「手首をしっかり返して!」――ゴルフのレッスンや動画でよく耳にする言葉ですよね。でも、いざ自分で意識して手首を返そうとすると、フックが出たり、逆にスライスしたり……。「結局、手首は返すべきなの?返さないべきなの?」と混乱した経験はありませんか?
実は、ゴルフ界では長く「手首は返す派」と「返さない派」で意見が分かれており、トッププロでも考え方が違います。芹澤信雄プロは「本来は勝手に返るもの」と語り、欧米のレッスン理論ではノーリストターンが主流。一方で日本の多くのレッスンプロは「フォロースルーで手首を返しましょう」と教えます。
ただし、両派の主張をよく見ると結論は同じに行き着きます。それは、「正しいスイングができていれば、手首は意識しなくても自然に返る」ということ。手首を返すかどうかではなく、自然に返るスイングが作れるかどうかが本質です。
そこでこの記事では、小原大二郎プロ監修のもと、アドレスからフィニッシュまでの6ステップで分かる正しい手首の使い方、両派の主張と本当の答え、返すタイミング、返しすぎたときの修正法、ドライバー・アイアン・アプローチ・パター別の手首の使い分けまで解説します。
小原大二郎

“ざっくり言うと…”
- 正しい手首の使い方は6ステップで身につく──アドレス・テークバック・ダウンスイング・インパクト・フォロー・フィニッシュ
- 「返す派」と「返さない派」の結論は同じ──正しいスイングなら手首は自然に返ります
- 返すタイミングはおへその前──体の正面でフェースがスクエアになるのが理想
- 意識的に返しすぎるとフックの原因に──返さなさすぎるとスライスの原因に
- ドライバーは柔らかく、アイアンはハンドファースト、パターは手首固定──クラブで使い分け
- 「ハーフスイング」の練習が手首返しの近道──書籍ザ・ビジネスゾーンp110第3章に詳しく記載


目次
1. スイング中の正しい手首の使い方6ステップ
1.1 アドレス時は左手首を左股関節の前に
1.2 テークバックの手首はコックから固定する
1.3 ダウンスイングはハンドファーストを意識
1.4 インパクト時も手首の角度はキープする
1.5 フォロースルー時は手首を折らないよう意識する
1.6 フィニッシュ時の手首は流れと勢いを保つ
2. 手首は「返す」?「返さない」?論争の真実とタイミング
2.1 「手首を返して!」と言われる2つの理由
2.2 「返す派」vs「返さない派」の主張比較
2.3 本当の答え:手首は「自然に返るのが正解」
2.4 手首を返すタイミングは「おへその前」
2.5 手首を返しすぎるとフックに、返さないとスライスに
3. 手首の返しを身につける5つの練習法
3.1 左サイドの重心をキープする
3.2 手首は「返す」のではなく「回す」
3.3 ボールを打った後、顔を上げない
3.4 スプリットハンドドリル
3.5 タオルドリル
4. クラブ別の手首の使い方【ドライバー・アイアン・アプローチ・パター】
4.1 ドライバー:柔らかく使い、シャフトのしなりを活かす
4.2 アイアン:手首の角度をキープしてハンドファースト
4.3 アプローチ:手首は固定して肩で振る
4.4 パター:手首を完全に固定し肩・胸・背中を意識
1. スイング中の正しい手首の使い方6ステップ


正しいスイング中の手首と言っても、スイングの流れによって、理想の手首の位置や角度は変わります。アドレスからフィニッシュまでをひと続きで捉え、各局面でどう手首を使うのが正解か、6ステップで整理しました。





理想の手首の位置を押さえて、次の練習に活かしましょう!
6つのステップを1ステップずつ、どのようにスイングを行えばいいのか、意識すべきポイントを「書籍ザ・ビジネスゾーン」でより詳しく初心者の方でも分かりやすく解説しています。(詳細はこちら)
1.1 アドレス時は左手首を左股関節の前に







手首の使い方で大切なのは、ショット前の手首の位置と向きです。両腕を伸ばすことによって、自然と左手は左股関節の前に来るようになり、キレイな構えができるようになります。



こうした意識を持った素振りを毎日繰り返すことで、自然なアドレスが身につきます。



手首の使い方の前にまず、グリップの握りや正しくアドレスを取ることが出来るようになりましょう。詳しい握り方の種類や方法、アドレスの取り方は「書籍ザ・ビジネスゾーン」p42第2章でより分かりやすく解説しています。(詳細はこちら)
1.2 テークバックの手首はコックから固定する







