「バックスイングで右肘はどこを向いて入ればいいの?」「トップでは右肘はどの位置にあるのが正解なの?」「右肘は右脇腹にくっつけろっていうけど、どのタイミングで当てればいいの?」、、、右肘の向き、位置、動かすタイミングで迷っている方は多いようです。
しかし、ゴルフのスイングは、基本的に左手がリードするものなので、右手についてはあまり説明がないかもしれません。
このページでは、上のような右肘の疑問を徹底解説して解消し、あなたのスイングを効率的にスムーズなものにする方法をご紹介します。
この記事を読めば軌道がズレてミスショットを連発させることもなくなりますし、飛距離もアップできるでしょう!
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目次
1.右肘を正しく動かせば飛距離がアップ!
スイング中、右肘を正しく使えるようになるとあなたに出せるだけの飛距離を出し切ることができるようになります。
理由としては、トップからダウンスイングへの切り替えの場面にあります。後に説明しますが、切り返しは右肘から始動させます。そこが遠心力に大きく影響してくるからです。
遠心力が大きければ飛距離は伸びます。ですので、遠心力を生む右肘の動きは、飛距離のカギを握ることになります。
また、右肘を正しく動かすことによって、アウトサイドイン軌道の修正にもなります。ですから、スライスの矯正にもなります。
正しいスイングがイメージできない方は、下記記事を読んでいただき、素振りを繰り返して、正しいスイングを覚えてみてください。
→→→プロゴルファー監修!「ゴルフ初心者がスイングを最短で身につける5ステップ」を読んでみる
正しいスイングをイメージして、しっかりと素振りをすることはトッププロでも常に心がけているほど、重要な練習です。
第2章ではスイングの各ステップにおける右肘の動きを確認していきます。
2. アドレス~インパクトの右肘の動き
アドレスではゆとりをもって
アドレスでは右肘はピンと伸ばさずに、若干曲がるような状態にします。曲げすぎず「ゆとりがある」くらいの程度にしましょう。
肘の内側は上に向けてください。
テークバックでは右肘を支点にする
テークバックでは、右肘を支点にして右肘から右手までをトップまで持って行きます。
右肘は、アドレス時からあまり動かさないようにします。右脇はほぼ締めたままです。ここで言われる「右脇を締める」は、ギュッと締めるという意味ではなく、軽く締める程度です。アドレス時の体と肘の距離がほぼ保てていれば充分です。
テークバックからトップまでは、右肘が下を向いているようにしてください。右肘が真後ろや右を向いてしまうと、軌道がずれるので注意してください。
ダウンスイングでは右肘主導
右肘の動きで、ここが最も重要なところです。ダウンスイングでは下半身始動だと言われますが、上半身は右肘始動です。
右前腕から動いたり、右手首から動くと、クラブはヘッドから動いてしまいがちになります。そうすると遠心力が足りなくなって飛距離が出なかったり、軌道がブレてミスショットの原因になったりします。
インパクトでは曲がっている状態で
インパクトで右肘をピンと伸ばしていると、クラブヘッドがアドレス時からブレやすくなり、ダフリやトップが出てしまいます。
また、クラブヘッドが降りきってない時に右肘を伸ばすと、アウト軌道に出やすくなり、アウトサイドインやインサイドアウトになりやすくなります。
フォローではじめて右肘は伸びる
フォローではじめて右肘は伸びます。このタイミングで右肘を伸ばすことで、ヘッドスピードを最大に伝えやすくなります。
大きくハイフィニッシュ
フィニッシュでは、右肘は特に気にする必要はありません。しかし強いて言うなら、大きくハイフィニッシュに振り切ることを意識するとボールが上がりやすくなるでしょう。
3. 右肘は右脇腹につかない
ゴルフスイングでの右肘と聞くと「右肘は右脇腹につける」と聞いたことのある方もいらっしゃるかと思います。しかし、結論から言うと、私は右脇腹に右肘をつけようとしなくて構わないと考えています。
確かに、スイングの癖によっては「右肘を右脇腹にぶつけるような『イメージで』スイングしてください」と指導することもあり得るかもしれません。しかし、だからと言って一般的に広くオススメできる方法ではありません。
