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【図解】ゴルフのアドレス、手の位置の正解!ドライバー・アイアン別のNG例も解説

「アドレスで手の位置がなかなか定まらず、ボールが思った方向に飛ばない…」そんな経験、ありませんか?

スイングの姿勢やボール位置の情報はたくさん見つかるのに、肝心の「手の位置」だけは断片的でよくわからない——そう感じた方も多いはずです。

実はアドレスでの手の位置は、テイクバックからフォロースルーまでスイング全体の精度を決める最重要ポイント。正しい位置に手が収まるだけで、ナイスショットの確率は飛躍的に高まります。

この記事ではプロゴルファー小原大二郎監修のもと、以下の悩みをすべて解決します。

  • ドライバー アドレス 手の位置がバラつく ──ティーショットで左右に散ってスコアを崩してしまう
  • アイアン アドレス 手の位置が合わず球筋が安定しない ──グリーンをとらえきれずパーオン率が下がる
  • ハンドファーストとハンドレイト、どっちが正解か迷う ──情報が多すぎて自分の構えが不安
  • ボール位置・スタンス幅・ゴルフ グリップ 位置の関係がよくわからない ──要素が多すぎて整理できない

図解とNG例つきで、ドライバー・アイアン両対応の「正解」をまとめました。最後まで読めば、今日の練習から手の位置が一発で決まるようになります。

“ざっくり言うと…”

  • ゴルフ アドレス 手の位置の基本は「前傾姿勢→肩から腕を脱力→自然に下がった位置でグリップ」 ──身体部位で言えば左手が左股関節内側にくる
  • 身体とグリップの距離はドライバー=こぶし2個分、アイアン=こぶし1.5個分が目安 ──番手が短くなるほど近くなる
  • 手の位置の正解は「軽いハンドファースト」 ──強すぎるハンドファーストも、逆のハンドレイトも球が安定しない
  • よくあるNGはハンドアップ/ハンドダウン/棒立ち/反り腰/膝曲げ過ぎ/脇開きの6類型 ──症状→原因→修正のステップで直せる
  • ドライバーとアイアンで手の位置の原則は同じ ──ただしボール位置とクラブ長が違うため結果的にハンドファースト度合いが変わる
  • 自分に合う位置は「左手一本素振り」で見つかる ──正しい位置は頭で考えるより体で探すほうが早い
  • 根本から安定させるなら「正しいスイング」を取り戻すのが最短の近道 ──書籍ザ・ビジネスゾーンp123第3章の「ボール練習法」が効果的

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目次

1. ゴルフ アドレス 手の位置の基本──正しい前傾姿勢から作る4ステップ
1.1. 股関節から前傾する(NG:膝から曲げない)
1.2. 膝はすねが地面に垂直になる程度だけ軽く曲げる
1.3. 腕は地面に垂直に、肩の力を完全に抜く
1.4. 手の位置は「左手が左股関節の内側」にくる

2. ハンドファースト vs ハンドレイト──手の位置のNG例と症状別チェック
2.1. 正解は「軽いハンドファースト」
2.2. NG例6類型──症状→原因→修正の早見表
2.3. 左手首の形状(フラット/ボウ/カップ)の違いと球筋への影響

3. ドライバー アドレス 手の位置──ボール位置とヘッド位置の正解
3.1. ドライバーのボール位置とヘッド位置
3.2. 身体とグリップの距離はこぶし2個分
3.3. ドライバー特有の注意点(軸・ティ高さ・体重配分)

4. アイアン アドレス 手の位置──番手別ボール位置とグリップの握り方
4.1. アイアンのボール位置とヘッド位置
4.2. 身体とグリップの距離はこぶし1.5個分
4.3. アイアン特有の注意点(ダウンブローと軌道)

5. ドライバーとアイアンの手の位置・比較表

6. ゴルフ グリップ 位置の正解──グリップエンドと腕の形
6.1. グリップエンドは「左股関節」を指すのが正解
6.2. 身体とグリップの距離の原則(番手別)
6.3. 腕の三角形と両肘を下に向けるコツ