ドライバーとアイアンは、つい飛距離を伸ばそうとして力いっぱい振り切る方が多いですが、力いっぱい振ることでコック中の左手首の角度が変わってしまっている方が多いです。
コックは「作る」より「保つ」意識が重要。テークバックで作った角度を、ダウンスイングで体の正面に来るまで解放しないことで、ヘッドが鞭のように走り、ヘッドスピードが上がります。
テークバック・バックスイング時に気をつけなければならない点は手首の角度以外にもいくつかあります。詳しい説明は以下の記事に掲載されていますので、こちらもご覧ください。
→→→プロゴルファー監修!「ゴルフ初心者がスイングを最短で身につける5ステップ」を読んでみる
1.3 ダウンスイングはハンドファーストを意識







どのクラブでも、クラブヘッドより手元が先行している状態のハンドファーストであることは大切ですが、ダウンスイングでは特にハンドファーストが重要になります。アドレスからインパクトまで、常にハンドファーストでいることを心がけてください。



このとき大事なのが、ダウンスイングの早い段階でコックがほどけてしまう「アーリーリリース」を避けること。アーリーリリースになると、ヘッドが手元より先に出て飛距離をロスし、スライスやダフりの原因にもなります。
さらに詳しいダウンスイングとハンドファーストに関しては、「書籍ザ・ビジネスゾーン」でより詳しく解説しています。(詳細はこちら)
1.4 インパクト時も手首の角度はキープする







インパクト時も、テークバック時と同様に、力いっぱい振り切った結果、手首の角度が変わってしまう方が多くいらっしゃいます。手首の角度が変わってしまうと、思わぬスライスやダフりを引き起こしてしまうので、手首の角度はキープしましょう。
1.5 フォロースルー時は手首を折らないよう意識する







フォロースルー時に、手首を甲側や手のひら側へ折ってしまうと、左にボールが飛ぶミスをしやすくなってしまうので注意してください。
また、フォロースルー時では「手首を返そう」という言葉をよく耳にしますが、プロゴルファーの意見やゴルフの雑誌では「手首は返さなくても良い」という理論もあり少し複雑です。手首をあえて返そう返そうとするとスイングが乱れてしまい、結果的にミスを誘発してしまうこともあるのです。正しいスイングが出来ていれば、手首は自然と返るものです。



「ハーフスイング」をマスターするために効果的な練習法は「書籍ザ・ビジネスゾーン」p110第3章【ビジネスゾーンを極める】に詳しく記載しています!
1.6 フィニッシュ時の手首は流れと勢いを保つ







つい、スイングでフィニッシュまで来ると「右に行っちゃう!」「左に行っちゃう!」と考えてしまいがちですが、こうなると無意識に手首に力が入ってしまったり、逆に抜けてしまいます。力が入ったり抜けてしまうと、せっかくのフォロースルーまでの流れや勢いが変わってしまい、最後の最後でスイングが台無しになってしまいます。
「右や左に行く!」と考えてもフォロースルーまでの流れと勢いを保った、自然で綺麗なフィニッシュを迎えられるようになりましょう。自然で綺麗なフィニッシュを迎えるコツは、自分のスイングに自信を持つことです。



また、自分のゴルフスイングは、iPadやiPhoneなどでもしっかり撮影して、客観的に把握しておくこともオススメです。



より具体的に正しくフィニッシュするために意識するべきポイントやコツを知りたい方は「書籍ザ・ビジネスゾーン」p163「疎かにしてはいけないフィニッシュ」を読んで、綺麗なフィニッシュを手に入れましょう。(詳細はこちら)
2. 手首は「返す」?「返さない」?論争の真実とタイミング
「ゴルフは手首を返すべきか、返さないべきか」――この論争はトッププロでも意見が分かれる、ゴルフ界の永遠のテーマです。ここでは、両派の主張を整理した上で、本当の答えと「返すタイミング」「返しすぎたときのサインと修正法」までまとめて解説します。


