スコア誤記とは
スコア誤記とは、スコアカードに記入したスコアに、誤りがあることをいいます。
スコアの誤記に関しては、ゴルフ規則6-6で以下のように説明されています。
6-6 d スコアの誤記
競技者は、自分のスコアカードに記入された各ホールのスコアが正確であることについて責任がある。
競技者があるホールのスコアを真実のスコアよりも少なく申告した場合、その競技者は競技失格となる。競技者があるホールのスコアを真実のスコアよりも多く申告した場合は、そのホールのスコアは申告どおりとする。
スコアは、プレイヤーが「スコアカード提出箱」のようなボックスにスコアカードを入れた時点で確定するのが一般的です。ボックスに提出したスコアカードは、どんな理由があっても修正することが出来ません。
その際、1ホールでも、実際のスコアよりも小さいスコアを書いて提出してしまった場合には、競技失格となります。逆に、実際のスコアよりも大きいスコアを書いてしまった場合は、そのスコアがそのまま採用されます。
ただし、各ホールのスコアは正しく記入されているが、合計スコアを実際のスコアよりも小さく書いてしまったという場合には、ペナルティ無しで、正しい合計スコアが採用されます。先ほどのゴルフ規則の冒頭に記載されていますが、プレイヤーが責任をもっているのは「各ホールのスコア」のみです。スコアの加算、合計スコアに関しては委員会の責任となっています。
2016年ルール改定
2016年までは、実際のスコアよりも少ないスコアを提出してしまった場合には、どんなときでも競技失格となっていました。
しかし、2016年からは、プレイヤーがスコアカードを提出する前に罰を受けていたことを知らずに、実際のスコアよりも少ないスコアを提出していた場合には、競技失格にならないと例外が加えられました。
もちろん、競技失格にはなりませんがペナルティはあります。まず、違反のあったルールに基づく罰を受けた上で、さらにスコア誤記に対するペナルティとして各ホール2打罰が加えられます。ご存知でなかった方は、注意するようにしてください。