7. アドレス 手の位置のセルフ診断──4つのチェック法
7.1. 左手一本素振りで自然な位置を探す
7.2. 正面・後方・上からの3視点チェック
7.3. 右肩の開きと目線の固定をチェックする
7.4. クラブのライ角と手の位置のズレを確認する

8. スイングでの正しい手の通り道(ビジネスゾーン)

9. ゴルフ アドレス 手の位置のよくある質問

10. まとめ──手の位置が決まればショットの安定度は一気に上がる

1. ゴルフ アドレス 手の位置の基本──正しい前傾姿勢から作る4ステップ

アドレス時の手の位置は、アマチュアプレイヤーの多くがなかなか正しくできないポイントの一つです。

ゴルフ アドレス 手の位置の正解とは、正しい前傾姿勢で肩から腕の力を抜き、自然に下がった位置でクラブを握ったポイントのことを言います。

つまり正しい場所に手を置くためには、まずは「正しい前傾姿勢」を作ることが大前提。前傾ができれば、手の位置は自動的に決まります。

この章では、正しい手の位置にたどり着くための4ステップを順番に解説します。

1.1. 股関節から前傾する(NG:膝から曲げない)

まずは、まっすぐ背筋を伸ばした姿勢のまま、お辞儀をするように股関節から前にかがみます。

股関節から前傾するゴルフ アドレス 手の位置の作り方

ここでよくあるNGが「膝から先に曲げてから前傾しようとする」こと。この順番だとお尻が落ちて体が起き上がり、手の位置が高くなってしまいます。

正解は「股関節から前傾→最後に膝を少し曲げる」の順序です。背筋を伸ばしたまま、お腹と太ももの間に折り目がつくように股関節から折る意識を持ちましょう。

1.2. 膝はすねが地面に垂直になる程度だけ軽く曲げる

股関節から前傾ができたら、次に膝を少し曲げます。お尻を突き出すようなイメージを持つと、正しい姿勢を作りやすくなります。

膝の曲げ過ぎはゴルフ アドレスのNG例

右の画像のように膝を曲げ過ぎてしまうと、お尻がぐーっと下がって体がNG図のように起き上がってしまいますので注意が必要です。ほんの少しだけ曲げるようにしましょう。

目安は「すねが地面に対して垂直になる程度」。これ以上曲げると体が起き上がり、手の位置もハンドアップ気味にずれます。

1.3. 腕は地面に垂直に、肩の力を完全に抜く

ここまで正しい姿勢ができたら、肩から腕の力を抜き、地面に対して垂直に腕を下ろします(左の画像)。

腕を地面に垂直に下ろすアドレスの手の位置

このときの手の位置が正しいポイントです。身体からグリップエンドまでの距離目安はこぶし約1.5個〜2個分。この位置よりも体に近いのも、遠いのもNGです。

真ん中の画像はいわゆるハンドダウンと呼ばれ、腕が身体から離れすぎて前傾が深すぎる状態。ダフりやすくなるデメリットが大きいため改善が必要です。

右の画像は一見正しい前傾に見えますが、腕が地面に垂直に伸びていません。これはハンドアップと呼ばれ、身体と腕が近すぎる状態。ボールの半分より上を打ってしまうトップボールが増える原因になります。

前傾角度が崩れることで手元の位置もズレてしまい、思うようにボールが飛ばなくなる原因に。まずは前傾角度をしっかりマスターすることが大切です。

1.4. 手の位置は「左手が左股関節の内側」にくる

ゴルフ アドレス 手の位置の正しい答えは、左手が左太腿(左股関節)の内側にある状態です。これは全てのクラブに共通する原則で、クラブによってボールの位置は変化しますが、手元の位置は変わりません。

アドレスの手の位置(左手は左股関節の内側)

その左手の位置で右手を添えると、右手はちょうど股間の中央にきます。左手の位置が正しければ、自然と右手も正しい状態になるので、アドレス時は左手の位置を意識しましょう。

