ハザードとは
ハザードとは、凹みに砂を入れた「バンカー」と、池や川である「(ラテラル)ウォーターハザード」のことをいいます。これらは、コースを設計する際に意図的に配置する障害物です。
ハザード内は、スルーザグリーン上とはルールが異なる場合が多いです。
例えば、ハザード内でショットをする場合には、
以上が禁じられています。
ウォーターハザードは、ゴルフ場側が黄色の杭や線で示すことで規定されます。もし水たまりなどがあっても、そこが黄色の杭・線で囲まれていなければ、ハザードにはなりません。
ラテラルウォーターハザードは、「ウォーターハザードの後ろ側に球をドロップすることが地形的にみて不可能な位置にあるウォーターハザード」と定義されていますが、これは赤色の杭・線で示されます。
これらの境界は、杭のスルーザグリーン側同士を結んだ仮想のラインとなり、杭自体がハザード内にあるとみなされます。境界に線が使われている場合も同様に、線自体もハザード内にあるということになり、この境界線上にボールが少しでも触れていれば、そのボールはハザード内にあると判断されます。
これに対して、バンカーの境界は杭や線で示されるというわけではなく、芝地と砂地を分ける段差の部分が境界とされています。バンカーに少しでも触れていれば、そのボールはバンカー内にあると判断します。
バンカーに入ってしまった場合には、ショット前にクラブをソールしないことに注意してショットすれば構いませんが、(ラテラル)ウォーターハザードに入ってしまった時には、救済を受けることが出来ます。救済の方法については、「ウォーターハザードとは」をご覧ください。