本指をしっかり固定して、コックをキープしたままスイングすることを心がけてみてください。こうすることでスイング中のクラブフェースの向きがスクエアを保つように変わり、フックボールが出にくくなります。
最短でフックを直すためには「ボール練習法」がより効果的です。「ボール練習法」は100切りゴルファーを5000人以上生み出し、スコアアップのノウハウが詰まった書籍ザ・ビジネスゾーンp123第3章で詳しく解説しています。(詳細はこちら)
3.3. 左に壁があるようにイメージして重心をキープする
スイング時に左に壁をイメージして、身体の重心をキープするようにしましょう。

手首を返しすぎてリストターンが強くなる原因は、身体の重心が左に突っ込んでしまうことです。この身体が左に突っ込むことを防止するために、スイング時に左に壁があるイメージを持って身体の重心をキープするようにしましょう。
左足をイメージの壁に沿って残し、重心をキープすることを意識してスイングをすると、自然と手首の返りが丁度良くなります。
4. ゴルフのフックを直す練習ドリル3選

フックの原因を理解したら、次にそれらを直す練習ドリルを取り入れて改善していきましょう。
手打ちや体の回転不足を防ぐだけで、フックのようなミスショットを回避できます。練習の中では、主に手首と腰の二箇所を意識しましょう。
4.1. スプリットハンド(両手離しグリップ)
フックを直す方法の一つは、両手の間を拳半個分の距離をあけて構える「スプリットハンド」です。フェースローテーションのし過ぎを防ぐのにとても効果的な練習方法です。
最初は、何球かアプローチを打ち、手首の使いすぎを抑える打ち方を体に覚えさせましょう。打っているうちに、手首を使わない感覚が感じられるようになります。使ったり使わなかったりを交互に行うことで、自然と手首の動きを抑える打ち方になります。
4.2. 手首の角度を緩めない練習
手首の角度が解けてしまうことで、フックのミスショットにつながってしまいます。それを防ぐために、バックスイングからトップにかけてできたコックをキープしながらのスイングを心がけましょう。特に右手の角度を意識しましょう。
そうすることで、フェース面の軌道がスクエアの状態からインパクトを迎えることができ、手首が曲がりにくくなります。手首の角度を意識し、クリーンなアイアンショットにつなげてスコアアップを狙いましょう。
4.3. 腰の回転を止めない練習
フックの原因として体の回転、つまり腰の回転が止まることで手打ちになり、フックを引き起こします。なぜなら、回転させなければ上手くフェースが返らないからです。
さらに、腰の回転を止めないことを意識することで、インパクトからフォロースルーにかけてヘッドを加速させることができ、飛距離アップと方向性の改善にもつながります。
5. ドライバーのフック 直し方|ティーショットで左OBから卒業する
ドライバーのフックは、アイアンのフックとは原因の優先順位が異なります。ドライバーはクラブが長くヘッドが大きいため、フェースが閉じやすく、アドレスの軸傾きとグリップのストロング化が最大要因になりやすいからです。
「ドライバー フック 直し方」で押さえるべきチェックポイントは次の4つです。
- アドレスで右肩が下がりすぎていないか ──ドライバーは自然に軸が右に傾くが、下がりすぎるとあおり打ちでフック化する
- ティアップが高すぎないか ──高すぎるとアッパー軌道が過剰になりフェースが返りすぎる。ティアップはボール半分〜2/3出る程度が目安
- 左手グリップが被りすぎていないか ──上から見て左手の小指が3本見えるならストロング過多。中指まで見える程度に戻す
- インパクトで体が止まっていないか ──ドライバーはヘッドスピードが速いぶん、体の回転が止まると手だけが走りフックが出やすい
特にドライバーでフックが止まらない方は、まずアドレスでの軸とグリップを順に見直すのが近道です。スイングを変える前に、止まった状態の構えで矯正できる部分は先に潰しておきましょう。
6. アイアンのフック 直し方|グリーン左外しをなくす
アイアンのフックは、ドライバーと違って「体の回転不足による手打ち」「リストターン過多」が主因になります。ドライバーよりもクラブが短くコントロールしやすい反面、手先で操作してしまう余地が大きいため、手打ちになると途端にフェースが返りすぎるからです。
「アイアン フック 直し方」で押さえるべきポイントは次の3つです。
- ボール位置は左足寄りに寄せすぎない ──左寄りすぎるとインパクトでフェースが返ったタイミングで当たりフックになる。スタンス中央〜半個分左が目安
- ハーフスイングで腰を止めずに回す練習を繰り返す ──フルスイングだと手が勝ちやすい。3時〜3時の振り幅で下半身主導を体に覚えさせる
- ライン出しショットのイメージで振る ──「飛ばす」より「運ぶ」意識にするだけで、リストターン過多が自然に抑えられる
アイアンのフックはスコアに直結します。特にショートアイアン〜ミドルアイアンでグリーンを左に外す癖のある方は、まず体の回転を止めない練習から始めましょう。
7. ゴルフ フックが強い(チーピン)ときの緊急対処法
ラウンド中に突然「フックが強い」状態になった場合、練習場に戻って根本から直す時間はありません。そんな時の応急処置として、コース上ですぐに試せる対処法を紹介します。
- 左手グリップを1〜2mmだけ反時計回りに戻す ──ほんの少しウィーク寄りに変えるだけでフェース向きが数度開きフックが劇的に減る