手の位置を少し左に寄せる理由は、クラブヘッドが手元よりもわずかに後ろにある状態、つまり「軽いハンドファースト」を作るためです。

アドレスをしたときの手元の位置が軽いハンドファーストであることが、正しいスイング軌道につながり、狙った方向へボールを飛ばせるようになります。

2. ハンドファースト vs ハンドレイト──手の位置のNG例と症状別チェック

アドレスで手の位置が崩れると、同じスイングをしても球筋が変わってしまいます。ここでは正解の形と、よくあるNG例を症状→原因→修正の3ステップで整理します。

2.1. 正解は「軽いハンドファースト」

左手を左股関節内側に置くと、自然にクラブヘッドより手元がわずかに目標方向(左)に先行します。これが「軽いハンドファースト」で、アドレスの手の位置の正解です。

  • 強すぎるハンドファースト(ハンドファースト過多) ──フェースを開きすぎてプッシュやスライスの原因になる
  • ハンドレイト(手元がヘッドより右) ──ロフトが寝てインパクトでクラブが上がり、ダフり・トップ・飛距離ロスにつながる
  • 軽いハンドファースト(正解) ──クラブのロフトが数度立ち、ボールをとらえて飛距離と方向性が両立する

「強ければ強いほど良い」のではなく、「軽く」が重要。アドレス時はグリップエンドが左股関節を指す程度に留めましょう。

2.2. NG例6類型──症状→原因→修正の早見表

手の位置が崩れるパターンは、主に次の6類型です。自分がどれに当てはまるかチェックしてみてください。

  • ハンドアップ ──手が胸に近く腕が上を向いている/原因は膝曲げ過ぎや腰の起き/修正は股関節からの前傾をやり直す
  • ハンドダウン ──手が体から離れて腕が下に伸びている/原因は前傾が深すぎor腕の伸ばしすぎ/修正は前傾角度を浅くし腕を完全脱力
  • 棒立ち ──前傾が浅くお尻と手が後ろ/原因は股関節が折れていない/修正はお辞儀の動きで股関節を折る
  • 反り腰 ──腰が反り胸を張りすぎ/原因は胸を開こうとしすぎ/修正は背中を自然なラインにして腹筋に軽く力を入れる
  • 膝曲げ過ぎ ──お尻が下がり手元が上に逃げる/原因は膝から先に曲げている/修正は股関節優先で曲げる順序を直す
  • 脇開き(両肘外向き) ──両肘が外を向き三角形が崩れる/原因は腕を伸ばそうとしすぎ/修正は両肘を下に向けて三角形を意識

多くのアマチュアはこの6類型のどれかに該当します。鏡の前で構えて「自分がどれか」を特定するところから始めましょう。

2.3. 左手首の形状(フラット/ボウ/カップ)の違いと球筋への影響

アドレス時の左手首の甲の向きも、手の位置と同じくらい重要です。アドレスで決まった手首の角度は、インパクトでもほぼそのまま再現されるため、球筋を大きく左右します。

  • フラット──左手甲と前腕が一直線 ──最も安定する基本形で迷ったらこれ
  • ボウ(掌屈)──手甲がやや下向き ──フェースが閉じてフック・チーピン傾向が出やすい
  • カップ(背屈)──手甲がやや上向き ──フェースが開いてスライス傾向が出やすい

基本は「フラット」を目指し、自分の球筋の癖に合わせて微調整するのが上達のコツです。スライスを打ちがちな方はややボウ気味、フックが出やすい方はフラット寄りにキープする意識を持ちましょう。

3. ドライバー アドレス 手の位置──ボール位置とヘッド位置の正解

ドライバーショットのアドレス時の手の位置も、原則通り左手が左太腿(左股関節)の内側にある場所です。ただしドライバーはシャフトが長くボール位置が左足寄りになるため、結果的に手の位置がアイアンよりやや身体から遠くなります。

ドライバー アドレス 手の位置の基本(左手は左股関節の内側)

