テストとは
テストとは、グリーンの状態を触って調べたり、バンカーの砂の深さを調べたりすることをいいます。
- グリーンに触れて芝の状態を確認する
- グリーンでボールを転がして傾斜や転がりを確認する
- ハザードの地面に触れて状態を確認する
こういった行為は禁止されており、違反した場合には2打罰となります。
また、グリーンやハザード以外では、テスト自体は違反となりませんが、ライやプレーの線を改善する行為は違反となります。たとえ改善する意志がなかったとしても、地面に触れると疑いを掛けられることもあるので、マーカーを置くときなどを除いては不用意に触れないようにすることが無難です。
なお、テストに関して、ゴルフ規則では以下のように規定されています。
16-1 d パッティンググリーン面のテスト
プレーヤーは正規のラウンド中に、球を転がしたり、表面をこすったり引っ掻いたりすることによって、いかなるパッティンググリーン面もテストしてはならない。
例外:ホールとホールの間では、委員会がそうした行動を禁止していなければ(規則7-2注2参照)、プレーヤーはいかなる練習パッティンググリーン面や最後にプレーしたホールのパッティンググリーン面をテストすることができる。ゴルフ規則 第3章 プレーについての規則 規則16 パッティンググリーン
13-4 球がハザード内にある場合;禁止行為
規則で定められている場合を除き、プレーヤーは、バンカーであるかウォーターハザードであるかにかかわらず、ハザード内にある球や、ハザード内から拾い上げられていて後でそのハザード内にドロップするかプレースすることとなる球をストロークする前に、次のことをしてはならない。
- そのハザードや他の同じようなハザードの状態をテストすること。
(中略)
例外:
1. ハザードの状態のテストや球のライの改善となるようなことがなければ、プレーヤに次のようなことがあっても罰はない。(a)転んだり、転びそうなのを防ごうとしたときや、規則に基いて障害物を取り除いたり、距離を測ったり、球の位置をマークしたり、回収したり、拾い上げたり、リプレースやプレースをしているときに、ハザード内の地面やルースインペディメントまたはウォーターハザード内の水に触れること。
(b)ハザード内にクラブを置くこと。(中略)
注:球にアドレスしたり、ストロークのためにクラブを後方へ動かすときも含め、いつでも、プレーヤーはハザード内の次のものにクラブなどで触れることができる。
- 障害物
- 委員会がコースと不可分の部分と指定した構築物
- 草や、かん木、樹木、その他生長物
ゴルフ規則 第3章 プレーについての規則 規則13 球はあるがままの状態でプレー