- スタンスを少しオープンに構える ──ターゲットラインに対して左足を半歩引くだけで、スイング軌道が自然にアウトサイドイン寄りになりフックを打ち消せる
- フルスイングをやめて3/4スイングのライン出しショットに切り替える ──振り幅を抑えるとリストターンが自動で抑えられ、曲がり幅が半減する
- 左脇を軽く開ける意識を持つ ──脇を締めすぎると手打ちになりフックが強まる。少し空間を作ることで体の回転が戻る
- フィニッシュを「左肩越しに打ち出し方向を見る」形で止める ──リストターンを意図的に抑えるフィニッシュイメージに切り替える
これらの応急処置は、あくまで「その日をしのぐ」ためのものです。ラウンド後は必ず練習場で根本原因をチェックし、次のラウンドまでに修正しておきましょう。
8. 持ち球がフックの人のコース戦略──直すだけでなく活かすという選択肢
フックは必ずしも「悪い球」ではありません。ツアープロの中にも持ち球がフック系(ドロー)の選手は多数いて、彼らはフックを「直す」のではなく「活かす」戦略を取っています。
持ち球がフック系の方は、以下のコース戦略を使いこなすことで、スコアを大きく伸ばせます。
- 左ドッグレッグのホールでは右サイドを狙ってフックで曲げる ──ショートカットのライン取りが可能になり飛距離が伸びる
- ピンが左サイドのグリーンでは、右サイドからフックで寄せる ──まっすぐ打つより方向性が安定する
- 左が危険なホールは「曲げない日」と割り切る ──ハザードやOBがある場合はフェードで安全サイドを取る判断力が必要
- 曲がり幅をグリップ調整でコントロールする ──1mmの微調整で曲がり幅を変えられるようになると武器になる
- 風下の時は持ち球のフックが効きやすい ──フック系はスピン量が少なく風下で飛距離が伸びる
フックを無理に矯正すると、逆に球筋が不安定になる方もいます。自分の持ち球がフック系だと自覚できたら、「直す」方向だけでなく「コントロールする」方向にも目を向けてみましょう。
9. ゴルフ フック 直し方のよくある質問
Q1. フックとチーピン(引っ掛け)は同じですか?
広い意味ではどちらも左に曲がる球ですが、厳密には別物です。フックは飛球が真っ直ぐ〜右に出てから左へカーブする球筋を指し、チーピン(引っ掛け)は打ち出しから既に左へ向かい、急激に左へ落ちる球です。低く鋭く左に曲がる「ダックフック」はチーピンに近い症状と言えます。本記事の第1章で4タイプに分けて解説していますので、まず自分のタイプを特定してください。
Q2. ドライバーのフックとアイアンのフックでは直し方が違いますか?
はい、原因の優先順位が変わります。ドライバーはクラブが長くヘッドが大きいため「アドレスの軸傾き」と「グリップのストロング化」が最大要因になりやすく、アイアンは「体の回転不足」と「手打ちによるリストターン過多」が主因になりがちです。本記事のセクション5(ドライバー フック 直し方)とセクション6(アイアン フック 直し方)でそれぞれ個別に解説しています。
Q3. ストロンググリップは必ず直すべきですか?
いいえ、必ずしもそうではありません。ストロンググリップはドロー系の持ち球を作るのに有利な握り方で、ツアープロでも採用している選手が多数います。ただしフックが止まらないほど強くなっている場合は、左手の小指が3本見える状態から「中指まで見える程度」へ1〜2mm戻すことで改善します。いきなりニュートラルに戻すと違和感で当たらなくなるため、少しずつ調整するのがコツです。
Q4. ゴルフでフックが強い日、ラウンド中にすぐできる対処法はありますか?
即効性のある応急処置は3つです。(1)左手グリップを1〜2mmだけ反時計回りに戻す、(2)スタンスを少しだけオープンにする、(3)フルスイングをやめて3/4スイングのライン出しショットに切り替える。詳しくは本記事のセクション7「ゴルフ フックが強いときの緊急対処法」で5つの対処法を紹介しています。
Q5. フック矯正に最も効く練習ドリルを一つ挙げるなら何ですか?
両手の間に拳半個分の距離を空けて握る「スプリットハンドドリル」です。フェースローテーションの過剰を物理的に抑えられるため、リストターン過多が原因のフックに即効性があります。7〜10球アプローチを打つだけでも手首の使いすぎを体が覚えられるため、練習の冒頭ルーティンに組み込むのがおすすめです。
10. まとめ|ゴルフのフック 直し方を実践して次のラウンドはフックゼロへ

ゴルフのフックは、手首とグリップが最大の決め手となります。
まずは自分のフックタイプ(プッシュ/プル/ダック/ストレート)を特定し、10項目の原因の中から当てはまるものを潰していきましょう。3つのコツと3つのドリルで基礎を固め、ドライバー・アイアンそれぞれの特性に合わせた直し方を実践すれば、フックのミスは格段に少なくなります。
ラウンド中に「フックが強い」状態になっても、グリップの1mm微調整とオープンスタンス、ライン出しショットの3つの応急処置でしのげます。
そして、「正しいスイング」ができていればボールは自然と真っ直ぐ飛んでくれます。「正しいスイング」を基礎から身につけることが、何よりのフック対策となることは間違いありません。
以下の記事は、「正しいスイング」を身につけるのに必要な知識や練習方法をすべて網羅している記事となります。こちらの記事も併せてご覧になり、フックのミスをなくしていきましょう。
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