3.1. ドライバーのボール位置とヘッド位置

ドライバーショットでは、左脇の位置から真っすぐ下ろした場所、または左足かかとの延長線上にボールを置きます。

ドライバー アドレス 手の位置とボールのセッティング

ボールの置き方で球筋が変わる点も押さえておきましょう。

  • ボールを内側(中央寄り)に置く ──プッシュアウトやプルが出やすい
  • ボールを外側(左足つま先寄り)に置く ──スライスやテンプラの原因に
  • 左足かかと延長線上 ──アッパーブロー軌道で芯をとらえやすい正解位置

ヘッドはボールの真横に添え、地面から少しだけ浮かせて構えます。地面べた付けはグリップ圧が変わる原因になるため避けましょう。

3.2. 身体とグリップの距離はこぶし2個分

ドライバーでは、身体からグリップまでの最適な距離はこぶし2個分離れたポイントです。長いクラブのため距離を取り、腕とシャフトの角度が約120度になるのが理想形になります。

こぶし2個分より近いとハンドアップ、遠いとハンドダウンになりやすく、どちらもスイングの再現性を落とします。

3.3. ドライバー特有の注意点(軸・ティ高さ・体重配分)

ドライバーは長いクラブをアッパーブローで振る特殊性があるため、以下の3点を追加でチェックしましょう。

  • 右肩が下がりすぎない軸の傾き ──軸が右に傾きすぎるとあおり打ちで左のミスが増える
  • ティアップの高さはボール半分〜2/3出る程度 ──高すぎるとテンプラ、低すぎるとこすり球に
  • スタンス幅は肩幅より少し広め、体重配分60:40(右:左) ──アッパー軌道を作るための基本セッティング

4. アイアン アドレス 手の位置──番手別ボール位置とグリップの握り方

アイアンショットの場合も、原則は左手が左股関節内側と変わりません。ただしアイアンはダウンブローで打つクラブなので、ドライバーとは異なる注意点があります。

4.1. アイアンのボール位置とヘッド位置

アイアンは番手によってボール位置が変化します。クラブが長くなるほど左脇寄りに移動させていきます。

ロングアイアンのボール位置とアイアン アドレス 手の位置

  • ショートアイアン(PW〜9番) ──スタンス中央
  • ミドルアイアン(7〜8番) ──中央からボール半個分左
  • ロングアイアン(5〜6番) ──さらに左寄り

ヘッドはボール横に添え、わずかに浮かせて構えるのはドライバーと同じです。

ヘッドを地面から浮かせるのが正解(ゴルフ アドレス)

ヘッドを地面にべた付けしてしまうと、クラブを地面から持ち上げた瞬間に握る力が少し変わり、スイング軌道が乱れる原因になります。グリップ圧を常に一定に保つためにも、アドレス時はヘッドをほんの少し浮かせましょう。

4.2. 身体とグリップの距離はこぶし1.5個分

アイアンはこぶし1.5個分が目安。ドライバーよりクラブが短いため距離も近くなります。

アイアン アドレス 手の位置とグリップ

グリップはドライバーより少し短めに持つことを忘れないようにしましょう。正しいアドレスの姿勢ができていれば、自然とこぶし1.5個分の距離になります。

アイアンのグリップとこぶし1.5個分の距離

4.3. アイアン特有の注意点(ダウンブローと軌道)

アイアンはダウンブロー軌道(ボールを上からとらえてターフを取る)で打つクラブです。そのため以下のポイントを意識しましょう。

アイアン特有の注意点(ダウンブローと軌道)

  • ハンドファーストはやや強め ──ダウンブローを作るためにドライバーより気持ち手元を左に置く
  • スタンス幅は肩幅程度、体重配分50:50 ──ドライバーより狭めで左右均等に
  • ボール位置が左寄りすぎるとフック、右寄りすぎるとダフり・トップ ──番手に合った位置を守る