2.1 「手首を返して!」と言われる2つの理由
スイングでよく「手首を返して!」と言われるのには、以下の2つの理由があります。
- ボールの方向が安定するから──フェースの向きが揃い、スライスが減ります
- 飛距離が上がるから──手首のしなりがヘッドスピードを引き出します
手首をうまく返せると、フェースの向きが安定しスライスすることが無くなり、結果として飛距離アップが見込めるようになります。
2.2 「返す派」vs「返さない派」の主張比較
では、なぜプロの中でも意見が分かれるのでしょうか?両派の主張を整理してみましょう。
| 比較項目 | 「返す派」の主張 | 「返さない派」の主張 |
| 主な提唱者 | 日本のレッスンプロ多数 | 欧米プロ・ベン・ホーガン理論派 |
| 理論的根拠 | フェースを閉じてスクエアに当てる | 体の回転で自然にフェースが返る |
| 飛距離効果 | 手首のしなりでヘッドスピードUP | 無駄な動きを削ぎ再現性UP |
| 方向性 | 意識して返すことで方向性を作る | 体の回転に任せて方向性を担保 |
| 典型的なミス | 返しすぎてフック・引っかけ | 返らずスライス・押し出し |
こうして並べると、両派は違うことを言っているようで、行き着く先は同じであることが分かります。「フェースをスクエアに当てる」「体の回転を使う」――この2点はどちらの派も否定しません。
2.3 本当の答え:手首は「自然に返るのが正解」
結論を言うと、手首は「自然に返るのが正解」です。
意識的に「返そう、返そう」とすると、手首をこねる動きが入ってフェースの向きが暴れ、結果としてフックや引っかけが出やすくなります。逆に「返さないように」と固めすぎると、フェースが開いたまま当たってスライスや押し出しが出ます。
正しい答えは、正しいスイングを身につけて、結果として手首が自然に返る状態を作ること。具体的には以下の3つが揃えば、意識しなくても手首は返ります。
- 左サイドの壁ができている──体重移動が左に流れず、軸が立っている状態
- 体の回転が主役になっている──腕や手で振らず、肩・腰の回転で振っている状態
- コックを最後までキープできている──ダウンスイングでアーリーリリースしていない状態
「返すか返さないか」を悩むより、この3つを身につける方が結果的に近道です。
2.4 手首を返すタイミングは「おへその前」
「自然に返る」と言われても、感覚的に分かりにくいですよね。具体的なタイミングを伝えるなら、ボールが体の正面(おへその前)を通過するタイミングがフェースがスクエアになる瞬間です。
このタイミングで意識するべきは、「手首で返す」のではなく「右手のひらを地面側に向けてくる」感覚。右手のひらが下を向きながら体の正面を通過することで、自然にフェースがターゲットに対してスクエアになります。
インパクト直前で意識的にひねるのではなく、「右手のひらが体の正面でボールを叩きつけにいく」イメージ。これがプロゴルファーの言う「自然に手首が返る」感覚の正体です。
2.5 手首を返しすぎるとフックに、返さないとスライスに
「自然に返る」が分からないうちは、自分が「返しすぎ」か「返さなさすぎ」かを判断できると修正しやすくなります。代表的なサインは以下の通りです。
| 状態 | 典型的なミス | サイン | 修正法 |
| 返しすぎ | フック・引っかけ | フィニッシュで右肘が極端に左を向く | 体の回転を主役にして手首は付いてくるイメージで素振り |
| 返らなさすぎ | スライス・押し出し | フィニッシュで右肘が高く・フェースが空を向く | 右手のひらを地面側に向ける感覚で素振り |
| 正しい状態 | 方向性◎・飛距離◎ | 左肘が体に近く、両肘が同じ高さでフィニッシュ | その感覚をキープ |
自分のスイングを動画で撮影してフィニッシュ姿勢をチェックすると、返しすぎ・返らなさすぎが一目で分かります。
3. 手首の返しを身につける5つの練習法
ここでは、手首の返しを自然と身につけるための5つの練習法を紹介します。意識して返すのではなく、無意識に返るスイングを作るのが目的です。
- 左サイドの重心をキープする──左足の壁を作って手首が自然に返る環境を整えます
- 手首は「返す」のではなく「回す」──窮屈なスイングから解放される意識改革
- ボールを打った後、顔を上げない──フェースを開かせない目線のコントロール
- スプリットハンドドリル──両手を離して握り、手首とヘッドの動きを連動させる定番ドリル
- タオルドリル──脇にタオルを挟んで手首のこねすぎを防ぐ感覚づくり
より実践的に手首返しができるようになりたい方は「書籍ザ・ビジネスゾーン」の第2章「理想のビジネスゾーンを作る」を読んで、さらに詳しいポイントや練習法を知ることをおすすめします。(詳細はこちら)
3.1 左サイドの重心をキープする
手首の返しは、左に壁があるイメージを持ち、自然と返せるようになりましょう。