いずれにせよ私が覚えておいて欲しいことは、「右肘は右脇腹につけろ」「つけるな」ということではなくもっと別のことです。「スイングの一つの部分を意識しすぎないこと」です。
ビジネスゾーンをしっかり練習して、スイングを全体を一連の流れとして体に覚えさせることが最重要です。これだけは忘れないようにしてください。
ところで、「ビジネスゾーンってなに?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。「ビジネスゾーン」とは腰から腰の高さの範囲のスイングのことであり、この範囲を極めることこそゴルフ上達の最大の鍵といえます。
このビジネスゾーンで特に意識すべきポイントに加えて、すべてのゴルファーがおさえておくべきスイングの基本に関してご説明した記事が以下になります。この記事を読めば、スイングを一連の流れとして習得できます。こちらもぜひご覧ください。
→→→プロゴルファー監修!「ゴルフ初心者がスイングを最短で身につける5ステップ」を読んでみる
4. 右肘の開きをタイミング良くして飛距離アップする練習
フルスイングをするとタイミングがずれて飛ばせない、という方には右肘の動きを正すこの練習法をオススメします。
20cmくらいのボール(大きすぎても小さすぎてもダメです)を両肘の間に挟みます。両肘の三角形の中にボールを入れるような状態です。そのボールを挟んだまま、スイングします。
これは、ベストなタイミングで左肘を開き、飛距離アップするための練習方法です。右肘を開く(右腕を伸ばす)タイミングが良くないと、クラブのスピードが落ちてボールが飛ばなくなるので、この方法でタイミングを上手くとれるように練習しましょう。
オーソドックスな練習法なので、やったことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、多くの人が見落としている大事なポイントがあります。
それは、力を入れて、ボールを潰しすぎないことです。
ボールを潰しすぎると、肩に力が入って内側から打ち出してしまい、インサイドアウトの軌道になります。ボールには、支える程度の力を入れるようにしましょう。
5. まとめ
スイング全体で見ると、基本的に左主導なので、右肘で意識することはそれほど多くはありません。しかし、バックスイングからインパクトまでの間は、右肘を正しく動かせなければ軌道をずらしたりしてしまうので注意しなければなりません。
さて、今回の記事では「右肘」というひとつのパーツに着目をしながらスイングの動きを確認してきました。しかし、ひとつのパーツだけに着目しながら練習をしているだけではだめですよね。スイングは、アドレスからフィニッシュまでの各ステップにおいて、各パーツが複合的に動く動作です。
右肘の動きをチェックしたら、次にスイング全体の動きを確認しましょう。そこで役に立つのが、以下の記事です。この記事では、画像を交えながらスイングを基礎から丁寧に解説しています。こちらの記事も併せてお読みになり、なめらかなスイングを身に着けていきましょう。
ゴルフスイングの基礎を見直したいというかたはこちらの記事も参考にしてください。
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プロゴルファー古閑美保プロフィール(2008年、賞金女王)
11歳からゴルフを始め、中学生の時に日本ジュニア選手権で優勝。高校では全国高校ゴルフ選手権春季、秋季を連覇。国内プロデビューは2001年「日本女子オープン」で、03年には「ヨネックスレディス」、「大王製紙エリエールレディス」で優勝。04年も1勝。06年はシーズン序盤から優勝争いを演じ、「スタンレーレディス」では7ホールにわたるプレーオフを制して優勝。「マスターズGCレディース」も制し、03年以来の年間2勝を挙げた。 07年は最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を制し、国内メジャー初勝利。08年には「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む年間4勝を挙げ、賞金女王に輝いた。※写真は、ゴルフライブ社(当社)主催「ゴルフライブサミット」より