5. ドライバーとアイアンの手の位置・比較表

ここまでの内容を整理し、ドライバーとアイアンの違いを一覧にまとめました。番手ごとに迷ったら、まずこの表を確認してください。

  • 手の位置の原則──ドライバーもアイアンも「左手=左股関節内側」で共通
  • 身体とグリップの距離──ドライバーは約こぶし2個分/アイアンは約こぶし1.5個分
  • ボール位置──ドライバーは左足かかと延長線上/アイアンは中央〜左寄り(番手で変化)
  • スタンス幅──ドライバーは肩幅より少し広め/アイアンは肩幅程度
  • 体重配分(右:左)──ドライバーは60:40/アイアンは50:50
  • 軌道──ドライバーはアッパーブロー/アイアンはダウンブロー
  • ハンドファーストの強さ──ドライバーは軽め(ほぼゼロ)/アイアンはやや強め
  • グリップの持つ長さ──ドライバーは長めに持つ/アイアンはやや短く持つ

原則は同じ「左手=左股関節内側」ですが、ボール位置とクラブ長の違いによって、結果的にハンドファーストの強度が変わるのがポイントです。番手ごとに手の位置を意識的に動かす必要はありません。

6. ゴルフ グリップ 位置の正解──グリップエンドと腕の形

アドレス時に正しい姿勢ができているかどうかを確認するうえで、ゴルフ グリップ 位置(グリップエンドの向きと身体との距離)をチェックするのが効果的です。正しいグリップ位置を覚えておくと、再現性の高いショットを生み出せます。

6.1. グリップエンドは「左股関節」を指すのが正解

アドレス時のグリップエンドの正しい位置は、左手が左股関節内側にある状態でグリップを握った場所です。このときグリップエンドが左足の股関節を指すように構えます。

ゴルフ初心者によくあるのは、グリップエンドが体の真ん中(ヘソ指し)にあったり、左股関節よりさらに左にあったりするケース。ヘソ指しだとハンドレイトになり、インパクトでロフトが寝て飛距離ロスやダフりの原因になります。

原則としてグリップエンドの場所は固定し、クラブの種類によってボールの位置を変え、それに応じてヘッドの位置が変わるようにします。こうすることでアイアンは自然にダウンブロー、ドライバーはアッパーブローにショットできる最適な形になります。

ダウンブローを生む軽いハンドファースト

6.2. 身体とグリップの距離の原則(番手別)

グリップと身体との距離は、その人の体型や構え方によって個人差がありますが、原則として「近すぎず遠すぎず」がベストです。自然と正しいアドレスの姿勢が取れている場合、グリップと身体の距離感も自然と適切になっています。

  • ドライバー ──こぶし2個分/腕とシャフトの角度は約120度
  • フェアウェイウッド・ユーティリティ ──こぶし1.5〜2個分
  • アイアン(ロング〜ミドル) ──こぶし1.5個分
  • アイアン(ショート)・ウェッジ ──こぶし1個〜1.5個分(やや近め)
  • パター ──個人差が大きいため自分の構えやすさ優先

番手が短くなるほど、身体とグリップの距離も近くなるのが基本ルールです。

6.3. 腕の三角形と両肘を下に向けるコツ

アドレス時の正しい腕の向きとしては、リラックスした状態で両肘を下に向けます。両肘を軽く締めてアドレスをすることが、スムーズなスイングの前提条件になります。

初心者に多いのが、腕をまっすぐ伸ばすことを意識し過ぎた結果、アドレスで両肘がそれぞれ外を向いているケース。肩などの上半身に余計な力が入ってしまい、スイングのバランスに悪影響を及ぼしてしまうので注意しましょう。

軽く伸ばした腕と両肩と手首を結んだラインで、三角形を作るイメージが重要です。

腕の三角形を作るゴルフ アドレスの基本

クラブを持った腕がつくる三角形を変えないように振る、というのが良いスイングのポイントになります。アドレスで力を入れて伸ばすのはNG。「軽く伸びた状態で脱力」が理想の形です。

