「アドレスでショットが決まる」…このような言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?
たしかに、アドレスはショットのよしあしを左右しますが、そのアドレスを決めるのは「スタンス」です。スタンスはスイング、特にボールの方向性に大きく影響します。
自分のスイングの仕方やその時々の状況に合ったスタンスを取ることが出来れば、ショットごとの方向性が安定し、自分が狙った所にしっかり飛ばせるようになります。
ツアー通算6勝の実力を持つ北田瑠衣プロも、グリップをはじめ小さな動きで緩まないことを心がけていたほど、スタンスは重要です。
この記事では、スタンスの重要性、そしてスタンスを決める3つのポイントについてご説明します。これを読んで自分に合った、そして状況に応じたスタンスを取れるようにして、より安定したショットを目指していきましょう!
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目次
2. スタンスを決める3つのポイント
2.1. スタンスラインの向き
2.2. スタンスの幅
2.3. 重心の位置
3. ボールとの位置関係はどうする?
3.1. 前後の距離
3.2. 左右の位置
1. スタンスはなぜ重要?
正しくスタンスをすると、
- 下半身が安定→安定したショットを打てる→ミスの軽減
- 狙った所にしっかり打てる(方向性がよくなる)
このようなメリットがあります。
一般的に、「ゴルフはアドレスに始まってアドレスで終わる」「スイングの問題の80%以上がアドレスにある」という言葉もあるように、アドレスの重要性が説かれることがとても多いです。
その「アドレス」は、
- 姿勢(ポスチャー)
- 足の位置(スタンス)
- クラブを地面につける(ソールする)
この3つの段階から出来ています。この中でも特に大切なのが「スタンス」です。
スタンスは特に「方向性」のよしあしを左右します。方向性というのは、スコアを伸ばす上で大切な要素で、いくら飛距離を出すことが出来ても方向性がよくなければスコアはアップしません。
「スコアが伸びない・・・」と思うと、どうしてもスイングを直そうとしてしまうのがゴルファーの悪い癖。スタンスやアドレスよりも、動きのあるスイングに注目しがちですが、案外スタンスやアドレスが正しく出来ていないことで、伸び悩んでいるアマチュアの方が多いです。
以下では、スタンスで確認したい4つのポイントについてご説明します。ぜひこれを読んで、自分のスタンスはどうなのか確認してみてください。
2. スタンスを決める3つのポイント
スタンスを決定するのは、以下の3つの要素です。
①スタンスラインの向き
②スタンスの幅
③重心の位置
それぞれについて確認してみましょう。
2.1. スタンスラインの向き
スタンスで最も大切なのは「スタンスラインの向き」です。スタンスラインとは「両足を結んだライン」のことです。
スタンスラインの向きには、以下の3種類があります。
- スクエアスタンス
- オープンスタンス
- クローズスタンス
~スクエアスタンス~
スクエアスタンスは、ボールとターゲットとを結んだラインである「ターゲットライン」とスタンスラインとが平行になるスタンスの仕方です。
これは最も基本的なスタンスの仕方で、まずはこのスタンスで正しく構えられることが前提となります。
「まっすぐ構えるだけなら簡単そう」と思われる方がいるかもしれません。たしかに、練習場では基準となるマットがあるので簡単かもしれませんが、コースでは基準がありませんので割とまっすぐ構えられない方もいます。
~オープンスタンス~
オープンスタンスは、スタンスラインがターゲットに対して左向きになっており、右足が左足よりも前に出ているので身体が開いたようなスタンスになっています。
オープンスタンスで打つと、クラブヘッドが外側から内側を通る「アウトサイドイン」の軌道になり、フック回転が軽減しスライスが出やすくなります。
このスタンスのメリットとして、下半身がリードしやすくパワーがボールに伝わりやすい、バックスイングが小さく安定性と正確性が高まる、ダウンブローが打ちやすいなどのメリットがあります。
オープンスタンスが一般的に使われる場面としては、
- 100yを切るアプローチショット
- バンカーからの脱出
- つま先が上がるような傾斜地
などが挙げられます。
ちなみに、オープンスタンスに関しては、「ゴルフが上達!オープンスタンスを取るべき3つの場面」の記事でより詳しく説明しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
~クローズスタンス~
クローズスタンスは、スタンスラインがターゲットに対して右向きになっており、左足が右足よりも前に出ているので、身体が閉じたようなスタンスになります。
クローズスタンスで打つと、クラブヘッドが内側から外側を通る「インサイドアウト」の軌道になり、スライス回転が軽減してフックが出やすくなります。
メリットは、左足から力が抜けにくいことで方向性が安定している、バックスイングが大きい上にドローボールが出やすいので飛ばしやすい、身体が閉じることでボールの捕まりがよくなるなどのメリットがあります。