フォロースルーの時点で、上の写真のように、左に壁があるようにイメージをして、左足をイメージの壁に沿って残し、重心をキープすることを意識してスイングをすると、手首は自然と返っている状態になります。
3.2 手首は「返す」のではなく「回す」
手首を「返す」という意識ではなく「回す」というイメージを持ちましょう。
手首を「返す」というと窮屈なスイングになりがちですが、「回す」イメージを持つと、窮屈なスイングから開放され、自然と手首が返しやすくなります。



3.3 ボールを打った後、顔を上げない
ボールを打った直後に、顔を上げないように意識しましょう。


ボールを打った後、つい顔を上げてしまうクセがある方が多いですが、顔を上げてしまうとフェースが開いてしまい、手首やボールが左右にブレやすくなるので、顔を上げないように心がけましょう。



3.4 スプリットハンドドリル
「スプリットハンドドリル」は、欧米のレッスン理論で定番の手首練習法です。両手をグリップ上で離して握り、ハーフスイング程度の振り幅でボールを打ちます。
このドリルのポイントは、両手の動きが分離することで、右手と左手それぞれの仕事が体感できるところ。バックスイングでは左手主導、ダウンスイングでは右手主導、インパクト後は両手が入れ替わる――この感覚を体に染み込ませることで、自然な手首返しが身につきます。
最初は7番アイアンで20〜30y打つ程度の振り幅から始めて、徐々に振り幅を大きくしていきましょう。
3.5 タオルドリル
「タオルドリル」は、両脇にタオルを挟んだままスイングする練習法です。脇が締まることで、腕だけで振るスイング(手打ち)を強制的に防げます。
手打ちが治ると、体の回転が主役のスイングになり、手首は体の回転に引っ張られて自然にターンするようになります。手首をこねる動きが減り、フックや引っかけのミスが激減するはずです。
タオルが落ちないように振れる範囲でハーフスイング → スリークォーター → フルスイングと段階的に振り幅を広げていきましょう。
4. クラブ別の手首の使い方【ドライバー・アイアン・アプローチ・パター】
同じ手首の使い方でも、クラブによって意識すべきポイントは少しずつ変わります。ここでは、ドライバー・アイアン・アプローチ・パター別に手首の使い方を整理します。