アドレス時に腕や肩に力が入ると、不自然なほどにハンドアップやハンドダウンになってしまうので、あくまで自然体で腕を完全脱力してください。

7. アドレス 手の位置のセルフ診断──4つのチェック法

ここまでの原則を頭で理解しても、実際に自分のアドレスが合っているかは確認しないと分かりません。練習場や家の鏡でできる4つのセルフ診断法を紹介します。

7.1. 左手一本素振りで自然な位置を探す

クラブを左手一本で持ち、力を抜いて素振りを数回。振り終わった後にクラブヘッドが自然に止まった場所が、あなたの体型に合った「手の位置」です。

頭で「左股関節の内側」と考えるより、実際に振って体で探すほうが正確に見つかります。特に身長や腕の長さが標準と違う方は、このドリルで自分だけの正解ポジションを特定しましょう。

7.2. 正面・後方・上からの3視点チェック

鏡やスマホのタイマー撮影で、3つの視点からアドレスをチェックします。

  • 正面から ──腕が地面に垂直か/左手が左股関節内側にあるか/三角形が作れているか
  • 後方(飛球線後方)から ──ハンドアップ/ハンドダウンになっていないか/背中が丸まっていないか
  • 上(真上)から ──両肩のラインがターゲットラインと平行か/右肩が前に出ていないか

3視点で撮影するとアドレスの欠点がすぐに分かります。一人ラウンド前の習慣にすると上達が加速します。

7.3. 右肩の開きと目線の固定をチェックする

アドレスで右肩が左肩より前に出ていると、スイング軌道がカット(アウトサイドイン)になり、スライスやプルの原因になります。両肩はターゲットラインに平行、右肩はやや下がる程度が正解です。

また、目線はボールの上方を見続け、スイング開始までキープしましょう。アドレス時点で目線がぶれると軸もぶれ、手の位置が再現できなくなります。

7.4. クラブのライ角と手の位置のズレを確認する

身長や腕の長さが標準と大きく違う方は、クラブのライ角が合っていないために手の位置が崩れているケースがあります。

  • ソール(クラブ底)のトゥ側が浮いている ──アップライト過ぎ(手が上がりすぎ)
  • ソールのヒール側が浮いている ──フラット過ぎ(手が下がりすぎ)
  • ソールが地面にピタッと付く ──ライ角が合っている理想状態

インパクトラベル(ソールにシールを貼って打つ)で接地の痕を確認するのが簡単です。合わないクラブを無理なアドレスで使うと手の位置が崩れ続けるため、ショップでライ角調整を依頼するのも有効な解決策です。

8. スイングでの正しい手の通り道(ビジネスゾーン)

アドレスで決めた手の位置を、スイング中もキープし、インパクトで再現することが安定ショットの条件です。

スイングでの正しい手の通り道としては、アドレスで定めた手の位置からバックスイング、ダウンスイングを行い、インパクトの瞬間には手がまたアドレスと同じ位置に戻ってくることが重要です。

また、インパクトの瞬間に手がクラブより先行しすぎたり、逆にクラブが手より先行しすぎると、スライスやフックの原因となってしまいます。

正しい手の通り道(インパクトでアドレスに戻る)

手の通り道を一定にするためには、アドレスの状態から手首の角度を固定し、腕と肩でできた三角形を崩さないよう、まっすぐスイングを行う意識を持つことが大切です。

手の軌道を一定にするために特に意識すると効果的なのが、「ビジネスゾーン」です。

ゴルフのビジネスゾーン(腰から腰の範囲)

「ビジネスゾーン」とは、スイングの腰から腰の範囲のことです。この範囲を正しい形でスイングできるようにすることで、ミスショットを格段に減らし、安定したスイングができるようになります。

  • 膝の角度 ──アドレスからインパクトまで一定にキープ
  • 腰の角度 ──前傾角度が変わらないよう保つ
  • 首の角度 ──頭の高さを変えない
  • 腕の三角形 ──両肩と手首で作る三角形を崩さない

これらを一定に保ちながら、腰の高さから腰の高さまで何度もスイングを繰り返し練習することで、安定したスイングを手に入れることができます。

ビジネスゾーンの腰から腰のスイング

ビジネスゾーンの練習方法についての詳細は、こちらの記事を参考にしてみてください。

9. ゴルフ アドレス 手の位置のよくある質問

Q1. ゴルフのアドレスで手の位置はどこが正解ですか?