クローズスタンスは、
- ドローボールを打ちたい時
- ボールをしっかり捕まえたい時
- 飛距離を出したい時
などの場合に使います。
2.2. スタンスの幅
スタンスの幅は「自分の一番立ちやすい幅」がベストです。ですので、「この幅がいい!」というのはありません。
ただ、目安として言えば、
- ドライバー・・・あなた自身の1歩分の歩幅
- 7番アイアン・・・肩幅
このくらいの長さにして、クラブの長さが長いほどスタンス幅を広く、短いほど狭くしていくことが普通です。
ちなみに、肩幅よりも広いスタンスを「ワイドスタンス」、逆に狭いスタンスを「ナロースタンス」といいます。
ワイドスタンスは安定性が増す上に、体重移動の幅を広げることが出来るので、飛距離を伸ばしやすいです。ナロースタンスは身体を回転しやすいので、身体が硬い人におすすめです。
2.3. 重心の位置
重心の位置は、「拇指球(ぼしきゅう)」がベストだとされています。拇指球とは、足裏の親指のつけ根のやや下、ふくらんだ部分のことです。
もし、この拇指球よりも重心が前寄りだとインサイドアウトでフックが出やすく、逆に後ろ寄りだとアウトサイドインになってスライスが出やすいです。どちらもダフリやシャンクの原因となります。
また、左右の重心は両足の中央の位置にあるといいでしょう。状況によってはあえてどちらかに重心をかけることもありますが、基本的には左右の足にそれぞれ同じくらいの重さをかけることを意識して下さい。
もし左足に重心があると、アウトサイドインになりスライスやトップなどのミスが、逆に右足に重心があるとインサイドアウトになり、フックやダフリなどのミスが出やすいです。
左右の重心に関しては、鏡を使うか動画で撮影して自分で確認したり、他の人に確認してもらいましょう。重心が左右にあるときは、足に対して骨盤がずれているので分かりやすいはずです。
拇指球に重心を置くというのがよくわからない方は、1円玉を活用しましょう。裸足になって、1円玉を拇指球で踏んで、あとはその位置を意識しながら身体を回転してみてください。これを繰り返すと、自然と拇指球に重心がくるはずです。
3. ボールとの位置関係はどうする?
3章は、ボールに対してどの位置にスタンスをすればいいのかに関してです。
まずは、身体とボールとの間の長さはどれくらいにすればいいのか、次に身体に対して左右どちら側にボールを置けばいいのかを説明します。
3.1. 前後の距離
前後の長さは個人差が大きいので、一般的な長さをご紹介します。
ドライバーや3Wの場合には、自分の身体とグリップとの長さが大体握りこぶし2つ分になるようにアドレスをしてください。アイアンの場合には、握りこぶし1つ半分ぐらいです。
その時のヘッドと自分の身体との長さが、適切な身体とボールとの距離になります。もし正しくアドレスができていれば、自然とこの長さに近づくはずです。
前後の長さが適切でないと、手打ちの原因となります。アドレスをした時に腕が曲がっている場合には近すぎ、逆に腕がピンと伸びていて脇が空いているのは遠すぎるサインです。確認してみてください。
これに関しては「手打ちを防ぐ!アドレス時の正しいゴルフボールとの距離」の記事にまとめてありますので、こちらも併せてご覧ください。
3.2. 左右の位置
左右の位置に関しては「どのクラブでもボールの位置は一定」という意見と「クラブによってボールの位置を変化させる」という考え方がありますが、クラブによって位置を変えた方がより簡単です。
~ドライバーの場合~
ドライバーの場合には、左脇の真下にボールを置くのがベストです。
「左足のつま先の前に置く」という考え方もありますが、スタンスよりも毎スイングごとの変化が少ない「脇」を目安にするのがおすすめです。
~ショートアイアンの場合~
ショートアイアンとは、9I、SW、AW、PWです。これらは、両足のまんなかに置きましょう。
画像のように、つま先の頂点を基準に考えましょう。
~ミドルアイアン・ロングアイアン・FWの場合~
ミドルアイアンは、6・7・8Iです。この3本は、まんなかよりもボール半個~1つ分ぐらい、自分から見て左側に置きましょう。
ロングアイアンは、3・4・5Iです。ロングアイアンとFWは、ミドルアイアンの位置を基点として、クラブの長さが長くなるほど徐々に左側に動かしていきます。そして自分が一番打ちやすいと感じる所が、ベストな位置です。
ボールの位置はまんなかから左脇の間で、番手が上がるほど徐々に左脇側へ移動させていくことを覚えておいて下さい。
4. まとめ
「弾道が安定しない・・・」「スコアが伸び悩んでいる・・・」という方は、スタンスに問題があるかもしれません。
スタンスはアドレスの出来、ショットの良し悪しをも左右するような、大切な要素です。
プロや上級者ほどこの重要性を意識している方が多いですが、初級者の方の中にはスタンス・アドレスよりもスイングを意識している方も多いのではないでしょうか?
「あまりスタンスを意識していなかった」という方は、ぜひこの記事に書かれていることを意識しながら、自分のスタンスを見なおしてみてください。
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