4.1 ドライバー:柔らかく使い、シャフトのしなりを活かす
ドライバーは手首を柔らかく使い、シャフトのしなりを最大限に引き出すのが基本です。
ドライバーは長くてしなるシャフトなので、手首を固めるとしなりが死んでヘッドスピードが落ちます。コックは深めに、リリースは体の回転に任せて、手首は鞭のように動かす意識を持ちましょう。
ただし、力みは禁物。グリップ圧は10段階で言うと「3〜4」くらいの軽さで握り、シャフトに仕事をさせるのがコツです。
4.2 アイアン:手首の角度をキープしてハンドファースト
アイアンはハンドファーストを強くキープするのが基本。手首の角度(コック)をインパクトまで保ち、ダウンブローでボールを打ち抜くイメージです。
アイアンは方向性と距離の精度が命なので、手首は柔らかく使うというより「角度をキープしながら体の回転で振る」のがポイント。ヘッドが手元より先行する「すくい打ち」になると、ダフリ・トップ・スライスの原因になります。
4.3 アプローチ:手首は固定して肩で振る
アプローチ(特に30y以下のショートアプローチ)は手首を固定して肩の回転だけで振るのが基本です。
距離が短いショットほど、手首の動きは結果に大きな影響を与えます。手首を使うと振り幅が変わってしまい、毎回距離感が違ってしまうのです。アプローチは「振り子のように肩だけ動かす」感覚で、手首は最後まで固定したままが理想です。
4.4 パター:手首を完全に固定し肩・胸・背中を意識
パターは手首を完全に固定し、肩・胸・背中を意識して打つことが大切です。「パターは手首や腕だけで打たない」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
パターは手首で打ってしまうと、毎回の打ち方が固定できず、結果にどうしてもブレが生じてしまいます。パターのコツは2つあり、個人差はありますが、肩と胸をいつもよりオーバーに動かすこと、そして背中を意識的に動かすことの2つです。これが出来るようになると、ヘッドの動きが正確になり、パターは改善されます。
またフィニッシュ時は、ボールが入る入らないに関わらず、ボールが止まるまでポジションを保つようにしましょう。パターでのミスの大半の原因は、ボールをしっかり打たずに上体を起こしてしまうことです。ボールが止まるまでは、その場でボールを目で追うようにしましょう。
パッティングに関する更に詳しいことは、『【動画で解説】ゼロから解説!10打縮めるパターの打ち方』でご紹介していますので、あわせてご覧になって下さい。
5. 手首の返しがより重要になる場面
ライの悪い場所(傾斜地などの足場が悪い地点)のボールを打つ場面では、インパクト時の手首の返しは特に重要になります。
プロゴルファーの意見やゴルフの雑誌では、手首は返さなくても良いという理論もありますが、基本的にはキレイに手首が返せるとスコアが伸びます。特にライが悪い場所など、ダウンスイングで強く打ち抜く際には手首の返しが必須となるので、先ほどご紹介した『3. 手首の返しを身につける5つの練習法』を押さえて、キレイに手首が返せるようになりましょう。
6. 手首の使い方に関するよくある質問(FAQ)
Q1. ゴルフで手首は返す?返さない?どっちが正解?
結論は「自然に返るのが正解」です。意識的に返そうとするとスイングが乱れフックの原因になります。逆に返さない意識でも、正しいスイングができていれば体の回転に伴って自然と手首は返ります。返す返さないは結果であって目的ではありません。
Q2. 手首を返すタイミングはいつですか?
ボールが体の正面、おへその前あたりを通過するタイミングで自然に手首が返ります。インパクト直前で意識的に返すのではなく、正しい体の回転とリリースの結果として、その位置でフェースがスクエアになるのが理想です。
Q3. 手首を返しすぎるとどうなりますか?
強いフックや引っかけ、左へのミスショットの原因になります。返しすぎるサインは、フィニッシュで右肘が極端に左を向く・打球が必要以上に低く左へ曲がる、などです。修正には体の回転を主役にして、手首は付いてくるイメージで素振りすることが効果的です。
Q4. ドライバーとアイアンで手首の使い方は違いますか?
基本は同じですが、感覚に違いがあります。ドライバーは手首を柔らかく使ってシャフトのしなりを最大限に活かすイメージ、アイアンはハンドファーストを強くキープしてダウンブローに打ち抜くイメージです。アプローチとパターは手首をできるだけ固定し、肩の回転で振るのが基本です。
Q5. 手首の角度をキープするコツはありますか?
コックを「作る」より「保つ」意識が重要です。テークバックで作った角度を、ダウンスイングで体の正面に来るまで解放しないこと。これを身につける練習が「スプリットハンド(両手を離して握る)ドリル」で、手首の動きとクラブヘッドの動きが連動する感覚を養えます。
7. まとめ
ゴルフのスイング中の手首は、「自然と返せるようになる」ことが大切です。意識的に返そうとするのではなく、正しいスイングを身につけることで結果的に手首が自然に返る状態を作りましょう。
今回押さえておきたいポイントを最後に整理しておきます。
- 手首は6ステップ(アドレス〜フィニッシュ)の流れで使う──各局面で意識すべきポイントが違います
- 「返す派」「返さない派」の結論は同じ──正しいスイングなら手首は自然に返ります
- 返すタイミングはおへその前──体の正面でフェースがスクエアになる感覚です
- クラブで使い方を変える──ドライバーは柔らかく、アイアンはハンドファースト、アプローチ・パターは固定
- 練習はスプリットハンドドリルとタオルドリルが定番──意識ではなく体に覚えさせます
ゴルフの基本となる要素をそれぞれマスターしていくことで、よりよいスイングを作り出していくことが可能です。最低限おさえておくべきスイングの基本に関しては、以下の記事に記載されています。ゴルフ初心者の方はもちろん、今一度基本を確認しておきたい経験者の方にもおすすめの記事ですので、ぜひチェックしてみてください。
→→→プロゴルファー監修!「ゴルフ初心者がスイングを最短で身につける5ステップ」を読んでみる
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プロゴルファー古閑美保プロフィール(2008年、賞金女王)
11歳からゴルフを始め、中学生の時に日本ジュニア選手権で優勝。高校では全国高校ゴルフ選手権春季、秋季を連覇。国内プロデビューは2001年「日本女子オープン」で、03年には「ヨネックスレディス」、「大王製紙エリエールレディス」で優勝。04年も1勝。06年はシーズン序盤から優勝争いを演じ、「スタンレーレディス」では7ホールにわたるプレーオフを制して優勝。「マスターズGCレディース」も制し、03年以来の年間2勝を挙げた。 07年は最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を制し、国内メジャー初勝利。08年には「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」連覇を含む年間4勝を挙げ、賞金女王に輝いた。※写真は、ゴルフライブ社(当社)主催「ゴルフライブサミット」より



















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