正しい前傾姿勢から肩を脱力し、自然に腕が下がった位置でクラブを握った場所が正解です。身体の部位で言えば、左手が左太もも(左股関節)の内側にくる状態です。この位置はドライバーでもアイアンでも共通で、結果的に軽いハンドファーストの形になります。

Q2. ドライバーとアイアンで手の位置は変えるべきですか?

原則は同じ「左手=左股関節内側」で変えません。ただしドライバーはボール位置が左足かかと延長、アイアンは中央〜左寄りなので、クラブの長さと合わせて結果的にハンドファーストの強度が変わります。番手ごとに手の位置を意識的に動かす必要はなく、ボール位置を変えるだけで自然と最適な形になります。

Q3. グリップエンドはヘソと左股関節のどちらを指すのが正しいですか?

左股関節を指すのが正解です。ヘソ指しは体の中心に手がきてハンドレイトになり、インパクトでロフトが寝てしまい飛距離ロスやダフりの原因に。左股関節指しにすることで軽いハンドファーストが自動的に作れ、ダウンブロー(アイアン)・アッパーブロー(ドライバー)の両方が自然に生まれます。

Q4. アドレスでハンドファーストとハンドレイトはどちらが良いですか?

軽いハンドファーストが正解です。強すぎるハンドファースト(ハンドファースト過多)はフェースが開きスライスに、ハンドレイトはダフりやトップ、インパクトでクラブロフトが寝て飛距離ロスに直結します。アドレスではグリップエンドが左股関節を指す程度の軽い先行に留めましょう。

Q5. アドレス時に体とグリップの距離はこぶし何個分が目安ですか?

ドライバーはこぶし2個分、アイアン(ロング〜ミドル)はこぶし1.5個分、ショートアイアン・ウェッジはこぶし1個〜1.5個が目安です。ただし体型や腕の長さで個人差があるため、自然な前傾姿勢で腕を完全脱力したときに手がくる位置を基準に微調整してください。

Q6. アドレスで腕は伸ばすべきか、力を抜いて垂らすべきですか?

力を抜いて垂らすのが正解です。腕を意識的に伸ばすと肩に力が入り、スイング中の三角形が崩れます。理想は「軽く伸びた状態で脱力」。両肘は下に向け軽く体に近づけ、肘が外を向かないようにすると、スイング中も安定した形をキープできます。

10. まとめ──手の位置が決まればショットの安定度は一気に上がる

ここまで読んでいただいた方には、ゴルフクラブと身体を唯一つなぐ場所である「手」の位置が、安定したショットを生み出すためにとても重要であることを、お分かりいただけたと思います。

要点をおさらいします。

  • ゴルフ アドレス 手の位置の正解は「左手=左股関節内側」で全クラブ共通 ──前傾姿勢ができれば自動的に決まる
  • 身体とグリップの距離はドライバー=こぶし2個分、アイアン=こぶし1.5個分 ──番手が短くなるほど近くなる
  • 手の位置の正解は「軽いハンドファースト」 ──強すぎるHFもハンドレイトもNG
  • ハンドアップ/ハンドダウン/棒立ち/反り腰/膝曲げ過ぎ/脇開きの6類型に注意 ──症状→原因→修正で直せる
  • 自分に合う位置は「左手一本素振り」+3視点チェックで特定できる ──体型に合わせた微調整が可能

スイングの軌道を一定に保ち、自分の狙った方向にボールを飛ばすためには、アドレス時の手の位置を意識することが非常に重要です。手の位置を意識しながら繰り返し練習することで、あなたのショットは見違えるように安定するでしょう。

また、手の位置が決まっても「正しいスイング」ができていないと球筋は安定しません。正しいスイングを基礎から身につけることが、何よりのミス対策になります。

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この記事を書いた人

【この記事を書いた人】1976年2月生まれ。プロゴルファー兼レッスンプロ。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄から、100が切れないアマチュアゴルファーから絶大な支持を得ている。上達のヒントが毎朝届くメールマガジン「ゴルフライブ」の人気講師。
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